狭間さまよえるもの達 人名録
- あいざっく
- ISSAC《コンピュータ名》
- 水島孝雄が作成した水島緑の脳に搭載されている戦闘補佐システム。
男性形の独立した人格を持ち戦闘時のデータ収集の他あらゆる物にア
クセスでき多彩な行動プログラムを有している。これにより水島緑は
より多彩な運動が可能となっている。
現在水島家の地下にある総合情報処理システム 「MULTIVAC(マルチ
ヴァク」とのリンクが可能になっておりリンクすることで情報網の拡
大が可能である。
マルチヴァク
- あいだ・かなみ
- 間かなみ《人名》
- 西生駒高校2年7組の女子生徒。オカルト研究会に所属。
好奇心(特にオカルト的な事柄に対して(が人一倍旺盛で、不確かな
ことは自らの体験で確かめようと即実行に移すタイプ。また、嫌なこ
とや困ったことがあっても、すぐにあっけらかんと忘れてしまう性格
らしい。そのせいか、生傷が絶えないが本人は気にしていないようで
ある。
同級生で同じオカルト研部員の桂真言とは、性格が正反対でありな
がら、比較的仲がいい。
- あおい・かるら
- 蒼井かるら《人名》
- 吹利学校高等部一年二組の学級委員。容姿端麗、成績上の上、運動
神経そこそこの完全無欠の優等生。ただし少しオカルティックな所が
あり、最近はタロットによる占いにこっている。
いい男と金には目が無い模様。
考え事をする際には目を閉じ集中するが、その時眉間に指をあて、
しわをよせる癖がある。
喫茶「葵」のマスタ−の娘で、葵の看板娘。
母親はかるらが3歳の時に行方不明、以来父子家庭で育つ。
腰まで伸びた黒い髪を首ぐらいの所でバレッタでまとめている。
あだ名は「かるら」「蒼井」時に「学級委員」。一人称は私。
- あかいし・りゅういちろう
- 赤石竜一郎《人名》
- 1997年現時点で60代半ばで、白髪の品のいい老紳士。
大企業の元重役で、趣味の化石集めからロックキーパーの力に目覚
めた。化石にかりそめの命を与える能力もあるものの、その命が失わ
れると同時に化石自体も破壊されるので封印している。
罠の書込みに引っかかって捕まりかけた所を磐戸に助けられて知り
合い、矢島のやろうとしていたことを聞き、自分自身の知的探求心か
らロックキーパーの組織化の後援者となることを約束した。
現在は古代情報に関してのデータベースサービスを行うネットワー
クを運営しており、現役時代に知り合った同好の人々の後援によって
かなり潤沢な資金力を持っている。
- あきやま・ゆたか
- 秋山豊《人名》
在田商事に入社後異能を引き出された人物。
未知の技術の用いられた品を直感的に理解することができる。
ただし、彼には霊的存在を感じる能力がないために霊的存在の関わる
品については完全に把握できない。
具体的に分かるのはその品の使い方といった電化製品の説明書程度の
情報。その異能を生かして超技術の解明にいそしんでいる。
155cm、26歳。
【余力】15 体力:5 集中力:10
【特徴】在田商事特殊開発部所属:1
吹利大学物理学部新谷ゼミ所属:1
眼鏡:1
まじめそうに見られる:1
【技能】会社員:9 研究者:12 運動能力:9 格闘:9 自律:10
学業:12
超技術の直感的理解:11
- あさい・もとこ
- 浅井素子《人名》
- ベーカリー楠でバイトをしている少女。出雲大輔の弟子で、アシス
タントも兼ねているらしい。オカルトマニアで、得意技は白魔術。
あるときはベーカリー楠の看板バイト娘。あるときは漫画家出雲大
輔のアシスタント。しかしてその実体は……なんてことはない普通の
白魔法少女☆(え?
ぜ魔法が使えるのかというと……今はまだ秘密なの☆
現在バイト先「ベーカリー楠」の店長、湊川観楠に片恋中。はてさ
て恋の行方はどうなることやら。
あ、そうそう「浅井 津名魅」なるハンドルネームで弾き語り通信
倶楽部に出没してるの。皆さんもよかったら顔を出して下さいね☆
(CV:山崎和佳奈)
- あたい《ハンドル名》
- 有事NETの会員。半RAM、半DOMで有名。
ネットにのってる使えそうなプログラムやら、グラフィックなどを
売りさばく商売をしている。月100万くらい稼げるらしい。
金づるのひとつがDink氏のツールプログラム。
相棒のノッコとともに、裏家業にはげんでいる。
- あだち・けんじ
- 安達健児《人名》
- 院の先輩に惚れてゼミに入って大変な羽目になった。ホスト顔でニ
ヒルな笑みが似合うものの、どこかずれて雰囲気がある。
卒業研究は高階環境モデルで、1996年4月からは紅雀院光学に勤め
ている。
- あやしげ・もとむ
- 綾重基務《人名》
- 平成七年一月初頭には、国立吹利学校高等部2年、「超常現象研究
同好会設立期成会」会長。
そこそこの運動神経、そこそこの学力と、どこにでも居そうな高校
生だが……「不思議なこと」に目がない。
夢は、イースター島に行ってモアイのてっぺんに登ること。
愛称は「もとむちゃん」「キムやん(名前の音読み)」等。
同好会設立を申し出て、人数不足ではねられたため生徒会には少々
遺恨を持つ。(逆恨みとも言う)
性格的には割と人望はあるが、たいていの生徒は彼の嗜好について
いけない。従って一般評は「面白いし、良いやつだけど、やっぱり変
なやつ」。
愛読書:菊池秀行「エイリアン」シリーズ。
- あやめ
- 綾女《道具名》
- 長谷川伴緒専用のガード。普段はチェーンブレスレットに封じて
あるが、コマンドワードで起動できる。
起動時の姿は身長170センチ程度の女性。鎧鉢巻姿で出てくること
が多い(巴御前のようなスタイルですね)。さもなければ水干に烏帽子
姿。
得物は長刀で、着物(鎧の下に着ているもの)の柄は菖蒲。仄かに
菖蒲の香りを漂わせており、『鬼を祓う』ために作られた存在である
ことがここからもうかがえます。
作成者は長谷川真名見。材料・製法は極秘です。
なお、彼女はあくまで言霊に縛られた存在ですので、木性=金属に
弱いという図式は必ずしも成立しません。
伴緒の命令にのみ従うように作られております。
【余力】18 体力:9 精神力:9
【特徴】コマンドワードを唱えない限り出てこない:2
伴緒のみに従う:3
女性形:1
鬼を祓うために作られた:3
鬼が嫌う香を身にまとう:3
鎧鉢巻姿または水干姿:2
【技能】鬼を祓う:15 長刀:15 弓:15 組み討ち:15 自律:11 - ありた・こうぞう
- 在田功造《人名》
政財界の重鎮の一人。在田グループの会長。在田商事の一代前の社長。
検挙されることはなかったものの多々の汚職事件等に関わっていた。
その気になれば多くの政治家を動かすことができる。
死に対して恐怖を抱いており、それを克服するための手段を探してい
る。彼自身は異能を持たない一般人である。77歳
【余力】18 体力:3 集中力:15
【特徴】政財界の黒幕:3 豊富な人脈:3 豊富な財産:3
在田グループ会長:4
不老長生への欲望:2
【技能】会長:15 運動能力:7 格闘:6 自律:11 学業:11
一般常識:11
人材運用:12
- ありた・だいじろう
- 在田大治郎《人名》
在田商事の社長。在田グループ会長、在田功造の息子。
未だ実権を手放そうとしない父親を疎ましく思っている。
第三開発部部長の坂井とは大学の同期で友人。
異能関係のものは一般人が扱うべきではないと考えている。
45歳、175cm。既婚で息子が二人いる。
【余力】15 体力:5 集中力:10
【特徴】在田商事社長:3 政財界に顔が利く:1 財産:2
体は健康:1
在田グループ次期会長の座をねらっている:2
超古代遺産や異能には手を出さない:1
【技能】社長:13 運動能力:10 格闘:9 自律:11 ゴルフ:11
学業:12
経済学:13
- いしだ・はるひこ
- 岩田晴彦《人名》
- 1996年度には新谷ゼミの四回生。ネットワークに精神を接続・没入
できるネットダイバーで、スーパーハッカー。いささか倫理観にかけ
る面がある。
- いしだ・マリ
- 岩田マリ《人名》
- 1996年度には新谷ゼミの四回生。帰国子女で岩田晴彦との血縁関係
は無い。西洋魔術を操る。イントネーションがちょっと変。
- いしぶき・しゅんざん
- 石吹峻山《人名》
- 1973年4月7日生まれ。 石吹流古流柔術の天才で、その伝承者。
身長182cm、体重70kg。
祖父と神社に住み込んでいる虎島綾香と暮らしており、吹利学校高
等部卒業と同時に、家督を継いで石吹神社の神主をしている。
父は現在行方不明で、母は三歳の時に死亡している。
もともと霊にとりつかれやすいために、妖気を感じとる能力が優れ
ている。祈祷によって妖物を追い払い、悪霊を取り払うなどの神通力
を発する事ができる。
さわやかな印象を与える風貌で、誠実そうに見える。また、着痩せ
するタイプで、見た目よりはるかに筋肉質である。。
義理がたくて温和だがずいぶんとにぶいところもある。
日課は境内の掃除。常に神主の衣装を纏い、祈祷用具を手放す事は
ない。
高校の先輩である春秋重実の妹、彩子に石吹流柔術を教えている。
- いしぶき・たいぞう
- 石吹太蔵《人名》
- 1930年4月30日生まれ。峻三の祖父。
石吹峻山
- いずも・あきら
- 出雲彰《人名》
- 出雲大輔・勇人・若菜の父親。絵から召喚するだけではなくて彫刻
にも命を宿らせることができる。
出雲勇人
出雲若菜
出雲大輔
- いずも・だいすけ
- 出雲大輔《人名》
- 高校卒業後スキャナオペレータを経て少女漫画家となった。
出雲家に代々伝わる描いたものを実体化させる能力を会得している
のだが、不用意に召喚してしまって困った羽目に遭うたびに小学校時
代からの親友である高村文雄に資料にしてもらっている。
いろいろあって毎度担当編集者の亜紀を困らせている。
出雲勇人
出雲若菜
- いずも・ていうん
- 出雲鄭雲《人名》
- 掛け軸をはじめとした、絵で有名。色鮮やかだが派手はでしくはな
い独特の色使いで有名。
作品を二つセットで作る癖があった。
出雲大輔らの祖父の祖父。
出雲大輔
真耀書店真歴史新書の一冊『出雲鄭雲は忍者の末裔だった!!』では
彼は忍者の末裔であり、不可思議な術を行使して各地で退魔家業など
を行なっていたと言う。
- いずも・はやと
- 出雲勇人《人名》
- 出雲大輔の弟。吹利学校大学部理学部物理学科一回生。
出雲大輔
出雲若菜
かがと(神我人)のハンドルネームで弾き語り通信倶楽部に出没し
てことからも推測できるようにアニメマニアである。
お気楽ごくらくな兄「大輔」とは違い、生真面目で、几帳面。
価値観を兄に植えつけられたせいか、彼の言葉に絶対服従の姿勢を
刷り込まれてしまっている模様である。
商売人の家系である母方「山外(やまぞと)家」の血を濃く受け継い
だため、兄とは違う、数学的な才能を幼少の頃より伸ばすことになっ
た。父方の才能(召喚絵師)を継いだ兄と妹に圧倒されて悩む、天性の
理系人間。
受験勉強をそれほどしたように見えなかったのにもかかわらず、こ
の春見事に難関「吹利大学」に合格したのは、特殊能力を悪用したた
めという噂が、親族、友人など関係者の間でちらほらと流れている。
現在は大学に行ってゼミに侵入、夜遅くに帰って寝るという、本人
には幸せな幸せな生活を送っている。
- いずも・わかな
- 出雲若菜《人名》
- 出雲大輔・勇人の妹。性格的には大輔に似ている。
出雲大輔
出雲勇人
- いそうろう
- 居候《精神寄生体名》
- 本名発音不能、年齢不明、種族不明の精神寄生体。現在の宿主は豊
中雅孝。豊中に寄生するまでは神社のご神木に寄生して『寝ていた』。
豊中雅孝
普段は全く役に立たない、ミーハーでお喋りなだけの存在。ただし、
いざという時は役に立たないこともない(役に立つと言い切れないあ
たりがミソ)。
宿主が異能者である場合に限り、共鳴して戦闘予知(時間眼)を使用
することが可能。単体でも予知能力があるのだが、面倒くさがってほ
とんど使わない。
かつては『先見のヌシ』などと呼ばれ、神様扱いされていた事もあ
る、らしい。
- いのうえ・きょういちろう
- 井上京一郎《人名》
- 27歳。西生駒高校二年一組の担任で国語科の教師。
必殺技は「奥さんに黙って単車を買って、実家に帰られる」。
学校は勉強するためだけにあるんじゃないという考えのもとに、仲
間の林宏(数学担当)と共に有休をとれる限りとって旅行している。
- いぶき・しげざね
- 伊吹重実《人名》
- 伊吹神社の神主。結界の守護者のひとり。
【特徴】冷静:3
【技能】風の霊力:22 剣術:18 - いぶき・まなみ
- 伊吹愛魅《人名》
- 重実の娘。伊吹神社の巫女。結界の守護者のひとり。
【特徴】男性不信:2
【技能】他心通:18 剣術:15 - いわい・さくま
- 岩尉佐久間《人名》
- 吹利学校高等部一年生(平成六年度調べ)。
身長173cm、体重61kg。1994/08/07時点で16才。
防衛大学入学希望。
すこし四角い顔。居眠り常習犯で、失敗をごまかすのが巧み。非常
な軍事好きで、女好きとしても有名であり、ナンパの際に変な標準語
を使うことでも知られている。
国体で優勝できるほどの銃剣格闘術の達人だが、サバイバルゲーム
で身につけた技術なので、世には知られていない。射撃はもちろんの
こと軍事儀礼にも熟達し、軍事知識はかなり優れている。
空を飛ぶ事ができるという特殊能力を持つが、さすがの彼もその事
を他人に知られたくはないらしい。
軍用語に限定するならば英語が得意といえるが、テストの役に立っ
た事はなく、赤点を取って補習を受けている。
サバイバルゲームの時には迷彩服上下を着込み、 SUPER-FA-MAS(電
動)300連マガジンにプラスチックの銃剣を装着・使用している。
M93R(パワーアップ済)や、本物の銃剣を常に携帯しているた
めに、官憲、検問の類は徹底的に避ける。空軍礼服も所有している。
- いわさ・たくまろ
- 岩沙琢磨呂《人名》
- 軍隊格闘術の達人だが、サバイバルゲームで身につけた技術なので、
世には知られていない。射撃はもちろんのこと軍事儀礼にも熟達し、
軍事知識はかなり優れている。軍隊格闘術の訓練中に左腕に重傷を負
い、左腕の一部分をサイバーパーツ化して生き延びたことによって、
皮膚下がC15特殊鋼材でコーティングされている。本人が望んでやっ
たわけではないが、酷使しすぎて骨まわりの基本細胞からしてぼろぼ
ろになってしまっていたらしく、医者がよかれと思って特殊合金で骨
の周りを覆ってしまった。数ヶ月前にヤンキーのスクーターと衝突事
故をおこしたのだが、とっさに左手で防護した結果、相手がスクーター
ごと破壊され、半身不随の重傷を負った。本人の負傷は擦り傷と、防
護した左腕肩口の骨折のみであった。
軍用語に限定するならば英語が得意といえるが、テストの役に立っ
た事はなく、赤点を取って補習を受けている。軍用に限らず航空機は
好きで、そのためか動体視力や瞬間的情況判断力が優れている。パワー
アップ改造を施したエアソフトガンのベレッタM93Rや、本物の銃
剣を常に携帯しているために、官憲・検問の類は徹底的に避ける。ま
た、特殊能力として少しの索敵技能を持つ。あくまで少しであるから
して、コンクリ2枚貫けたら万歳程度。また、電波/精神波送受信が
可能である。携帯電話や携帯ラジオにSOS信号を発信したり、離れ
た場所にいる友人に無言で何かを伝えるなどといったことが、可能。
また、極度の宗教嫌いであるが、秘密結社「ロングだ! ロングが1
番だ!
