ソードワールドからのキャラクタ移植リプレイ


目次


ソードワールドからのキャラクタ移植リプレイ


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                /    BY 「いつもオチない」しゅぺる    / 
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  著述 :しゅぺる少尉
  リライト :sf

さあ始めよう

しゅぺる
「はじめまして。今回移植を受けるのは、こちらのラルル さんです」
ラルル
「どもどもぉ」
しゅぺる
「ではラルルさんのデータを」
ラルル
「じっくり見てねっ!」

   A       B     器用度  ボーナス          ラルル・フラットゥ
 [ 5 ] + [ 10] = [15] --- +[2]
                                             人間    女
   C             敏捷度
 [ 5 ] +   B   = [15] --- +[2]             [  2200] ガメル

           D      知力 
   C   + [ 6 ] = [11] --- +[1]          経 験 点   [ 1000 ]
                                         冒険者レベル [  1  ]
   E       F      筋力 
 [ 7 ] + [ 11] = [18] --- +[3]       技能名             レベル
                                          [  バ ー ド  ]    [ 1 ]
   G             生命力                   [ ファイター ]    [ 1 ]
 [ 7 ] +   F   = [18] --- +[3]          [ プリースト ]    [ 1 ]

           H     精神力
   G   + [ 8 ] = [15] --- +[2]


ラルル
「どぉ?」
しゅぺる
「ラルルさん、冒険は初めてでしょうか」
ラルル
「そうだよぉ」
しゅぺる
「では早速移植を始めてみたいと思います」
ラルル
「ド、ドキドキしてきた」

§特徴

しゅぺる
「まずは特徴からです。ラルルさん、ご自分の器用度ボー ナスをご覧ください」
ラルル
「えっとぉ。器用度+2だね」
しゅぺる
「では次の表をご覧ください」

  表1.特徴とSWの能力値ボーナスとの関係

     特徴値  SWの能力値    意味
              ボーナス
     ----------------------------------------------------------------
      0     +1          特になにもありません。
      1     +2          普通より少し優れている。くせ程度。good。
      2     +3          かなり優秀。衆に秀でている。better。
      3     +4          圧倒的に優れている。卓越した能力。best。

しゅぺる
「器用度+2をこの表と照らし合わせてください」
ラルル
「トクチョウチが2で、普通より少し優れてる だってさ」
しゅぺる
「これを 器用:1 としてメモしておいてください」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:手先が器用:1


しゅぺる
「よろしいですか」
ラルル
「トクチョウチって何ぃ?」
しゅぺる
「コホン。特徴値とはたとえば器用だ、身が軽い、目がい いというキャラクタの特徴の程度を数値で表したものです。語り部では本来1〜5の5段階で表されるのです。わかりますか」
ラルル
「ねぇ、なんで『手先が器用』と書いて器用度と書かない の?」
しゅぺる
「器用度と書くだけでは分かりにくいからです。手先が器 用と表現することで内容が掴み易くなりますね。語り部ではイメージが全てですから」
ラルル
「じゃ、わたしは頭は普通だけど器用で敏捷だし、力と体 力はとってもあるから……」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:手先が器用:1 動きが素早い:1 女の割には力がある:2
   打たれ強い:2 辛抱強い:1


ラルル
「こんなところかな?」
しゅぺる
「うん、うまいね。ところで『打たれ強い』と『辛抱強い』 とは?」
ラルル
「生命力 と 精神力 のことだよ」
しゅぺる
「なるほど。飲み込みが早いですね」
ラルル
「あ、それも加えていい?」
しゅぺる
「どうぞ」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:手先が器用:1 動きが素早い:1 女の割には力がある:2
   打たれ強い:2 辛抱強い:1 飲み込みが早い:1


ラルル
「ありがとう」
しゅぺる
「あと……私の評価も加えましょう。ラルルさんのソード ワールドのデータには現れていない部分についての評価も特徴で表すのです」
ラルル
「けっこうドキドキ」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:手先が器用:1 動きが素早い:1 女の割には力がある:2
   打たれ強い:2 辛抱強い:1 飲み込みが早い:1
   かわいい:2 小柄:1 ショートカット:1 綺麗な瞳:1
   子供っぽい声:1


