吹利県の歴史


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吹利県の歴史


吹利の名家の五行対応

 以前思い付いてメモしてあったんですが、吹利の名門として設定されている
幾つかの家系に、いつのまにか五行対応に近いものができていました。
 ちょっとずれてますけどねぇ。

家名	,五行	,霊獣	位置		,神社
神座	,水	,玄武	,北の上代郡	,神座神社
伊吹	,金	,白虎	,西の伊吹山	,伊吹神社
皆上	,木	,青竜	,		,井池神社
紅雀院	,火	,紅雀	,南の春日の丘	,春日神社?
???	,土	,黄龍	,		,

 黄龍は不明です。葛城はちょっと位置的にはずれているみたいだし。

 伊吹は風なんでちょっと違うかなぁ。
 神座も水ではなさそう。石ですからね。
 皆上は水なんですよねぇ。一応は。今の本拠は霞山だから遠い南か。
 まあ、一致しすぎないのもまた一興かな。


吹利の地勢

 吹利市は大阪側の周囲半分を吹利山、伊吹山、寄神山、霞山、の四つの
山に囲まれていますが、この山の配置ですと、吹利市周辺の位置は風水的
に見て地脈(竜脈)の集中するポイントになります。
#因みに、一番主な竜脈は清滝峠から伊吹駅を経由して吹利駅周辺に至
#る道路です。

 つまり、必然的に吹利市は大地の「気」の流れが集中する事になり、当然、
人間の生活も活気付き、町も発展しますが、同時に人にあらざる者、力持て
る者も活性化する事になります。

 特に、その竜脈の頭に当たるのが現在、「FLOWER SHOP Miko」をオープ
ンさせようとしている角地であり、過去、この場所で、お店をオープンしていた
店主たちは、良いに付け、悪いに付け、大きすぎる竜脈の力の余波をもろに
受けてしまい、お店も長続きしなかったようです。
 で、前述の「尊暴走事件」の為、転居先を探していた十兵が、そこの「地脈
封じ」をする事を条件に、不動産屋から只同然の家賃でそこを借りる事になっ
たのです。
#二十歳そこそこの娘がお店を出す事が出来たのは、建物丸ごと借りても
#家賃が無茶苦茶安いからなのでした。(^^)
#地脈封じとは、尊がそこに住むことにより、竜脈が封じられ、力の流れが安
#定したものになり、周囲への悪影響を押さえるのです。

 …で、ベーカリー楠の周辺は、特に竜脈の頭に近い事もあり、自然に相応
の力を持ったものが集まってしまった……と。


 明治以降の吹利市が葛城市に比べて停滞していた傾向があったのは、なんらか
の封印の影響があるという話を考えていたんですよね。吹利→封里という連想が
中国文化の影響下で(超古代文明の系譜を継ぐ)古都であった吹利を、類外の廃棄
場・危険な存在を封ずる場所として利用していたというアイデアです。

 高度成長期のあとで吹利に文化学術研究都市を設置する構想のなかで、吹利市
を都市として活性化するために紅雀院家などによるなんらかの処置があったと推
測されます。ちなみに現在の吹利文献都市中核部(近鉄吹利駅近辺から南西の伊
吹駅周辺にかけて)は、本来は紅雀院家の土地であったということになっていま
す。(;^^)


巻末


著述

 sf
 葵一


参考文献

 角川文庫『風水博士』荒俣宏著



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