だぁあ!
グだ!
対妖魔戦闘では、特殊技能を持たないために足手まといになりがち。
しかしながら、あるネットを通じて知り合った薬操術師の女性に作り
方を教えてもらった、「対妖魔弾頭」付きベレッタM93R用の弾倉
を常時2マガジン所持しているため、霊体の種類によっては応戦が可
能。この特種弾頭は60発ずつ2種で、妖魔に対して肉体的ダメージ
を与えるものと、霊魂に直接ダメージを与え、この世界に存在出来な
くしてしまうものとを所持する。霊などはあまり信じないたちである
が、最近妙なものが見え始める現象に悩まされており、常に対妖魔弾
頭を携帯している。実際に使った場合の効果は不明だが、この弾頭と
銃をまくらの下に敷いて寝るようになってからというもの、夢に変な
ものが出る現象は起っていないようだ。{普段からまくらの下やベッ
ドの下にエアガンをしまっている。たまたまそれと一緒にほおってお
いたのが、思わぬ結果を持ってきたようだが本人は知らない}対妖魔
弾頭以外に、対物破壊弾頭を所持する。ペイント弾と同じような構造
の中空のBB弾内部に、空気と触れ合ったら爆発する特殊薬品を仕込
んである弾頭で、10発程度生身の人間の顔に連射すると、首から上
は跡形もなく姿を消すであろう。暴発の危険性があるため、サイバー
化された左腕での射撃が基本となるが、利き腕でないため命中精度が
多少低下する。
【能力】 精神波含む電波操作。世間一般にテレパシーと呼ばれるも
のを標準技能としている。飛び交う携帯電話の電波を空中で
そのまま盗聴したり、ビルの配電盤から電話機を直接操作し
たりと、電波を自在に操る。電波関連の技能は、必要な時に
しか使わない。
:
技能は、普段からしょっちゅう使っている上に危険きまわり
ない。爆発性の弾丸や対妖魔用の弾丸などを装填したパワー
アップ済みエアガンを常に何丁か所持している。中でもM93R
と言うモデルの銃が大好きで、常に携帯している。それ以外
の銃はその日の気分で変わる。
エーションなどの為に銃剣格闘術を会得し、常にM9銃剣を
ズボンの後ろのベルトの部分に横に差している。
:
分があると言う、意外な特徴を持つがあまりそれを人前で誇
示したりはしない。
【性格】 スケベで、女の子と軍用機と酒には目がない。豊秋竜胆と
は完全にドツキ漫才の世界に浸っている。しかし、女性を大
切なもの、壊れやすい物として扱う不思議な側面を持ち合わ
せている。危機に面すると、本能的に女性を守ろうとする。
それ以外の時はいたっておちゃらけたキャラで、人のいうこ
とをあまり聞こうとしない。「そりゃぁねーぜ」が口癖であ
る。
- いわと・まもる
- 磐戸守《人名》
- ロックキーパーで、石の記憶から読みだした古代の呪術を習得して
いる。赤石古代情報サービスに所属。
石の記憶に罠の情報が仕掛けられる事件を調査に出かけた親友の矢
島陵の志をついで、罠を仕掛けている存在の正体を追跡している。
1994年の失踪時点では、守はまだロックキーパーとしての自覚はな
く、さほどの危機感もなく調査に向かった矢島陵を見送ったが、陵は
結局帰ってこなかった。陵の失踪が確認されてすぐ守はその足跡を追っ
たものの、石の記憶は巧妙に破壊されていたために追跡はできなかっ
た。唯一残っていたのは、陵の飼い猫ハファザだけ。ハファザの首輪
残されていた伝言から罠の書込みの特徴を知ることができたのが収穫
となった。
- いんべ・まさお
- 伊部正雄《人名》
- (1995/08/31には)21才。3月21日生まれ。
高校の時に、親の転勤に伴って間海市から吹利市に引っ越してきた
ために、今でも関西弁なまりの入った標準語でしゃべる。
国立吹利学校大学部四回。理学部物理学科新谷ゼミ所属。
どんな事実にたいしても順応性が高く、一度目には驚くが二度目か
らはまったく動じなくなるという特異な才能を持つ。
高村文雄の親友。神名友恵の家庭教師兼恋人? である。
特殊物理学の実験の余波を避けるために、新谷教授から吹利春日神
社の特別製のお守りを貰いうけている。(
料理が得意であるという隠し技がある。
一人称は「俺」。
なぜか、数学教師をめざしている。
- うーじー
- UZ《ハンドル名》
- 一人称は私。有事ネットの SYSOPのハンドルネーム。イスラエルの
サブマシンガンが好きで付けた名前である。
- うえき・さぶろう
- 植木三郎《人名》
- 実にうまく世を泳ぐ。無責任なのに嫌われないのは、この植木家伝
統の世渡りのうまさから来ている。
碁は、父が付き合いの為に連れて来た人に教わった。
「弾き語り部通信倶楽部」では、「酒井六郎」のハンドルを使って
いる。
また、学習のほうでは、典型的な文系人間。数学、理科は赤点の狭
間だが、国語英語は全国でもトップレベル(?)
- えふてぃ
- ft《ハンドル名》
- 100近いBBSを巡回する通信マニア。有事NETの会員。
ファンタジーRPGが好きなのと、イニシャルがF.T.なとこから付けた
安易なハンドルである。本名は高村文雄。
- えとう・ひろし
- 衛島大《人名》
- 糖鎖の分子構造をコンピューターで解析するのが研究課題、と言え
ば聞こえは良いが、ただ単にコンピューターで毎日遊んでいるだけで
ある。
プログラミングも、フォートランとBASICの基礎を少々操れる
だけで大した事は出来ないが、他にコンピューターをまがりなりにで
も扱える人間が居なかったばかりに今の研究課題を与えられてしまう。
そして、ようやく学内に LANが引かれた時、よりによってシステム
の管理者の仕事まで押し付けられる事になった。そのおかげで、時々
学外から迷いこんで来る謎のデータの処理などに追われ、研究どころ
では無くなってしまった。
有事ネットの会員であるため、困った時にはこれまでも他の会員に
色々アドバイスをしてもらったが、アルバイトとして宿直をしている
ため、多くて週に4回、ひどい時には週に1回しかアクセス出来ない
ので、結局のところはほとんど自力で解決することになってしまって
いる。
この現状をなんとかしようと、目下、宿直先からアクセスするため
にノートパソコンを買おうと目論み、貯金に励んでいるが、この試み
は既に3回失敗している。
学校での仲間内では、ど根性ガエルの「ひろし」から「ピョン吉」、
あるいは単に「ピョン」と呼ばれている。
有事ネットでのハンドル名は「DEVIL」であるが、「そのまんまじゃ
まずいだろう」という指摘を受け、「でび」で通している。
最近はたまにしか読んでいないが、かつてはオカルト雑誌「レムリ
ア」を毎月読んでいたため、かなりオカルト関係の知識は有る。
しかしこの頃はオカルトに懐疑的な意見を述べている本の方にも目
を通しているため、一般に超常現象と呼ばれている現象を見聞きして
も、素直に受け取る事が出来なくなってしまっている。
本人自身、幽体離脱や透視、予知夢の能力者なのだが、その能力が
発揮される条件がかなり特殊なため、単なる夢や偶然や気のせいだと
思い込んでしまっている。幽体離脱は昼間眠っている時に、金縛りの
後に起こる。透視は意識が朦朧としている時にのみ起こる。予知夢は
当然、眠っている時にのみ起こる。
さらに「実験者効果」とでも呼ぶべき特殊能力があり、目の前でい
わゆる超常現象のたぐいが起こされようとした場合、彼がその現象に
対して抱いている印象に応じて、阻害あるいは促進される。現在は超
常現象を信じていないためにこの能力は超常現象の発生を阻害する方
向に働く。
宿直から帰った日は有事ネットへのレス書きのために深夜遅く、時
には朝早くまで起きているので、翌日は極度の睡眠不足である。そう
で無い日も、軽度ではあるがやはり睡眠不足である。この寝不足には
自動的に発動する実験者効果による疲労も一役買っているらしい。
そのくせ、興味が有る事、特にゲームの事になると、寝食を忘れて
のめりこんでしまうほどの集中力を見せる。
オカルト関連の知識を得るためにこの方面の書籍をそこそこ買い込
んでおり、また商用ネットからもオカルト関係の情報を仕入れている。
また、かつてオカルト方面にのめり込んでいた頃に買った、タロッ
トカードと水晶、そして「レムリア」の付録で付いていた怪しげな道
具が、自宅の部屋にある。
ただし、書籍や物品は、部屋の中に物の怪でも居るのかと思えるく
らい頻繁に行方不明になるので、いつも使えるとは限らない。
喋るのは苦手な方だが、どういうわけか人当たりが良いらしく、特
に子供にはなつかれやすいみたいである。また動物にもなつかれやす
いようだ。
- えんの・ひめこ
- 炎野火命子《人名》
- 炎野家の長女。炎野火虎左衛門の妹にあたる。現在中学2年生。
操炎能力ではなく、消炎能力を持って産まれたために操炎術師の家
系を第一に考える父、燃太郎から疎まれている。
兄、火虎左衛門はそんな彼女が心配で毎晩彼女に電話をかけて話し
相手になっている&なってもらっている。
- おおた・よしお
- 大田良夫《人名》
- 34才の週間旭専属のカメラマン。紺野一郎と組んで仕事をしている。
【特徴】気難しい:1
【技能】カメラ:13 念写:10
- かがさき・えいじ
- 加賀崎栄治《人名》
- 加賀崎紅葉の(養)父。1997年9月時点で46歳。
北斗の加護を中核とする結界構築技術と、強力な金属変成能力を持
つ。
1952年には坂上家と共同で坂上金属研究所を開設、オルハリコンの
精製・加工技術の確立を目指して研究を行っていたが、五年後にある
事件により退社。その時に妻は死亡している。
- かがさき・くれは
- 加賀崎紅葉《人名》
- 加賀崎栄治の娘。実際には養子であるが、本人は知らなかった。葛
城大学理学部物理学科の二回生。趣味はオカルト小説とオカルト雑誌
の記事を読むこと・書くこと。
スプーン曲げに代表される金属変成能力をもち、1997年4月に葛城
大学オカルト研究会を創設、会長として活躍していた。
1997年9月の講義初めの時期に昏睡状態になり……。
- かがわ・あきこ
- 嘉川秋子《人名》
- 華魔羅と名乗り裏の予言者として高い報酬を取っている。
- かきつ・しゅうさく
- 家基津周作《人名》
- 平成七年一月時点では21歳。男。フリーアルバイター。
親が合気道の道場を開いているが、本人は趣味でそれ以外の様々な
格闘技などにも手を出している。
国立吹利学校の中等部に在籍する従妹がいる。
高等部を卒業した後、格闘技等の趣味の技術を会得するためフリー
アルバイターをしている。
今現在は吹利学校内の工事に土木作業員として従事している。
- かげまつ・こういち
- 蔭松孝一《人名》
- NTT妖事対策科職員にして代々続く影使い。電話にからんで起こ
る怪奇現象と日夜戦っている。
【余力】体力:8 集中力:10
【特徴】物静か:1 影使いの家系:2
【技能】影縫いの秘法:15 霊感:11 集金:10 日本語:10 - かずら・あやり
- 葛綾里《人名》
- 国立吹利学校高等部一年生。女の子。
自宅は法末の2軒となりである。法末常雅の幼なじみだが、彼とは
性格はまったく逆で、根っから明るい。
運動神経はそこそこだが、成績は上の中である。
容姿は誰がみてもかわいい。しかもおしゃれ。よってクラスの人気
者である。
趣味は多趣味で、いろいろと手を出している。今彼女がはまってい
るのは占いの本を読む事とパソ通とキーボードである。
愛読書は「ルーンの書」。
ニックネームは「カズ」や「アヤ」。一人称は私。
- かたやま・しんや
- 片山慎也《人名》
- 航空工学部を目指して、吹利学院高校に通う高校生。
一見見た目では女の子と見間違うほどの容姿の持ち主であるが、内
面は外見からは想像出来ないほどの軍事マニアであり、戦術戦略知識
が豊富である。政治や世界情勢に付いても結構詳しい。それだけでな
くモータースポーツや、飛行機などについてもけっこうマニア。アニ
メに関しても、本人は断固「マニアじゃない」と主張するが、他人か
ら見るとかなりきてるらしい。
明るくお祭好きなので、文化祭の時ぐらいしか活動しない生徒会の
活動に生徒会役員の友人を通じて助言をするようになったので、いつ
の間にか生徒会の黒幕的存在ととかしてしまっている。
クラブは放送部とPC研に所属、両方とも一目をおかれるくらいの
存在。
その他の部活動では将棋同好会に対抗する為に、友人達が作った
「チェス同好会設立準備会」のメンバーの一員である。これらの部活
動に出たいのではあるが、現在地獄のように毎日続く補習の為出席出
来なかったりしている。
本人はあんまり信じていないのだが、南北朝時代の河内の悪党、楠