ラルル
「ず、ずっとそんなふうに見てたんですか?」
しゅぺる
「い、いや……」
ラルル
「……(上目使いに見ている)」

§技能

しゅぺる
「では気を取り直して技能の移植に移りましょう。次の表 をご覧ください」
ラルル
「はーい」

   表2.技能値とSWの技能レベルの関係

         (注)SWの技能レベル
          (1)ファイター、シーフ、セージ、レンジャー、バード
          (2)プリースト、シャーマン、ソーサラー


         技能値  SWの技能レベル  学生        熟練度
                 (1) (2)
          6     0      0                  初心者。
          7                                  へたくそ。
          8                    小学生      習い始め。
          9     1            中学生      一応基礎ができたあたり。
          10     2     1      高校生      9割のプロ。
          11     3     2      大学生      その道の専門家。
          12     4     3      大学院生    教授や院生。
          13     5     4                  非常に有能
          14     6     5                  指折りのプロ。
          15     7     6   ノーベル賞候補   飛びっきりのプロ。

しゅぺる
「この表と自分の技能レベルを照らし合わせて語り部での 技能値をメモして下さい」
ラルル
「いぇっさー」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
技能:バード:9 ファイター:9 プリースト:10


しゅぺる
「このままではわかりにくいですね。もっとくだけた言い 方に直さねばなりません」
ラルル
「どうすればいいの?」
しゅぺる
「あなたが信仰している神はなんでしょうか」
ラルル
「マーファだよ」
しゅぺる
「では、こんな感じです」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:マーファ信者:1
複合的技能:呪歌:9  護身術:9  ホーリープレイ(マーファ):10
行動系技能:
知識系技能:
生活技能 :
言語技能 :神聖語:9


しゅぺる
「複合的技能とは自分が知識と行動能力の両方を備えてい る技能のことです。またプリーストですから神聖語は必ず知っていますよね」
ラルル
「たしかにそうだね」
しゅぺる
「ファイター技能が護身術技能に呼び変えたのは、マーファ が無益な戦闘を禁止しているからです」
ラルル
「なるほどぉ。ところで行動系技能って?」
しゅぺる
「ラルルさんは子供の頃から得意なものがありますか」
ラルル
「料理ぃ!」
しゅぺる
「……かけっこが速いとか木登りが上手とかは?」
ラルル
「木登りなら子供の頃からどんな木でも登れたよ」
しゅぺる
「それはそれは。ぜひつけ加えましょう。行動系技能とは、 木登りとかのように特に知識と関係していない、体が覚えているような行動の事を言うんですね」
ラルル
「はーい、わっかりましたぁ」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:マーファ信者:1
複合的技能:呪歌:9  護身術:9  ホーリープレイ(マーファ):10
行動系技能:木登り:10
知識系技能:
生活技能 :料理:10
言語技能 :神聖語:9

ラルル
「ねぇ、料理って書いてある生活技能ってなにかな?」
しゅぺる
「生活技能とは生活に使用しているちょっとした技能を書 くような欄です。他には掃除とか乗馬とかも有り得ますね」
ラルル
「ラルルは冒険者だから馬に乗れるよっ。狩りもできるし 裁縫もできるんだらかねっ」
しゅぺる
「では生活技能に乗馬を追加しますね」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:マーファ信者:1
複合的技能:呪歌:9  護身術:9  ホーリープレイ(マーファ):10
行動系技能:木登り:10
知識系技能:
生活技能 :料理:10  乗馬:10  裁縫:9  狩り:10
言語技能 :神聖語:9

ラルル
「まだ空いているところがあるよ。知識系技能ってなにか な」
しゅぺる
「これは行動能力は関係しないけど知識だけ持っているよ うな技能を書く欄です。一般常識とか地理とかですね」
ラルル
「んん〜」
しゅぺる
「もっといろいろできることはありませんか。あるならど んどん付け足して下さい」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
特徴:マーファ信者:1 旅人:2
複合的技能:呪歌:9  護身術:9  ホーリープレイ(マーファ):10
          横笛:9
行動系技能:木登り:10
知識系技能:一般常識:9  地理:9
生活技能 :料理:10  乗馬:10  裁縫:9  狩り:10
言語技能 :共通語:9  神聖語:9

