現代日本の名前の決めかた
楠 : 狭間で使えるような名前生成ツールってありませんかねぇ? sf : ようは人間の名前を決めるわけですから、普通に人間の名前が載っ :ているものを活用するというのが一手です。 : 人名辞典とか、日本語変換FEP(もしくはIME)の人名追加データとか。 I.Tree : どこの家にも必ず一冊はある、ハローページは一つの手です。 : 実在の人名がごろごろしてますから。 : ただ、男性の方がやや多めなのが難と言えば難ですけどね。 sf : また、人名漢字表で名前が法的に実在しうるかチェックできます :ね。姓はこの制約には入らないんですが、名前は常用漢字+これら :284種の漢字しか使用できませんから。 I.Tree : 姓の方は、制約がないので、存在しない漢字を間違って書いてし :まうと、そういう戸籍になってしまいます。 : 実はわたしの家の戸籍は、父親が少々間違って書いた姓で、どん :な漢和辞典にも載っていない漢字となっています(^^; 南河 : しかし、漢字のかたちは決まっていても、読みは自由ですよね。 : そうでなければ、四月一日なんて名字は楽に読めるのになあ〜。 sf : 「常用平易なものにしなければならない」ので、あまりに変な読 :みは登録時に却下されることがあると思われます。 : ちなみに……。戸籍法施行規則関連の判例をみてみましたら、実 :は常用漢字と人名漢字以外の漢字を使用した名前が許される可能性 :もあるようです。(昭48(家イ)11469号) : 修正届けに「杏子」と書いてあったら、杏が当用漢字(当時)に無 :かったために勝手に「否子」と訂正されていたのに気がつかず、16 :年間生活していて、わかったあとで「杏子」に訂正すべく訴訟を起 :こし、認められたという吹き出してしまうような判例もありました。 : まったく、こんなネタ小説に出してもリアリティが無くなるだけ :だよなぁ。事実は小説より奇なり。(;^^) : 梨香とか沙理も枠外だったんですよね。杏も梨も沙も、現行法で :は人名漢字に入っていますけど。