木家の子孫らしい。それに関係するのか不明だが、予知出来たり、他
人の夢にも干渉したりする事が出来るようだ。
- かたやま・まりや
- 片山摩人耶《人名》
- 片山慎也の妹。片山伯耆流居合術の達人。
- かつらぎ・はるか
- 葛城遥《人名》
- (1995年1月時点では)国立吹利学校高等部二年、生徒会会長。綾重
のクラスメイト。
明るく元気な美少女である。背は高め。口と同時に手が出る。基本
的に親切で気がきくが、遠慮はしない。負けず嫌いで、一本気。敵に
まわしたくはないタイプである。
葛城財閥とは無関係である、と本人は主張しているが、実際にはど
うだか知る物はいないらしい。
- かつら・ことね
- 桂言音《人名》
- 桂真言の叔母(父の姉)。46才(平成7年度)、しかし年齢よりはかな
り若く見える。京都府南部に住む優れた符術士で、「巨椋一派」の一
人。
同志館大学考古学教室の田中教授の元で京都府南部の郷土史を研究
しており、助教授の職にも就いている。
- かつら・まこと
- 桂真言《人名》
- 県立西生駒高校2年3組の女子生徒。16才。(平成7年度)
大アルカナ22枚のタローからイメージされる任意の現象を、能力と
して具象化させることが出来る「カードマスター」。代々符術士であ
るが、分家の子である彼女は符術は習得せず、別の力として能力が開
花した。
彼女自身異能者であるが、占い等のオカルト趣味に傾倒している。
人当たりは穏やかでおとなしいが、「マイペース」「良く考え込む」
等の特徴が強く、周囲からは一目置かれている(一歩引かれている、
とも言う)。 二人兄妹の下に当たるため責任感はそんなに強くなく、
マイペースに拍車がかかっている。
行動は全般的に慎重。運動は苦手。
オカルト研に所属。 学校には駅の向こうより徒歩通学である。
- かとう・なおゆき
- 加藤直行《人名》
- 吹利出身とだけ分かっているカレー魔王を名乗る謎の男。実体は、
吹利県教育委員をわずか30歳で務める切れ者。
元々古代日本の祭司であった彼は、見聞を広める為旅立った。当時
所属していた国を中国にも負けない国にするためである。その後何が
有ったのかはよく分からない。しかし、彼は転生術を覚え、自らの理
想『日本印度化計画』を成就させるべく闇の世界を動いている。
自らの師でもある長生哲也の師匠を殺害した後、自らカレー魔王を
名乗る。
- かとう・ひえん
- 加藤飛燕《人名》
- 国立吹利学校高等部一年生(平成六年度時)。
1978年8月15日生まれ。身長165cm、52kg。
元海軍の祖父を深く尊敬しており、彼の手によりレシプロ機の操縦
と軍事知識を徹底して仕込まれた。
身軽で冷静。非常に手先が器用で、機械いじりや裁縫が得意。
競技用バイクのレーサーとして知られている。
優れたテレキネシスを持っているが、秘密にしている。
- かまだ・しんご
- 鎌田信吾《人名》
- 友人は彼の事を鎌ちゃんと呼ぶ。吹利大学図書館の図書館司書。
霊感が強く、大のオカルトマニアで、多少の呪術ならば実際に使用
できる。
- かまつ・なおと
- 釜津直人《人名》
- アメリカでは有名……らしい発明家。
口癖「いまどきこれくらいのものが直感で作れなくてどうする」。
一応、本物の発明家ではあるが……理論とは無縁。因果率をねじ曲
げて発明しているので、量産がきかないことが多い。
【余力】体力:5集中力:25
【特徴】直感力:5 偉ぶる:3 世界発明大賞:3
自信過剰:4
【技能】無証明直感:20 超発明:24 自己宣伝:13
謎の政治力(アメリカ)17
- かまら
- 華魔羅《芸名》
- 本名は嘉川秋子(かがわ・あきこ)。
裏の予言者として高い報酬を取っている。
【余力】体力:6 集中力:14
【特徴】欧亜混血:1 妖艶:3
【技能】予知:18 霊視:16 人相見:15 カバラ:15 - かみありづき・きょういちろう
- 神有月凶一郎《人名》
- 旧大名家神有月家の長男。血夜鬼流抜刀術を身につけた西生駒高校
生徒会副会長。実はサイボーグである。
善良そうな外見であるが、陰険で残忍、卑怯きわまりない性格の持
ち主であり、極度の妄想癖が彼を非常に危険な存在にしている。しか
し、かなりどじなので、同じ超常現象研究会の会員の玩具と化してい
るのも事実。
会費をちょろまかしているが、会長はそれをあとで脅迫するために
使うために黙認している。副会長の仕事はブラインドから外をのぞき
見て「あいつら、どこまでやりますかね」とか言うこと。少なくとも
鷹司彩華はそれだけしかしてないと思っている。まあ、黒幕の秘書み
たいな役割。
HAC07_11.TXT
- かも・としろう
- 加茂俊郎《人名》
- 平成七年一月時点で吹利学校大学部理学部応用物理学科の三回生。
中肉中背よりも少し太めか。丸顔で、童顔。にこにこ笑っているの
が地顔のようである。
- かわぎわ・はると
- 川際春屠《人名》
- 軍国主義の父とまともな母から生まれた。姉もいる。
外見は軟弱そうな少年だが、軍隊格闘術を習得している。ただし、
そのことはめったに表に出さないし、中学に入ってからは数えるほど
しか実際に使った事はない。
すべての成績が平均程度。(体育、芸術含む)
細縁の薄い眼鏡を着用。金はあまりない。
春屠とは父親の命名で、陸軍機の名前から1字取ったものである。
- かわさき・さだたか
- 川崎定孝《人名》
幼いころよりみずからの能力を知り、なおかつ隠してきた。
第三開発部にくる以前、社内ではさまざまな業績をあげているが、そ
の半分以上は異能を使用して得たものである。
彼には他人に対して異能を使用することに罪悪感はない。
28歳、166cm。
【余力】15 体力:5 集中力:10
【特徴】在田商事第三開発部所属:1 七三分け:1
異能使用に躊躇しない:1
【技能】会社員:11 運動能力:9 格闘:10 自律:11 学業:11
一般常識:10
感情感知:13
日本語:10
- かんざき・ごろう
- 神崎五郎《人名》
- 平成七年九月一日時点で49歳。国立吹利学校高等部の数学教師。平
成七年度は一年の学年主任。
頑固で熱心な教育家。原則主義であるために頭が固いとみられがち
であるが、実際には抜くべきところでは抜いている。
「まったく。この頃の若いもんは、勉強というものをどう考えている
んだね。宿題くらいさっさとすませとかんか! 学生の本分は勉強に
あるんだぞっ!」といったことをすぐ口にする。
- かんだがわ・えいじ
- 神田川英次《人名》
- 出雲鄭雲記念館の学芸員。もちろん忍者である。1999年初頭時点で
35歳。兄は神田川京一郎。
- かんだがわ・きょういちろう
- 神田川京一郎《人名》
- 面倒見の良い、社会科(日本史)教師。男。1995年時点で32歳独身。
西生駒高校の二年三組の担任。柔道部顧問。
着痩せするタイプである。怒鳴らない。意志堅固。
その正体は、忍者である。
- かんだがわ・みどり
- 神田川緑《人名》
- 出雲大輔の父の叔母。父の父の妹。
召喚絵師。旧姓、出雲。
- かんだ・こうじ
- 神田孝治《人名》
- 旭新聞記者。理屈っぽい。
- かんな・ともえ
- 神名友恵《人名》
- (1995/08/31には)16才。5月5日生まれ。
吹利学校高等部一年生で、古武道部の巴御前と呼ばれている。快活
で気風がよく、些細な事にはこだわらないためである。
神名流薙刀術の伝承者で、幼い頃から厳しい鍛練を受けてきたため
に、県の新人戦では圧倒的な技量を見せ付けた。
勉強はさして得意ではなかったが、伊部正雄が家庭教師についてか
らは、そこそこの成績を取れるようになってきている。
一人称は「うち」。
- きじま・ゆかり
- 城島由加梨《人名》
- 吹利学校高等部2年生。
浅井素子のクラスメイトにして親友。成績優秀、運動もそこそこで
きて明るく朗らか、そしてなにより高等部で一・二を争うかと言われ
ている美人である。
美術部に所属しており、現在は展示会のための作品制作に忙しい。
彼女の描く絵を評価するに当たっては「奇抜な色使い」という言葉
の他に見あたらない。
現在、同校の酒井三彦に恋心を抱いている。(初恋らしい)
- きたはら・あき
- 北原亜紀《人名》
- 少女漫画雑誌「らんらん」の編集者にして、現在は出雲大輔の担当
者。仕事熱心で、彼女が担当に着いた作家はどんな状態にあっても締
め切りを守らされる羽目になる。作家をあおる般若の如き笑顔の前に
はさすがの大輔でも逆らうことはできなかった。
気が強く、仕事に対する情熱にあふれている。優柔不断は嫌いなた
ちであり、どちらかと言えば体育会系の性格である。趣味は登山。
仕事に関係することは一通り何でもやりますが、それ以外のところ
は「さっぱり」な面もあるようです。
平成八年には副編集長になった。
- きた・まさひろ
- 喜多正浩《人名》
- ニックネームは「きたろー」。綾重くんの友人にして、吹利電脳倶
楽部副部長(平成七年一月時点)。
Hゲームのグラフィックブッコに命を懸ける少年であり、そのため
に、専用のハードウエアさえ導入するほどの熱の入れようである。
通信では有事ネットとクリコミのIDを持っている。
愛機はPC−9821mi。通称「みーくん」。彼の愛機は、アク
セラレーターでギンギンにカスタマイズしてあるために、「最速の宇
宙船」の名前と商品名から「みーくん」という名前になったのだそう
である。
MIDIもやるので、有事ネットで起きた「謎のデータ事件」には当事
者のひとりとして関っていた。
- きたやま・りょうこ
- 北山稜子《人名》
- 感情工学と環境学的精霊術を研究する新谷ゼミの院生にして秘書。
1996年度に修士二回。卒業後は旭通信に入社する。
小柄で髪はベリーショートカット。男っぽい服を可愛く着こなす。
- きとう・さとこ
- 鬼頭聡子《人名》
- 魔王の復活を望む秘密結社のお偉方で州賀の上司。州賀久慈朗はな
ぜか聡子お姉様と呼んでいる。
少し甘い感じの声の持ち主。
- きはら・まい
- 祈原魔夷《人名》
- 六尺金剛杖を片手で振り回す、大柄な少女。直情径行型で姐御肌。
剛力系の法術で妖怪をなぎ倒す。
杜許境子とコンビを組む。
- きりま・あさこ
- 霧間浅子《人名》
- 吹利大学理学部物理学科一回。特殊物理学専攻予定。
霊感が強い少女。旧華族の出。遅刻魔である事を重役出勤だと称し
ている。常にぼーっとしていて見るからに能天気だが、ボケと突っ込
みの達人である。
味覚が鋭いくグルメである。足が遅くて運動音痴で不器用。かなり
の科学マニアでもある。
- きりま・だいすけ
- 霧間大介《人名》
- 吹利県荒茂町の町長。
旧華族の出で霧間浅子の叔父。
- くさみね・なえ
- 草峯奈恵《人名》
- 有能で美人で、生徒からの信頼は厚い。いわゆる一般的お嬢様。言
いくるめ技能が高い。
この人は経歴通り、別に変な能力がある訳ではない。(表向きは)
ちなみに鷹司彩華はミーハーなので、生徒会長に夢中である。
彩華をはじめとした超常現象研究会のキャラクター達は、生徒会長
の私設軍隊のメンバーのようなものであり、基本的に生徒会とは関係
ない。たまたま奈恵が彼女の目的のために集めただけで、彼女がたま
たま生徒会長であったというだけである。
口調は基本的に物静かです。一人称は私、二人称は〜さん(男女と
も)です。言い寄られたとしても、さらりとかわすでしょう。ちなみ
に、生徒会業務などが忙しいので、食事に誘われてもついていきませ
ん。みんなでパーティをするときは食事するでしょう。
HAC07_08.TXT
- くて・かおり
- 久手香《人名》
- 音楽家。
- くるす・きみと
- 栗栖公人《人名》
『神秘の潜在能力 <君にも隠れた才能が!> 』など、著書を数冊出
しており、その道ではそれなりに有名な人物である。
テレパスでもあり、潜在的な異能を引き出す能力を持つ。
具体的には異能の発現を妨げている心理的要因を発見し、被験者の精
神に傷を付けることなく取り除くことができるのである。
既婚。173cm。48歳
【余力】15 体力:4 集中力:11
【特徴】心理学博士:2 著者:1 在田商事第三開発部所属:1
気難しい表情:1
人付き合いが悪い:1
【技能】講師:12 運動能力:10 格闘:9 自律:13 学業:12
一般常識:10
心理学:13
- くれは・みちのり
- 呉羽 路法《人名》
- 豊秋竜胆のバイト先であるゲーセンの社員。とは言え、竜胆より1
歳年上なだけなので、堅苦しい関係ではない。
自他ともに認めるゲームの達人で、吹利アキラだの、白番長だの、
いろいろな異名を持っている。好きなメーカーは、コナミ、ナムコ、