ラルル
「これくらいだねっ」

§余力総計

しゅぺる
「では今度は余力です。今まで書いてきたメモをみてくだ さい。技能の最高値はいくらですか」
ラルル
「んーと……10!」
しゅぺる
「では次の表と照らし合わせます」

       最高技能値      余力総計
       9以上          10
       12以上          15
       15以上          18
       17以上          20
       20以上          25

ラルル
「余力総計も10だね」
しゅぺる
「10を 体力 と 集中力 にわけてください」
ラルル
「じゃあ 体力5、集中力5でいいや」
しゅぺる
「一般人の標準の割り振り方と同じですね」

名前:ラルル・フラットゥ                                    性別:女
余力総計[10]  体力[5] 集中力[5]

しゅぺる
「ではいよいよ最終段階です。いままでのメモを参考にし て語り部用キャラシートに書き込んで下さい」
ラルル
「よーし、かきかき……」
しゅぺる
「できましたね。それでは見せて下さい」
ラルル
「どーだ!」

□□□□□□□□ 語り部 キャラクター記録用紙 電子版 □□□□□□□□
☆ソードワールド                                         テストキャラ
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 個人情報 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
☆氏名:ラルル・フラットゥ                                ☆性別:女
☆身長:わからない            ☆体重:忘れちゃったのよ
☆生年月日:ホントに知らない  ☆年齢:17歳だって母さんが言ってた
☆親族
 母
☆経歴
 吟遊詩人の子として生まれ、現在まで町から町へと旅して暮らして来た。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 余力 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
余力総計[10]           体力[5]     集中力[5]
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 特徴 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
社会的特徴:マーファ信者:1  旅人:2
身体的特徴:手先が器用:1  動きが素早い:1  女の割には力がある:2
      打たれ強い:2  かわいい:2  小柄:1  ショートカット:1
      綺麗な瞳:1  子供っぽい声:1
精神的特徴:辛抱強い:1  飲み込みが早い:1
その他特徴:
一時的特徴:
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 技能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
複合的技能:呪歌:9  護身術:9  ホーリープレイ(マーファ):10
          横笛:9
行動系技能:運動能力:8  自律:8
知識系技能:学業:7  一般常識:9  地理:9
生活技能 :料理:10  裁縫:9  乗馬:10  狩り:10
言語技能 :共通語:9  神聖語:9
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 所持品 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
衣類:防寒具
道具:父の形見の短剣
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§問題点など

しゅぺる
「すばらしい。これで完成です」
ラルル
「わーい! あ、でもお金は?」
しゅぺる
「語り部ではお金をいくら持っているかを細々とした数字 で扱う事はしません。どうしても表現したい場合は特徴に『お金持ち』や『貧乏』などを入れて下さい」
ラルル
「それに経験点はどうなるの? せっかく残してあるのに」
しゅぺる
「語り部では経験点による成長という概念はありませんか ら、闇に葬る以外に無いでしょう」
ラルル
「そ、そんな……」
しゅぺる
「他に何か」
ラルル
「ん〜、今のところそんだけ」
しゅぺる
「語り部ではプレイ中に特徴や技能を追加できますので、 今はこれだけできていれば十分です。成長なんかも参加者全員で相談して許可されたら技能の数値を変更するという形になります」
ラルル
「わっかりましたぁ!」
しゅぺる
「さて、疑問点が全て解消されました。これで移植は終了 です。ラルルさん、移植後の気分はどうですか」
ラルル
「とっても自分らしさを出すことができて、みんなにもっ と理解してもらえたんじゃないかなと思うと嬉しいです」
しゅぺる
「嬉しいといっていただければ私も手伝った甲斐がありま す。ではラルルさんのご活躍を祈りながら、今日はこれにて……」

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