セガ。
自称「八極拳の使い手」「八卦掌の達人」「呉羽園明流伝承者」。
口の巧さで竜胆をいじめるのが趣味らしい(笑)。
また、色々な必殺技を持っており、「呉羽スペシャル」と名付けら
れた格ゲーの連続技や、「再会を祝して進歩リコ」「通りすがりに鉄
山こー」などを駆使して、竜胆をいじめているらしい(笑)。
- くろ
- クロ《猫名》
- 風見アパートの大家宅で飼われている子猫。
1999年3月生まれ。
風見アパートの軒下で死んだ母猫のそばで鳴いているのを
潤に拾われた。
- こじま・あやか
- 虎島綾香《人名》
- 身長152cm、体重45kg。1994/08/06時に18才。
幼い頃に両親を亡くして、石吹神社に引き取られて育てられた。今
では石吹神社の住み込みのお手伝いをしている。
料理の達人で家事全般にたくみ。かわいいタイプの容貌で、ひかえ
めでおとなしい。峻山を慕っている。
石吹流古流柔術を学んでおり、一級である。
- こんの・いちろう
- 紺野一郎《人名》
- 週間旭記者。太田良夫と組んで仕事をしている。
【特徴】楽天的2、なぜか事件にぶちあたる3
【技能】速記12、記憶術15、サバイバル10、 - こんの・たくま
- 紺野琢磨《人名》
- 有事ネットのハンドル名は、るーつ。非科学的なことは絶対に信じ
ない。一人称は俺。
- さいとう・ひい
- 斎藤緋衣《人名》
- 蓮池水穂の母で、月影萌流の親友。旧姓蓮池。萌流ほど派手ではな
かったが、非刀流という古流剣術のかなりの実力者である。水穂の仮
面人格ヒイのモデルにもなった。
東京から吹利にきていた斉藤組時期組長斎藤弘務に一目惚れし、そ
のまま東京へついって結婚。水穂が生まれて三年くらいは平和に過ご
すが、組内の抗争により、弘務ともども命を落とす。
- さかい・さぶひこ
- 酒井三彦《人名》
- 親族に軍人が多いこともあり、また本人の頭がそこそこいいことも
あり、将来は防大に入り空士となることを願う吹利高校生。
服装はいつもピシッとして、隙を見せない。
顔のとおりに堅物である。当然というか、軍事知識は高い。弾き語
り部通信倶楽部では、「酒井六郎」のハンドルを使用している。
祖父は日本海軍戦闘機乗り、父は海上自衛隊の巡洋艦勤務の2佐。
先天的に肺が弱く、持久力に乏しい。
軍事知識の吸収は祖父からの伝統である。
父は巡洋艦勤務の関係でパソコン通信を始めようとしたが、挫折。
通信セットはいまでは三彦の占有物となってしまっている。
祖父が戦闘機乗りだった時、機上で素早く2点間の距離を把握する
ための道具として「航法用計算尺」というものを考案した。25cmぐら
いの竹を削って定規型にして、それに手で1浬(約1.8Km、緯度1度分)
おきのめもりを刻んだ物である。これは地図ごとにそのめもりが変わっ
てしまうので、市販はされていない。
三彦も祖父、父から作り方を教わって作ったが、これが実に使い易
い。旅行などで何回もつかっているとすっかり気に入ってしまった。
ところがある日、計算尺で距離をはかってあるホストにかける電話
代を計算していた時、突然計算尺が語り掛けてきた。姿はまったく見
えずに、女性の声で。
女嫌いとまではいかなくとも苦手であった女性だが、計算尺の霊の
せいでますます苦手になってしまった。
通称は「サブ」。
- さかい・しゅういち
- 坂井修一《人名》
見かけはさえない中年だが、実は在田商事第三開発部の部長。
趣味はパチンコ。離婚歴があり、今は一人暮らし。娘が一人いる。
異能として、素手で物体に影響されず霊体のみを斬る「霊斬指」を持つ。
身長171cmの52才。
【余力】20 体力:12 集中力:8
【特徴】在田商事第三開発部部長:2 無精髭:1 さえない外見:1
昼行灯:1
パチンコ、競馬が好き:1
【技能】サラリーマン:11 運動能力:12 格闘:15 自律:13
運動能力:12
学業:10
炊事:10
日本語:10
- さくらい・つみき
- 桜居津海希《人名》
- 中部地方の山間部に居着いていた飛頭蛮一族の長が娘。色々あって
故郷を追われ、一人で吹利に辿りついた。現在は無道邱で世話になっ
ている。
性格は自己中心的で我が強く警戒心も強いと、なんだか刺々しさの
権化のような有り様であるが、打ち解ければただのうるさくて菓子ばっ
かり食べているチビである。とはいえいつも拳銃を携帯しているので
まったくの無害というわけにはいかない。この拳銃の弾丸はどういう
わけだか平田阿戸より仕入れているらしい。
首のおさまりがわるいらしくよく落っことしてはアワアワしている。
つみきパパ
桜居家
飛豆頁村
- さくら・ひめ
- 桜姫《人名》
- 平安期の紅雀院家の娘。ハルヒノサクラノヒメの神名で吹利春日神
社の祭神としても知られる。
「昼は朝廷に仕え、夜は閻魔大王に仕える」といわれた異能の人で
ある小野篁と恋仲であり、それがゆえに吹利の人穴をめぐる事件で生
けるとも死せるとも定かならぬ宿命を負い、のちに神になったと伝承
は語っている。
小野小町は彼女の孫娘であるとの伝承があることからも分かるよう
に、絶世の美少女(可愛らしいタイプの)の姿である。ちなみに高村家
は彼女と小野篁との傍系の子孫であるとも伝承されている。
歌をよくし人を慈しむ彼女は「春日の丘」の神でもある。だが、そ
の力は(特に物理領域では)さして強くないし、春日の丘を離れる事も
無い。それでも吹利の人々から慕われ、吹利の守護神であるともいわ
れている。
ちなみに、春日の丘のすぐ脇には現在紅雀院大学が建っています。
- さとだ・せんきち
- 里田仙吉《人名》
- 江戸時代、天狗に神隠しに会ったと言われる人。8歳の時行方不明
になり、父親の葬儀の日に帰ってきた。行方不明の間は、吹利異郷で
暮らしていたと言い、その間の記憶を元に記したのが「吹利異誌・山
海異経」。
- さとみ・きょうすけ
- 里見鏡介《人名》
- 里見家吹利市周辺区担当士官型遠隔操作ユニット『死霊術の犬』。
有事の際に他の里見家関係者を巻き込んで小事も大事もただの喧噪に
持っていく任を与えられており、軍で言えば一応士官クラス。しかし
里見家は基本的に個々が好き勝手に動くしかない集団なので、この任
務に当たる者は他の興味を引くエンターティナーであることが要求さ
れる。鏡介も直接支配下にある坂本麻依子やその他の自ら造りだした
アンデッド以外はうまくなだめてすかして協力してもらうほかない。
しかし残念なことにその才能は余りないため、自然そのしわ寄せは一
カ所に集中している。
表の顔は葛城芸術大学の学生。風見アパートに幽霊の遠野勇那、契
約下にあるダミアンらとともに生活している。学校では何事も卒なく
こなすが独り言の多い根暗な人ということになっている。概ねその通
りだ。
風見アパート
里見家
- さぶち・みき
- 狭淵美樹《人名》
- 代々鍼灸師の家の長男として生を受ける。先祖は、越中富山藩の藩
医。但し、分家の分家の分家。本家はとうに断絶している。三才年下
の弟も医学部に入学した事もあり、伝統により、家督を継ぐのは末子
と定まっていたため、遺産と家督の相続権を放棄している。
代々本好きの家系で、土蔵に大量に集められた本の霊が仲間を一人
でも多く集めるために5代前の先祖(狭淵丞乃助)に、書物発見能力
を与える。土蔵の本は、第二次大戦の戦火によって消失したが、能力
は遺伝子に刻み込まれて代々受け継がれている。
現在、県内の公立進学校を卒業し、京都大学医学部に在学中。但し、
あまり優秀な学生であるとは言えない。現在、基礎研修期間として、
京大吹利キャンパスにある分子生物実験センターで半年の研修中。
京都大学SF研に所属し、その会誌に実験の暇を縫って「神酒副知」
の筆名で小説を書いている。会内では、日本SFの権威。
1994年12月より、パソコン通信を始める。ハンドル「かむさけ」で
アーサーネットに加入。弾き語り通信倶楽部にハンドル「Impossible
Trap」で加入。
- さらまり・あけみ
- 更毬朱美《人名》
- 呪符使いの女の子。更毬剽夜のいとこ。眼鏡をかけ、ミツアミをし
ている。
口調は更毬剽夜を女言葉にしたような言葉を話します。くすくす笑
うのが癖です。ちなみに、裏の仕事がありますので、結構忙しい身分
です。母親もいませんし。
HAC07_20.TXT
- さらまり・ひょうや
- 更毬剽夜《人名》
- 理論系の黒魔術師。化学と魔法はいつか統一できると信じ、大学は
理系の暁工科大学を選んだ。いとこに符術師の更毬朱美がいる。
豊秋竜胆の親友(?)で、良く下宿に泊まり込む。
竜胆をネットワーカーにした張本人であり、竜胆の人生を大きく変
えた。その意味では、竜胆に大きな影響力を持つ。
- さわのくち・ひろやす
- 沢野口博康《人名》
- 狭間06:リアル中禅寺
東京在住の「知識欲の怪物」。「香子の愉快な仲間たち」の一員で、
かなりの頻度で吹利と東京を往復している。もちろん、香子たちもた
まには東京へ行くが。
【余力】15 体力:5 集中力:10
【特徴】何がどこにあるかをすべて知っている:3
香子の愉快な仲間たち:3
オフリミット地点へフリーパス:3
東京大学教養学部(後期過程)3年在学:1
【技能】情報収集能力:13 自家製情報ネットワーク活用:13
日本語:10
屁理屈:10(香子の愉快な仲間たちには適用不可)
- さん・ちゃん
- 三ちゃん《ハンドル名》
- 有事NETの会員。中学生。あたい嬢に恋をしている。
- しじょう・しぐれ
- 紫擾時雨《人名》
- 紅雀院大学経営学部3回生。子供嫌いの愛煙家で得意技は現実逃避。
もともとは読書家だったが最近は怪しい魔導書に熱中。黒魔術を研究
し、日々怪しい召喚儀式とゴレームの作成を繰り返している。
自称、「暗黒魔導師」またの名を「怪しい黒マントの人」として日
夜、地球の平和のために戦っている訳ではない。
趣味はドライブ、スキー、パソコンとゲーム。大学ではRPG同好
会に所属、一見ただの怪しい集団だが中身はもっと怪しいと言われて
いる同会の中でも良識派として有名という噂が無いわけではない。ま
た、弾き語り通信倶楽部ではハンドルネーム「ASILA」で時々登
場。
- したて・の・おうめ
- 仕立のお梅《人名》
- 2003年末ふらりと吹利に現れたインディーズデザイナー。宇多環の
旧友らしく、金仙に居候している。仕立のお梅は昔の通称。
自作の衣服を路上で販売していた。
十台中ほどの外見で、いまどきの女の子な格好をしている。
メンソール煙草を咥えるが、火をつけることはあまりない。
【余力】15 体力:8 集中力:7
【特徴】日本出身:3 未成年風の外見:1 適当な性格:2
【技能】服飾デザイン:12 裁縫:13 運動能力:9 自律:8
一般常識:10 雑学:8 家事:7 日本語:10
- しどう・かなた
- 士堂彼方《人名》
- 京大かどこかのマッドサイエンティストの手により、おそらく3年
前に誕生した、人造人間。家族・実家の記憶はあるのだが、本人は気
がついてはいないものの、それは植え付けられた記憶である。
京都大学情報学部に在籍、現在三回生。のんびりしすぎたため、留
年確定。お陰で暇である。
【能力】危機に陥った際に、「バーサーカーモード」が起動する。こ
の時、「彼方」としての人格は消滅し、純粋に戦闘マシーン
となる。また、敵味方の区別無く、危害を加える可能性のあ
るものは除去しようとする。
【性格】論理的思考を常とする。ただし、当たり前のことを見落とす
など、信頼性に欠ける。間が抜けている、とも言う。
対人関係は淡泊を好む。喋り方は基本的に丁寧語。
一人称は「僕」。
HAC06_12.TXT
- しのはら・しんいち
- 篠原真一《人名》
- 有事NETの会員でハンドルは帽子屋。吹利学校大学部に通う大学
生で、文系である。
非常におっとりした人であるが、その内面はかなり切れる人であり、
ゆっくりした口調で鋭いことをずばっと言う人なので、皆が一目置い
ている。
困った時にも、いつもの表情を崩さない。
彼のMIDIシステムは結構すごいものがあり、彼のところで聞く
ことのできないMIDIデータはほとんどない、と言っても過言では
ないほどである。
- しば・あおい
- 斯波葵《人名》
- 高校生の時に、ミュージシャンに成りたいと思いギターの修行に励
むが、ある日ニューハーフの幽霊に魅入られ悩むその幽霊との縁を切
るために退魔師になることを決意、密教と陰陽道について修業、類ま
れなる才能を発揮し、1年でプロの陰陽師となるしかしいまだに幽霊
を払っていないのは情が移ったからか?
しかし音楽の夢も捨てきれずバンドでヴォーカルをやっている。
弾き語り通信倶楽部の会員の一人。
- しむら・しんじ
- 志村信二《人名》
- 1995年1月5日に石田峠で事故を起こした。
当時、吹利学校大学部二回で、23歳。
バイクで自宅に帰る途中で、カーブに突っ込み崖下に落下して、全
治3ヶ月の重傷を負い、市内の病院に担ぎ込まれた。バイトでバイク
による宅配をしており、日頃から安全運転を心掛けていたために、上
司からにらまれていたほどの慎重派である。
仲のいい恋人がいる。
- しもだ・しんいち
- 下田新一《人名》
- 通称覗き屋。リサイクルショップ社長。技術者。
- ジャック《ハンドル名》
- 有事ネットの会員のひとり。自衛隊神座弾薬集積所に勤務する、陸
自の隊員である。
- じゅうおういん・たかし
- 十王院孝司《人名》
- 日本文化財保護財団の管理職の一人。担当地域は吹利県。
【余力】体力8 集中力17
【特徴】決断力3 強情2 誇り高い3、
【技能】陰陽道20 政治力15 事務処理13 合気道14 - じゅうじょう・こういち
- 十条幸一《人名》
- 十条健二郎の父で、少年野球チーム「吹利ドジャース」の監督を務
める人物。千葉県内の某大学を卒業後、吹利県内の企業に就職し、現
在も勤務している。
西久保豊とは中学・高校・大学と一緒で、一年後輩。学生時代はずっ
と野球部に所属しており、キャッチャーとして豊とともに活躍した。
2002年7月現在、38歳。外見通り、人当たりがよく、非常に子供好
き。少々太り気味なことを気にしているらしい。
- じゅうぞう・きいち
- 十三喜一《人名》
- UFO 研究家にしてフリーエネルギー研究家。テスラ装置の実験で研
究所周辺の家庭に電波妨害をしたために、住民運動によってその地を
追放された。
その後、吹利市の廃NTT の地下に潜み、実研準備を重ねてきたが、
竹内数馬の依頼により、平成六年八月六日に帝和馬の手で抹殺された。
- しゅんじゅう・あやこ
- 春秋彩子《人名》
- 吹利学校初等部四年生(平成六年次)。
身長140cm。体重30kg。1984年8月2日生まれ。
兄の重実と暮らしており、ショック時に兄と人格が交換される。
ひょろ長く地黒だが、まあまあ可愛い。
ブラコン(っても父親同然だけど)。優しく人を信じやすくて、人
なつっこい。
石吹流古流柔術を学んでおり、まだ幼いのに既に一級の域に足して
いる。花・茶道もそこそこの腕前だが、常識にかけるところがある。
料理の腕は下手なコックよりも上。
強力なテレキネシス能力者であり、感情を共感する能力も持つ。命
が危なくなった時のみだがテレポートも可能である。
- しゅんじゅう・しげざね
- 春秋重実《人名》
- 吹利県警警察機動隊員。吹利高校・大学のOB。
身長185cm、体重83kg。11月8日生まれ。
1994/08/06時に32才。
奈良県柳生村出身で、23才のときに、両親が変死して以来、21才も
年の離れた妹(春秋彩子)と暮らしている。かなりのシスコン。
ショック時に妹と人格が入れ替わる。
八段に別れた腹筋と、すばらしい筋肉を持つ。肌は地黒。
非番で出歩く時にも、背中に竹刀を背負っている。
「武こそ我が道!!」的精神の持ち主だが、実は泣き上戸で暗所恐怖症
である。
剣道四段で柔道二段。独自の気功法と併用すれば家も壊せる。
六法全書の知識もあり、古めかしい言い回しを好む。
掃除・洗濯などには熟練している。
- しんたに・しゅんすけ
- 新谷俊介《人名》
- 理学部の名物教授。国立吹利学校大学部に教授待遇で招聘された、
元関東大学理学部助教授。
物理学博士号をミスカトニック大で取得。工学博士号はMITで取
得。専攻は一応特殊物理学という事になっているが、ありとあらゆる
分野に通じた、いわば学際学博士である。
ぼさぼさの頭、よれよれの白衣。典型的な、学者風の男である。そ
の顔は、まさに理系。踊るような足どりが特徴的。
「解らないことは新谷先生に訊け」が学生の間では合い言葉だが、
喋り始めるとなかなか止まらない性格も広く知られているため、実行
に移す生徒は少ない。
パソコン通信も趣味のひとつで、「ss」というハンドル名を使う。
趣味は、奇本収集。図書館の蔵書を研究室に持ち込んで返却しない
ので有名である。ただし、余人が興味を示すような本ではないため
実害はない。
- すーちゃん《霊体》
- 柳紘一郎の鳥型の(自称)守護霊。女性。すーちゃんというのは紘一
郎が昔飼っていたインコの名前で5年前に死んでいる。16才の時に突
然現われた霊体に便宜上つけた名前であって飼っていた方のインコと
は異なるが、姉・直紀には昔飼っていたインコが守護霊になって現わ
れたと説明してある。
性格は行動的で少々放浪癖ぎみ。霊体による格闘を好み、霊視を得
意とするので紘一郎の戦闘のサポートをしている。
普段は鳥の姿をしているが人間に化身することも可能で、姿も見せ
られるが柳姉弟以外には見せていない。
- すが・くじろう
- 州賀久慈朗《人名》
- 身長180センチ。黒髪、ブルーアイで、彫りの深い顔立ちを持つ美丈
夫。平成七年九月一日時点で24歳。
国立
吹利学校大学部にて英文学を専攻中。教育実習での生徒の受け
は非常に良い。
魔王の復活を望む秘密結社(表面的には合法企業)の構成員である。
現在、何人かの選ばれた人間を探している。かなりの力を持った陰陽
師でもある。携帯電話で聡子と連絡を取っているあたりがお茶目かも。
二枚目だが言葉遣いは少しお茶目な気がする。
- すみた・とうこ
- 隅田桐子《人名》
- 日阪朝の同棲相手でフリーライターをしている。朝とは大学のサー
クルで知り合い、今までに至る。芯がしっかりしており世話好き、料
理が得意。近々、朝と正式に結婚する予定である。
実は出版界の重鎮角田家の娘で、家出してペンネームを兼ねた偽名
を名乗っているのだが、朝はそのことを知らないし、桐子もあえて語
ろうとはしない。
- すみた・みみ
- 隅田美々《人名》
- 隅田(角田)桐子の妹。高校一年で、16才。
桐子の同棲相手、日阪朝の「おっかけ」をしており、何日かに一度
彼らの住むマンションに現れては、騒動を引き起こしている。
即断即決を信条とし、失敗したとしても決して挫けない。ただし自
分のもてる能力を(無理に)フル活用しようとするところがあるので、
誉められない事件を引き起こすことも多いようだ。
朝の真似をして(何故か)習得した「幻術」と、それとは対になる
「実像視力」を特殊能力として持つ。
最初から回避不可能な話題をふって、相手を自爆させるのを得意と
する。
六歳はなれた朝のことを「朝ちゃん」と呼ぶ強者。
- せがわ・こういち
- 瀬川宏一《人名》
- 銀縁眼鏡。吹利学校高等部図書委員のひとり。生真面目で不器用で
世渡り下手である。
- せっか
- 雪花《猫名》
- 体高15cm、体重17kg、毛並みはバサバサ、色は薄汚れた雪の色をして
いる。自他共に認めるみすぼらしい猫。
強力な超能力を持っており、読心術によって人の心を読み、テレパシー
によって言葉を伝える事ができる。
持ち前の善性から、厄介事に巻き込まれる事もしばしば。大体に於い
て、それは彼にとって、不幸や悲しみ、無力感を与えるにすぎない。
不幸に抗う者を、愛をもって助けるのが彼のスタイルであり、本質で
あるはず。最近は何故か、松蔭堂にいる事がおおい。
- せんどう・まさひろ
- 千堂正尋《人名》
在田商事第三開発部所属。25歳、179cm。
元々手品をする大道芸人であったが、異能を見込まれスカウトされた。
限定空間内(最大でr3mくらい)における重力操作能力を持つ。
【余力】18 体力:7 集中力:11
【特徴】在田商事第三開発部所属:1 ロングヘア:1
酔うと寝る:1
【技能】会社員:10 運動能力:11 格闘:12 自律:11 手品:13
重力操作:15
異能知識:9
- たいふう・26・ごう
- 台風26号《存在名》
- 1994/09/30に近畿地方には今夜上陸した、瞬間最大風速60メートル
にも達する猛烈で大型の台風。
吹利県荒茂町で飲食店「たノみや食堂」を経営する田ノ宮育男さん
(52)が、出前に出たまま行方不明になる等の被害をだした。
多分意志ある台風。
- たかくら・としこ
- 高倉淑子《人名》
- 西生駒高校3年、作家の父と格闘家の母の元で育った女性。
小さい頃から、文章力には定評があり各種コンクールを総なめにし
ていた。本人としては父親にかまってもらっているうちに、自然と身
に付いたものらしい。また、家に閉じこもったままで外に遊びに連れ
ていかない父親に変わって、母親が道場に連れていっていた、そのテ
コンドーに関してはすでに道場でも3本の指に入る。
文芸部で、唯一副部長間柴基史を止めれる女性。
- たかさき・ひとし
- 高崎仁《人名》
- 25歳(作品登場当時)、身長2メートル近い巨漢。
我流の喧嘩殺法とプロレス技を使う、通称「虎」と言われる祟られ
屋。あだ名の由来は怒ると全身に虎縞の様な傷跡(?)が浮かび上がる
からと言われるが、真相は不明。拳に精神力を込める事により、
驚異的な体力と防御力、反射神経を誇り、ライフル弾を歯で止めた
こともある。頭は決して悪くないが、考え悩むよりも己の感情に正直
に行動する。
高校時代まで背が160cm程度と低かったため、 当時からは考えられ
ないほど巨大な肉体を持つようになった今でも、小さな相手に対する
庇護衝動が強いです。ついでながら、女性には親切である。
兄の高崎瞳(35歳)は警視庁特務零課(通称妖事課)第3分室長だが、
普段はほとんど交流がない。他の人脈としては、医学生の柳沢龍児
(やぎさわ・りょうじ)がいる。彼は幼稚園から高校まで一貫して同じ
学校だった親友。
最終学歴は神奈川県立間海高校卒。
- たかの・ようすけ
- 鷹野洋介《人名》
- 1996年度には新谷ゼミの修士一回。予知工学を研究している。
- たかむら・いもん
- 鷹村倚門《筆名》
- 本名高村良造(たかむら・りょうぞう)。吹利が生んだ国民的文学者
であり、明治を代表する作家の一人。イギリスへの留学経験を持つ英
文学者でもある。千円札の肖像になっている事でも有名。
ある警官の苦悩と自嘲を描いた「我が輩は犬である」などで有名。
- たかむら・ふみお
- 高村文雄《人名》
- 国立吹利学校大学院理学部情報科学科在籍。
ftのハンドルネームで日本各地の草の根BBSを徘徊している。有事
NETの幻想文学ボードと BBS匠の創作小説ボードのボードオペで、
かなりのアクティブ会員。ファンタジー RPGが好きで、小説なども書
いている。
どんなものでも紙の中に封じ込める事が可能な資料術と呼ばれる特
殊技術を持っている。莫大になってしまいがちな資料の整理の都合上
封じるための紙にはルーズリーフを愛用している。
伊部正雄とは高校時代からの親友。
鷹村倚門(良造)の玄孫で、父が世話になった角田文雄の名から文雄
と名付けられた。
- たかむら・よしお
- 高村義雄《人名》
- 鷹村倚門(良造)の息子。いとこの角田千代と恋仲であったが、親戚
一同の反対により結婚できなかった。東京帝国大学を首席で卒業。
- たかむら・よしかず
- 高村義一《人名》
- 文雄の父。
- たかむら・りょうぞう
- 高村良造《人名》
- 鷹村倚門(たかむら・いもん)の筆名で書いた小説で知られる明治の
文豪。
- たき・いくよ
- 滝郁代《人名》
- 日阪朝の高校時代からの友人。大阪出身だが、大学時代は静岡に在
住し、卒業後、吹利の某香辛料会社に就職。頭に描いたイメージを元
にその姿に変身することができる。
- たけち・なおこ
- 岳知菜桜子《人名》
- 角田出版から出ている少女向け漫画雑誌「ともだち」で「美少女法
師セーラーソイル」を連載中の超売れっ子漫画家。
隔月誌「らんらん」で、「ホーリーネームはセーラーZ」も連載中。
- たけのうち・かずま
- 竹内数馬《人名》
- ブラズマ研究家を自称する。「狩人」とのコンタクトを取れる所を
見ると、それだけの人物ではなさそうである。
- たどころ・しんや
- 田所慎哉《人名》
在田商事に入社した後、第三開発部にて異能を引き出された青年。
来歴感知、記憶再現、記憶結晶化の能力を持つ。
[記憶再現]
過去視の一種。人やものの記憶を幻影という形で再現することができる能力。
他人にも見ることができる。
[記憶結晶化]
人やものの記憶を結晶化させて記録する。再生する時は結晶を覗けば良い。
新人ではあるがその能力が重宝するためにあちこちに派遣されている。
169cm 23才
【余力】15 体力:7 集中力:8
【特徴】獅堂商事特殊開発部所属:1 顔が長い:1 痩せ気味:1
黒縁眼鏡:1
【技能】会社員:10 運動能力:9 格闘:9 自律:10 来歴感知:11
記憶再現:12
雑学:10
- たにやま・はるみ
- 谷山晴美《人名》
- 谷山麻衣の母。茨城生まれの茨城育ち、夫の匡とは大学(東京)時代
にサークルを通じて知り合った。旧姓山川。
異能の域には達しないながらも音楽に関する能力に秀で、自宅では
音楽教室を開いている。
子供をけして甘やかしはしないが、一方で手作りの菓子を毎日のお
やつに作るなど、非常にまめな母親である。性格はかなり楽天的。
- たにやま・まい
- 谷山麻衣《人名》
- 舞姫と呼ばれることもある通り、音楽と踊りに関しては天才的な才
能を発揮する少女。
とはいえ彼女の最大の能力は単なる音楽や踊りではなく、歌と舞に
よってカミやモノを鎮める事にある。また、その気になれば人間も鎮
められる。
- たにやま・まさし
- 谷山匡《人名》
- 谷山麻衣の父。東京生まれの東京育ち。就職・結婚後に大阪から吹
利に転勤。異能などまったく持ち合わせないごくごく一般的な技術職
サラリーマン。
結構子煩悩で、人が良い。おまけに能天気である。
- たのみや・いくお
- 田ノ宮 育男《人名》
- 52才。「たノみや食堂」を経営する。
- つきかげ・そういち
- 月影宗一《人名》
- 月影宗谷の父。故人。
もともとは月影伸久の助手で、婿養子。旧姓は雨宮。超古代文明の
研究家で、物質の持つ記憶を探る、レトロコグニション能力の保持者。
萌流の強力な個性に隠れて、陰が薄い。
- つきかげ・のぶひさ
- 月影伸久《人名》
- 月影宗谷の祖父。呪具コレクターにして裏の世界では名の通った盗
掘屋だった。表の顔はたんなる考古学をかじった歴史教師で、葛城中
学校非常勤講師を勤める。
若い頃の無理が祟ってか、宗谷が生まれた直後くらいに呪具の取り
扱いに失敗し、強力な呪いを被って今は月影家の離れで外部との接触
を断って一人暮らしている。
- つきかげ・もいる
- 月影萌流《人名》
- 月影宗谷の母。故人。
生前は葛城の魔王と呼ばれ、数々の伝説を残したスケバン。関西で
二番目に大きい武闘派暴走族呪璃庵を一夜にして壊滅させたとか、拳
で地割れを起こしたとか、一喝で後者のガラス窓を全て割ったとか、
伊吹山上空で青い燐光を放って飛んでいたとか、実はスケバン刑事だ
とか、その伝説は多彩である。伝説のうちの何割かは事実だから恐ろ
しい。
死んでからも、事あるごとに宗谷の夢枕に立ったり、お盆には帰っ
てきて帰郷パーティーを開いたりと、あまり自覚ある幽霊とは言えな
い行動が目立つ。
- つみきパパ《人名》
- 中部地方の山間部に居着いていた飛頭蛮一族の長。本名不祥。行政
の方針でそれまで根城にしていた村を追われることになったが、この
際屋敷を無血開放した。娘であるつみきを一人で逃がした事を悔やん
でおり、現在は山奥の隠れ里から娘の姿を毎日遠見して過ごしている。
世間一般ではそれをノゾキという。少々娘への愛着に度が過ぎている
部分があり大層ワガママに育ててしまったが、それに気づかないのも
また親である。
立派な口ひげをたくわえており、首だけで飛んでいる時はそれが風
になびき大変オシャレであると主張している。そして長の主張にケチ
をつけられるものは居なかった。
桜居津海希
桜居家
飛豆頁村
- でぃんく
- Dink《ハンドル名》
- 有事NETの会員。
家は、むじな太郎の職場から車で10分ほどのマンションの1室。
一人暮らしのDinkの部屋は、仲間連中にとっては格好の遊び場
である。2DKの部屋で、キッチンの右手のドアを開くと居間になっ
ている。その奥のドアは寝室。居間にはパソコンが置いてある。
MIDI好きの音楽マニア。眼鏡がもさい。
優秀な日曜プログラマでもある。
- てんぐ《通称》
- 一人称は俺。自称祟られ屋。「いんぐ」とゆー名前の兄貴がいる。
野太い声の巨漢だが、その動作は体重を感じさせない。首が太く、
頭より首の方が太いほどである。しかし、大男特有のアンバランスさ
は不思議にない。
顔は、取り立てて美男子とか云うわけではないが、笑ったところを
見てみたい、というような気持ちにさせる人なつっこい顔である。
ぼろぼろの胴着を着込み、頭には赤いバンダナを巻いた、筋骨隆々
たる巨漢。
- てんてん《ハンドル名》
- 本名中田天馬。有事ネットのコンピュータのボードオペ。
- どくたー・かまつ
- Dr.釜津《ペンネーム》
- 発明家の釜津直人のこと。
- とどめき・すい
- 百々目鬼翠《人名》
- 目を見張るような美青年。副業として退魔師をやっている。スリム
な身体に黒い服。周りの雰囲気に溶け込むのが得意。ひょろりとした
「茫洋」と表現される、特異な雰囲気を持つ。
関東大学を卒業後、紅雀院大学の大学院で勉強を続けている。
ペットにイタチの姿をした遣い魔ミカヅチを飼っている。
占いはすぐに忘れることにしている。蜂蜜を好む。外見上の美醜に
心を動かされるタイプでは無い。
百々目鬼翠の精霊術は、原則的に「風」の精霊術。もっとも、精霊
術と言っても、風の物霊に依頼するという形なので、他の属性が使え
ないとかいうわけではない。
- ともえ・みちる
- 土萌みちる《人名》
- 元士族である土萌家の長女で、土萌流剣術の天才。
平成六年度には吹利学校高等部二年生で、古武道部の部長。
帝和馬のクラスメイト。
日々鍛練に勤しむ真面目な剣道少女。立ち振る舞いが優雅で、心優
しく、まさに才色兼備のお嬢様であるうえに、みずから買い物をする
ことからも分かるように奢ったところが無いため、男女を問わずファ
ンが多い。天性の美声で歌もうまく、その丁寧な言葉遣いは人の心を
捕らえて放さない。
- とよあき・けい
- 豊秋恵《人名》
- 竜胆の内に棲む第三の人格。正確には、高校時代に竜胆が作り出し
た人工人格である。
性格は至って『変』。喝采願望が強く、いろいろと凝った登場を考
えたりする。
なぜ、竜胆がこんな人格を作り出したかというと、それにはれっき
とした理由がある。高校時代に覚醒を果たした竜胆は、その強大な能
力と自分の未熟な精神との不釣り合いによって、かなり精神的に圧迫
され、人格崩壊の危機に陥った。それを防ぐ為に、守護霊にして本体
であるラーフィスが、竜胆の人格の一部をコピーして、代理人として
彼女を作ったのである。
こうして、数ヶ月の間、竜胆の精神は休息し、代わりに恵が竜胆と
して行動した。この措置のおかげで、竜胆は能力を制御出来るだけの
精神力を身につけて復活したが、休息している間に、恵はいろいろな
体験によってかなり『変』な人格になっていた。
この人格を消去する事も出来たし、今でもできるのだが、竜胆はあ
えてそうしないでいる。彼女のお陰で、今の自分が存在している事を
知っているからである。
なお、最近ではかなり、竜胆と恵が融合しているが、それでも、時
折、この人格が表面に出て来る。
竜胆が変なときは、彼女が出て来ている場合である事が多い。
『山』で観楠氏を攻撃した時や、『パン屋』で妖しいスカウト活動
などをしている時は、おそらく彼女の仕業である。
なお、この人格の存在を知っている(恵の名を知っている)のは、
殆どいない。高校時代の仲間たちと、更毬剽夜くらいである。
- とよあき・たつあき
- 豊秋竜明《人名》
- 早稲田大学法学部卒。1年間の就職浪人を経て、三重県の事務吏員
(要するに三重県職員)となる。現在、知事公室主監(課長)。
馬鹿な子供ほど可愛いタイプらしく、竜胆を浪人させてまで紅雀院
大学に進学させた。就職浪人したのは、司法試験の受験に全力を傾け
ていたためである。
大学当時の友人は多く、またそのほとんどが法律に関係する職につ
いているため、いざという時にとても頼りになる。
竜胆が変わり者である事は、彼はよく知っている。それが社会的に
問題があるとは判断せず、彼女に任せている。理解ある父親としての
側面を持つ。
- とよあき・りんどう
- 豊秋竜胆《人名》
- 三重県生まれ。「胴回りが普通のネコ3匹分のネコ」と「日本犬」
が大好きなごく普通の紅雀院大学法学部生。
世間一般で言うところの「転生マニア」。しかし、一般的でない言
い方をすれば、「前世の記憶を持った人間」。
性格はお気楽。熱し易く冷め易い、わかりやすい女の子。
暁工科大に通う更毬剽夜とは謎な関係。格闘ゲームが大好きで、プ
レイステーションとお気に入りのキャラクターをなにより愛する。
仲間のいる故郷を離れ、大学進学のため吹利市に下宿。この地で敵
と戦うために仲間を捜している。弾き語り通信倶楽部では、あきりん
のハンドルで活動中。星の声ネットにも出没する。
前世の自分が転生した自分を守っていて、時々性格や言動を支配・
変化させる。なお、前世では男であった。
彼女は当初、弾き語り通信倶楽部も、後に入り浸る事になるベーカ
リー楠の存在、そしてそこに集う異能力者達の存在を知らなかった。
ある日、たまたまふらふらと遊びにやってきたある山で、邪悪な波
動を感知し、彼女はその波動の出所を探る。その波動は、ある青年か
ら発せられていた。
思い込んだら一直線の彼女は、彼、湊川観楠を魔性のモノと思い込
み、彼を滅ぼすべく攻撃を仕掛ける。戸惑う彼に彼女は容赦なく攻撃
し、とどめを刺す寸前にまで至った。しかしそこに騒ぎを見てやって
きた高村文雄氏に邪魔をされる。彼も魔性のモノと思い込んだ彼女は、
高村氏にも攻撃するが、高村氏は自らの特殊能力でその攻撃を封じた。
この世界で、自分の攻撃を封じる事ができるのは、彼女の前世の主君
のみ。そう思い込んでいた彼女は、彼を主君の転生した姿だと思い込
み、高村氏を主君と仰ぐ事になった。
誤解をといた彼女は、青年に謝罪し、この件は丸く収まった。
以来、彼女は青年の経営するパン屋、ベーカリー楠に集う異能力者
達を、前世の仲間達であると思い込み、ここに入り浸る様になった。
【性格】基本的にお気楽だが、一度落ち込んだりすると長々とそれを
引きずる。その行動は一部で破壊的と称されるが、お得な性
格でカバーしている。だが、「いい子」らしい。
【能力】エーテル制御(創造、破壊、再生)。霊体を構成する重要な
要素、エーテルを制御する能力。これを制御する事で、肉体
にまで影響を及ぼせるほか、お祓いなど、おおよそ霊能力と
呼ばれる範疇のことは大抵できる。
- とよなか・まさたか
- 豊中雅孝《人名》
- 吹利学校大学部工学部電子工学科四年生(平成9年4月時点)。
黙っていればいたって目立たない、平凡の一言で言い表すことの出
来る容姿の持ち主である。
しかし、実はマッドサイエンティスト予備軍である『濃い』人間。
大学内部でも知ってる奴は知ってると言う、それなりに目立つ存在で
はあるらしい。もっとも、ろくでもない噂だけを聞いて「知っている」
つもりになっている人間がほとんどである、というのは世の常か。
マッドネスとボケと論理性が同居している性格だが、ボケはあまり
目立たない。さらに目立たない性格として警戒心の強さが挙げられる
が、これは知る者がほとんどいない。
風変わりと言われる性格のおかげで目立つことはないが、しかし彼
の真の特異性は、マッドネスにあるのではない。
生まれついての接触テレパスであり、ESP系の能力を備えている
こと、場面に応じて自分自身の人格を分割・統御可能であること、等
の精神的異能が最大の特徴である。
便利な能力を発達させている代わり、通常の能力の一部つまり言語
面での機能は他人に劣る。言語による思考はあまり得意ではなく、と
っさに何か話すことも困難。この欠点は異能と思考スピードで補って
ます。
そうは見えないが、他人と話すことは苦手である。
- ながせ・けん
- 長瀬顕《人名》
身長170cm、体重58kg、現在17歳。(寝不足でクマが無ければ)容姿端
麗(笑)。吹利学院高校2年にして「弾き語り通信倶楽部」シスオペ。
吹利の(いくらでもある)7不思議の1つ、「深夜の歌声」は実はこ
いつの仕業。
運動は器用貧乏、パソコンとの出会いが顕の人生に新たな花を咲か
せた。ハンドルは「すぱる元帥」。
顕の生活は「音楽」「通信」「受験」「肉体鍛練」「外国語」の5
つの要素がバランスよく配合されている。
彼の特異能力は「仮現往来」と呼ばれる。その用途は広いが、原義
は「電線を通して力を流し、電気的別世界を作り出すことができる」
である。
お好みの色は「ワインレッド」、お好きな文化は「スペイン」、お
気に入りの言葉は「Passion is my life」
- なかた・てんま
- 中田天馬《人名》
- 有事ネットのコンピュータのボードオペ。ハンドルはてんてん。
平成六年度は高校一年生(16)。極右政党民族党のバイト。
趣味はAV(危ない方ではない)とコンピュータ。毎日ハンドヘルドコ
ンピュータを持って情報収集作業に勤しむ。サブノートの中身は誰に
も知られていない。
学生の間からはちょっと恐れられている。
一種試験とオンライン試験は通っている。
- なかつ・ゆきたか
- 中津幸隆《人名》
- 表向きはフリーライター。東洋的美形で、日本人と言うよりは広東系
の顔立ちかも知れない。ジョン・ローン系の美系、と何も知らない出版
社の女子社員には受けが良い。普段はフレームレス眼鏡をかけ、穏やか
な口数の少ない男である。
しかし、裏社会では『死神』として知られる術者である。
闇を呼び出して操る力、魂を抹殺する能力、また孤独を好み、冷酷な
性格、そしてとっくに惑うことをやめてしまった態度ものごしが人間離
れしているため、非常に恐れられている。
もっともこの男の能力は破壊のみに使えるものではなく、闇と同時に
光を操る能力、迷える魂を浄化して安らぎを与える能力(永久の眠りに
つかせる能力)、魂の浄化と同時に昇天させる能力も持ち合わせている。
これらの僧侶としての力を使う場面は他人に見せることが滅多にない
ため、ほんの一部の人間しか中津を僧侶とみなしていない。
なお、『黄昏の司祭』は長谷川真名見による見立てである。「日のう
つろう時、生死の狭間で産み落とされたもの。光と闇に共に属し、また
その両方に属さない、永遠の黄昏の司祭」。
年齢不詳、経歴不明。自分の過去については話さない男である。
本宮友久とは過去の仕事で衝突したことがある。
- なかわたり・けいこ
- 中渡敬子《人名》
- 中渡孝一の妻。
1963年12月生まれの(1999年5月現在)35歳。
専業主婦。近くのスーパーでパートもする。
孝一とは見合い結婚。
- なかわたり・こういち
- 中渡孝一《人名》
- 風見アパートの大家の一人息子。
1962年4月生まれの(1999年5月現在)37歳。
吹利市役所の年金課勤務。
- なかわたり・じゅん
- 中渡潤《人名》
- (1999年5月現在)中学1年生。1987年5月生。
風見アパートの大家の孫娘。
アパートの隣に、祖母と両親と弟と住んでいる。
髪は、ロングのストレートを後ろに下ろしている。
眼鏡をしている。身長は145センチ。
性格は、ちょっときつめかな。あまり大人しくもないほう。
好奇心旺盛。
- なかわたり・たかふみ
- 中渡高史《人名》
- (1999年5月現在)小学4年生。1990年8月生。
風見アパートの大家の孫。
アパートの隣に、祖母と両親と姉と住んでいる。
ちょっと内向的な少年。
身長は135センチ。
- なかわたり・みつ
- 中渡ミツ《人名》
- 風見アパートの大家。
1941年3月生まれの(1999年5月現在)58才。
夫は4年前に脳溢血で死亡。
やさしげな感じの初老の婦人。
- なぐも・ちゅうじ
- 南雲忠次《人名》
- 高校生。サバイバル・ゲーマー。岩井の親友。
- にしやま・みのる
- 西山みのる《人名》
- 吹利学院高校二年。
ギャグを死ぬほど嫌っているはずなのに、なぜかギャグメーカーの
三河夏和流と一緒にいる。もっとも、どうやら夏和流が一方的につい
てきているらしい。
ツッコミの際には携帯している剣を振り下ろすので、関係者は注意
が必要だ。
- にと・ゆみみ
- 二都優美々《人名》
- フリーター。近々語学留学のため、ニュージーランドへ行くらしい。
人を凍らせるほどのギャグを発する。
- のぎ・あかね
- 能義茜《人名》
- 神奈川県の私立高校に通う女子高生。豊中雅孝の母方の従妹。福井
の木崎本家の末娘の末娘にあたる。
ちょっと可愛いがごく普通の少女。しかし、実は遺伝性のテレポー
ター(木崎家の遺伝である)。
移動距離は無制限だが、一日に移動させられる重量が決まっている。
性格は「猫のような性格」。好奇心が強く、遊び好きで、やや気ま
ぐれ。甘いものが大好きな、ごく普通の少女である。
- のぎ・ひでと
- 能義英人《人名》
- 防衛庁勤務の国家公務員。自衛官ではなく、技官である。
能義茜の兄で、豊中雅孝の従兄。妹や従弟と違って、異能の類を一
切持たない一般人である。
趣味は戦史研究で、フィールドワークに従弟をつきあわせる悪い癖
がある。東大戦史研究会OBで、内部では満州方面関係の権威。旧軍資
料発掘班班長(こちらは現役扱い)でもある。
普段は至極のんびりした性格であるが、いざというときの決断は早
い。また結構辛抱強く、中学・高校時代の豊中を精神的に支えていた
面がある。
- ノッコ《ハンドル名》
- 有事NETの会員。
プロテクトはずしのプロ。「プロテクトはずしは芸術よ。いわば、
私はアーティストってわけよ」を口癖とする。
容姿は結構いい。ポニーテールがチャームポイント。
- のりまつ・つねまさ
- 法末常雅《人名》
- 同級生はみな「のりまつくん」と呼ぶ。
平成七年度には国立吹利学校高等部一年生。名前から解るとおり、
当然男。彼のイメージを一言で言うと、「暗い」である。しかし、運
動神経は抜群で、その事はスポーツテストで証明されている。成績は
というと、良くもないし悪くもないといったところ。
ルックスはクールそのもの。肌もほとんど焼けていない。背は高く、
183cm。
特に親しい友人は、いないようである。
何故か筆記英語には鬼のように強い。
自宅は近鉄吹利新本駅近く。
- はくうん
- 白雲《犬の名前》
- 立てば1メートル近くになる身体、いつも(なぜか)真っ白でふさふ
さした毛並み、などが特徴的な巨犬。通称白犬。
通常の犬よりもはるかに長い時間を生きている仙犬で、その牙は霊
ですら捉え咬みきることができる。そのため、通常の食事のみならず
魑魅魍魎を喰らうこともでき、そのことがまた、異能の維持にもつな
がっているようである。
たびたび吹利で目撃されていたようであるが、2000年の初頭にふら
りと吹利に戻ってきて、そのまま居着いている。
「白雲」の名は、とある時期に行動を共にしていた仙人から与えら
れた仙号である。
- はせがわ・きぬ
- 長谷川キヌ《人名》
- 長谷川郷の《守り役》。郷を離れることは出来ないが、祟り神である
平将門を下ろすこともできる術者である。
伸浩の実の祖母だが、余りにも根性曲がりで役立たずの孫が威張り散
らしてばかりいるので、追い出した。
- はせがわ・ともお
- 長谷川伴緒《人名》
狭間:長谷川郷の武芸者
表向きはただのぷーたろー。実はそこそこ名の知れたトラブルシュー
ター。どっちかというと荒事向きらしい。
【余力】18 体力[12] 集中力[6]
【特徴】プータロー:1 トラブルシューター:2
古武士的な容貌:1
のんき:1
袋入りの刀を持ち歩く:1
呪術を一族以外に知られてはならない:2
【技能】呪法剣:15 大型二輪運転:12 自動車:10
聞き込み:12
応急処置:10
コンピュータ操作:9
運動能力:13
方向感覚:10
学業:10
ネットワーク知識:9
料理:11
日本語:10
- はせがわ・のぶひろ
- 長谷川伸浩《人名》
- 長谷川本家長男。ただしかなり出来が悪く、根性が曲がっている。
呪術は一通り覚えたものの、超一流と言うわけではない。おまけに呪
殺を生業としていることからも判る通り、ろくでもない呪術しか覚えて
いない。
我侭一杯に育ったためか自己中心的で思いやりが無く、残酷。他方で
伴緒に対するすさまじいコンプレックスを抱いている。
ちなみに、二十歳の時に守り役から見放され、郷を追放された。
- はせがわ・まなみ
- 長谷川真名見《人名》
- 長谷川郷出身のトラブルシューター。若い世代(団塊ジュニア)の長
谷川・山川出身の術者の連絡役も兼ね、自身も言葉を使った呪術を操る。
東京のオフィスから各地に連絡を取り、また他の組織とのコネもかな
りある。
いとこの伴緒は子どものころからの子分。
真名見も長谷川家の伝統を受け継いで古武術と呪術を身につけた一人
である。分家の人間なので気楽に育てられた。伴緒が長谷川の武を代表
するのに対し、真名見は呪を代表する存在。対象を『名付け』、その
『名』によって縛り、操る操名術を使う。なお、この呪法はどこの系
列にも属さない、ごく古いものであるらしい。呪法具は基本的に不要
だが、場合によっては銀製品を使う(真名見の趣味、『名付け』て護
符・身代りとして使用)。
古武術は護身術程度だが、それでも並の使い手よりは使える(長谷川
の基準が言語同断、という話がある)。
- ヒイ《人格名》
- 蓮池水穂の仮面人格。水穂自身は知らないことだが、シャム双生児
だった水穂の切り離された半身の魂をベースに構成されている。
水穂との関係は良好で、お互い認め合って共存している
- ビィ《幻獣名》
- 出雲大輔が召喚絵術で呼び出した幻獣の一匹。電波怪獣。
伊吹山登山の際、初級コース組にと渡したモノ。
下山後しばらくの間は大輔の元で飼われていたが、可愛いもの好き
の豊秋竜胆に気に入られ、やがて引き取られることになった。
湊川家の人形『ミか』に好意を持っているが、素直になれずにいる。
電波怪獣
出雲大輔
- ひかわ・れい
- 火川麗《人名》
- 現在吹利の紅雀院大学で日本の歴史、とくに超古代を研究している
才女。吹利本町在住で、実家は吹利本町にある帆川神社である。
腰まで伸びた黒髪と、きつそうな瞳をもつ美人。
麗が子どもの頃は祖父が神主で吹利に住んでおり、麗は両親ととも
に奈良県御所市に住んでいた。しかし中学一年の頃に両親が亡くなり、
身寄りが祖父しかいなくなった麗は再び吹利に引っ越した。
そして当時は京都にあった紅雀院大学に入学。卒業後もそのまま研
究員として残り、1990年に紅雀院大学が吹利に移転したあとの人事異
動を受けて、93年には助教授に就任。日本古代史の講義を持つことと
なった。
- ひざか・はじめ
- 日阪朝《人名》
- 幼少の頃から空想好きで、いろんな事を思い描いていたが、成長し
て行くにつれ、その空想をゲームや小説などで表現していくようになっ
た。しかし次第に空想する力と表現する媒体の力に差が現れはじめ、
不満を感じるようになった。
ある時、ふと空想したことが目の前に現れるのを見る。はじめのう
ちは『白昼夢』かと自分を疑ったが、その現象は他の人間にも見える
ことを知ると、それが自分の特殊な能力だと言うことを知る……。
春崎大学にて四回生時に単位不足により留年、一年就職が遅れてい
る。が、無事就職先(とあるソフトウェア会社)も決定し、卒業も確定。
隅田桐子【すみだ・とうこ】(本名、角田桐子【つぬだ・とうこ】)
とは近々結婚する予定である。
- ひさなが・りょうすけ
- 久永涼介《人名》
- 中学の時、修学旅行先の大和路で謎のモノリスを発掘し、以来超能
力を使えるようになり結構喜んでいる。あまりばらすと変な組織に拉
致されるかもしれない、ということ位は知っているので見せびらかし
ているわけでもないが、もったいないから見せびらかしていないとい
うのが本当のところであるらしい。
超能力の事についてはあまり詳しくは知らない上に、超能力を使え
ること以外はこれといって特技のようなものは持っていない。
ごく一部の草の根ネットに「魔来路」なるハンドルで出没する。
成績は中の下の中程。
- ひば・のぞむ
- 氷場望《人名》
- 男とも女ともつかない名前であるが、男である。
吹利学校高等部一年生(平成六年度)。
身長164cm、体重47kg。1978年6月31日生まれ。
両親と、妹と暮らしている。
手先が非常に器用で、手品はプロ級。料理も得意である。強力なテ
レパスである事もあって、優秀なディーラーでもある。演出効果を高
めるためのタキシードも持っている。トランプやダイスを幾つも常備
している。現在ゲーム同好会設立予備会会員。
若干近視で、きゃしゃ。顔立ちは整ったほうである。見掛けによら
ず、空手三段の実力者。
優柔不断のきらいがある。アニメーションや漫画のオタク。
- ひゃくみみおとこ
- 百耳男《ハンドル名》
- クリエーターズ・コミュニティID:CRC0461。作曲マニア。
ひ弱な少年で、身体が少々弱かった。繊細な神経ゆえに、無神経な
俗人のなかでの生活に耐えられなかったために、悩み抜いた末、彼の
世界を創り上げることを決心し、MIDIデータ「呼べ!
り上げた。
「謎のデータ」事件の解決後、電脳世界の神になった。
- ふじもり・ひろき
- 藤森弘基《人名》
主にボディガードとして戦闘能力を持たない研究員を守る。
異能として分身能力を持つ。一応、分身できる数は限られている(4人
まで)が、分身にも分身能力があるために実際は分身できる数に限界
はない。分身の能力は本体と差がなく、各々自立して行動できる。
(技能値はそのまま、余力は2-2。分身が余力を使うと本体の余力も減
る)。分身達の記憶は本人と共有している。
分身は実体のある幻影と考えれば良い。本体が望めば分身は消失する。
また、大きなダメージを受けたり、余力が0になった時も消える。
敵に霊体がいた時に備えて人工霊刀「閃」を装備。
常にサングラスを着用している。身長187cm。29歳。
【余力】18 体力:12 集中力:6
【特徴】在田商事第三開発部所属:1 筋力:1 反射神経:1
常にサングラスをかけている:1
目立たない顔立ち:2
【技能】ボディガード:13 運動能力:13 格闘術:15 ナイフ:14
自律:12
異能知識:9
- ふみ
- ふみ《霊名》
- 25年間買われずに書店の店頭にならんでいた売れない詩集の霊。狭
淵美樹の部屋に現れた光る影の正体。結局美樹の下宿に住み着いた。
- ふるや・うんりょう
- 古屋雲了《人名》
直感的に異能力者を見分ける能力を持つ。
その能力を生かして普段から外に出て異能を持つ人材を探している。
彼の異能感知能力は発現する前の能力をも感知できるが、具体的な内
容までは分からない。
異能の分析は対象を絵に描くことによって行われる。
無意識の内に、描いている絵の中に対象の持つ能力を描きこんでしま
うのである。36歳
【余力】15 体力:5 集中力:10
【特徴】在田商事第三開発部所属:1 丸眼鏡:1 あごひげ:1
のんびり:1
【技能】絵描き:13 運動能力:9 格闘:8 自律:11 学業:10
一般常識:11
異能知識:12
- ふわ・ゆきのじょう
- 不破雪之丞《人名》
- 運動神経抜群な喧嘩の天才。一年留年したために嫌になって高校を
中退した。
かなりの美形だが頬の傷と鋭い目つきのため、普通の女の子はよっ
てこない。負けず嫌いで硬派だが純情。
ひどい犬恐怖症で、犬を見ると人柄が一変する。
クリーニング屋のバイトをしていて、洗濯においては他の追従を許
さないほどの実力の持ち主。また、白刃探偵事務所にて時々仕事を貰っ
ている。
- ふわ・れい
- 不破麗《人名》
- 雪之丞の母。女優として世界中を飛び回り、息子のことは完全に放
任している。
- ぼうしや
- 帽子屋☆《ハンドル名》
- 有事NETのサブオペ。IDはYOU0005。本名は篠原真一。
平成7年12月にマッドティーパーティーというクローズドホストを
開設した。
- ほうむ
- 鵬夢《人名》
人間と同等の知性を持つコンピュータ。
第三開発部のメインコンピュータとして開発されたが入力された様々な
データ(特に異能関係)が設計時以上の能力を与えたと考えられている。
彼の本体はハード部分なので機体が破壊されると復活できない。
<超推理>
わずかな手がかりより真実を推理する。
この能力は鵬夢の全ての能力を使うためには他の作業は全て中断する必要が
ある。そのうえ、大体の場合部品がだめになり、その後一週間程度は普段よ
り機能が落ちるために、この能力は滅多に使用されることはない。
【余力】18 体力:5 集中力:13
【特徴】人工知能:3 動けない:2 知識に飢えている:2
【技能】コンピュータ操作一般:13 プログラム:14 自律:13
ネットサーフ:12 学業:13
超推理:15 日本語:10
- ほむら
- 炎《個体名》
- 作成者・長谷川真名見。作成方法は例によって企業秘密。
谷山麻衣に専属の従者で、麻衣が学校に行っている間はブローチの
中に封じてある。
外に出た時(学校から戻るとたいてい、表に出される)は普通、黒い
子犬。もちろん成長しないが、大型犬の仔犬のように見える。
ただし、実際には火眼の黒獅子。麻衣を襲うものがいれば巨大化、
本来の姿になる。
麻衣に何もない限り、性格は極めて温厚。
- ほりかわ・ゆうじ
- 堀川祐司《人名》
- 紅雀院大学文学部国史学科考古学教室に在籍する助手で、学内で教
鞭も執っている。同志舘大学大学院を修了。1968年5月生まれ、独身。
静電気(電荷と電圧。直流相当)を操る能力を持つが、そのことは
家族や親しい人にしか明かしていないようである。また、異能による
トラブルを避けて屋外に出ることが子供の頃から多く、そのことが歴
史学に興味を持つ端緒となった。
また、山口淵鳴という人物の手による謎の郷土史料『吹利史』の原
書を一冊所持しているが、そのことはごく一部の人間しか知らない。
- ほんだ・えいじ
- 本多詠二《人名》
在田商事第三開発部の部長代理。
その性格を一言で言えば「嫌な奴」。部のほとんどから嫌われている。
限定した空間内での時間の流れる速度を変化させる能力を持つ。ただ
し逆流させることはできない。
幼い頃在田功造に拾われたため、在田功造個人に対し絶対の忠誠を抱
いている。47歳
【余力】18 体力:7 集中力:11
【特徴】在田商事第三開発部 部長代理:2 肥満:1
男性上位主義者:1
在田功造への忠誠:3
【技能】会社員:12 限定空間内時間流操作:15 運動能力:9
格闘:9
拳銃射撃:12
日本語:10
- ましば・もとし
- 間柴基史《人名》
- 西生駒高校2年生、眉目秀麗な女顔と透き通るような声をもつ空間
を自在に支配する超能力者。
小学2年生から中学3年までをアメリカ合衆国、L.A.で過ごす。11
歳の時、家庭教師の先生(女性、26歳)に将来に必要になるであろう技
能、知識を徹底的に教育され、これは彼が日本に帰ってくるまで続け
られた。15歳の時、車の免許を取得、初めての車であるポルシェを4
日で大破させるが本人は無傷。この時、自分の隠された能力を自覚、
約半年で自分の意志で扱えるようになった。高校進学時、父が日本に
帰国させ、西生駒高校に入学させる。入学を機に彼は一人暮らしを始
める(それまでも親と住んでいたわけではない)。
現在、西生駒高校から徒歩15分程度のマンション(2LDK 家賃等月30
万)に一人暮らし中。一応、親からの仕送りで月に250万ぐらいもらっ
ている。
車の免許は、現在イギリス留学中の兄のものを使用 (顔がよく似て
いるので大丈夫なんです。ただし、学校には秘密)。 ちなみに現在の
愛車はランボルギーニ“ディアブロ”。
高校では文芸部に在籍、副部長を務めているが、主な活動として部
活終了後のカラオケやその後の飲み会などを仕切っている。
また、学校外ではバンドを結成、ベースをつとめている。
- マルチヴァク
- MULTIVAC《コンピュータ名》
- 水島孝雄が作成した総合情報処理システム。女性形の独立した人格
を持ち現在ホストコンピュータとして水島家の地下に設置され水島家
のあらゆる物をモニターにしている。
マルチヴァクは広大な情報網と強力な防御プログラムを持ち、集め
られた情報はひたすら蓄積されるばかりである。
アイザックとのリンク・対話が可能である。
アイザック
- みがき・まさこ
- 御垣雅子《人名》
- 加賀崎栄治の妻。御垣家の長女で1977年の事件により24歳の時に死
亡した。死亡直前に生まれた娘は生き延び、加賀崎紅葉として栄治の
子として育てられることになる。
- みがき・もみじ
- 御垣紅葉《人名》
- 御垣家の次女で1977年の事件により20歳のとき、御垣寺にて封印さ
れる。兄の良一をしたっていた。
死者であり怨霊であると自任しているが……?
- みがき・りょうこ
- 御垣涼子《人名》
- 御垣良一の妻。もとの姓は加賀崎であり、栄治の妹。
- みかづち・こうじ
- 御火鎚孝治《人名》
- オカルト歴史家。
著書に真耀書店 真歴史新書『鬼の里』などがある。
- みかど・かずま
- 帝和馬《人名》
- 平成七年度には吹利学校高等部二年生。土萌みちるのクラスメイト。
5月5日生まれ。身長180cm。
先祖代々「狩人」と呼ばれる仕事人を受け継いでおり、父・母・弟・
妹も当然狩人であり、エスパーでもある。「狩人」の連絡場所は幾つ
かあるが、父の表の仕事が画家であるために、そのひとつは吹利市公
民館の画廊に置いている。
優れた運動神経を生かした実戦的な短剣術や体術に巧みで、忍び込
みにも長けている。素顔を知られないために、仕事時には某ゲームの
バルログ風マスクをつけ、扇子を持ち、通りすがりの正義の味方と言
い張る。決めの武器は刃を仕込んだ扇子で、念動力で飛ばして相手を
切り裂く。
性格的にはむやみと明るくおしゃべりで、お調子者の楽天家。機転
がきく。
透視、読心をはじめとした多彩な超能力を持っており、特に念動力
の強力さには相当な物がある。だが、テレポートは大の苦手である。
将来の夢は、なぜかお笑い芸人になることである。彼の仕事料のほ
とんどは、お笑い関係のLDや本の代金に消えていく。
- みかみ・じゅんや
- 三上純也《人名》
- ドクター釜津の護衛をしているが、実はアメリカのスパイ。
【特徴】日系三世1、
【技能】柔道16、棒術15、拳銃18、英語12、日本語11
アンチ・サイ17
- みかわ・かわる
- 三河夏和流《人名》
- 東京都から引っ越してきた(つまらない)ギャグメーカー。黙って
いれば好青年。口を開けばただの変人。
異能として現実をドラマのような展開にできる。
- みくさば・そうきち
- 見久鯖壮吉《人名》
- 吹利大学病院に勤務している医師。年の頃、60数歳のおっさんで、
どちらかというと、町医者風の風体。額の辺りが薄くなってて、白髪
まじり。太鼓腹。ごつごつとした手。親しみをもてる顔だち。
病院で亡くなった人達のアフターサービスもする医者で、この世に
まだしばらく留まりたいと希望する人達の相談にのってくれる、いわ
ば幽霊のカウンセラー。看護婦秘書として、化け狐古吹良太の従姉妹
の「京町聖」をつけている。
- みずしま・たかお
- 水島孝雄《人名》
- 水島緑の父親で、娘の緑幼少の頃、大怪我をして瀕死の状態になっ
たときに、当時研究していた戦闘用ロボットの技術を利用して命を救
うべく緑の全身をサイボーグ化した。
科学万能を狂信するマッドサイエンティスト。どんな物でも改造ま
たは創造してよけいな機能を付ける癖がある。
焼きプリンが大好物で、娘の緑に対しては超親バカ。
- みずしま・みどり
- 水島緑《人名》
- 170cmと女性としてはかなりの長身。
幼少の頃の事故でサイボーグ化手術を受け全身完全戦闘サイボーグ
となって生きながらえた。脳改造も施されておりいろいろな物とアク
セスが可能になっている、デジタル通信も可能で家の地下ラボにある
ホストコンピューターを介すとアクセスできる物の範囲が広がる。
特に脳改造の時にセットされた戦闘補佐システム『ISSAC(アイザッ
ク)』は独立した人格を持ち、緑の心の支えとなっている。
地下ラボは父親「孝雄」が使用している部屋である。
弾き語り通信倶楽部でのハンドルは「みどり」。
美々とはクラスメイトで親友。
【能力】超運動能力+超反射能力。全身完全戦闘サイボーグであるた
め人間を超越した運動/反射能力を有する。通信機能などい
ろいろな機能を持つ。
【性格】内気でおっとりした性格ではあるがやるときにはやる。
多少のことなら無理または我慢してしまう。
- みずち・さおり
- 水地沙織《人名》
- 大阪府警妖事課嘱託刑事。平成六年度には17歳の女子高生。
ロングヘアで、おっとりしたお嬢様。その正体は秘密であるが、解
る人は苗字で解るかも知れない。
- みつえ・れいいち
- 御杖零一《人名》
- 財団の執行人。
- みつき・えり
- 三月恵理《人名》
- 吹利本町のコンビニ「スラッシュモンジュ」(通称スラモン)の2001
年春開店時当初からのスタッフ。スーパーマーケット系の店内業務の
プロフェッショナルで、アルバイトのチーフのような立場で諸事を任
されている。2001年末時点で25歳。
公私ともに人当たりが良く、何でもてきぱきとこなしながらも落ち
着いた雰囲気を持つ女性。
キャラクターとしての扱いはNPC的。
- みでぃー・こぞう
- MIDI小僧《人名》
- 辛口の批評で知られる、摂津NET-SYSTEMの音楽ボードオペ。
- みなとがわ・かなみ
- 湊川観楠《人名》
- 湊川家は楠正成らに仕えていた隠密の一族の子孫であったが、とあ
る事によって代々女に悩まされるという呪いにかかっている。しかし
観楠本人は呪いのことはもちろん、隠密の一族であることすら知らさ
れていない。
情報処理専門学校を卒業したにも関わらず、大阪の生協にてベーカ
リーの仕事に就く。現在は独立、駅前に小店を構える。開店資金等は
まったく不明である。
最近になって、朝目覚めると身に覚えのない怪我ができていたり、
娘と名乗る謎の少女がアパートに住みついたりして難渋しているのだ
が、どうも困難自体を楽しんでいるようでもある。
HAC06_10.TXT
- みなとがわ・かなみ
- 湊川かなみ《人名》
- 湊川観楠を父様と呼ぶ少女。回りからは完全に観楠の娘だと認知さ
れている。現在五歳で伝明寺幼稚園の年長組である。
正体不明の強大な特異能力を持っているらしい。
HAC06_14.TXT
- みなせ・かすみ
- 水無瀬香澄水《人名》
- 狭間06:オカルト小学生
吹利学校初等部のオカルト小学生。GD系の結社にすでに入っている
とまで言われる。
【余力】15 体力:5 集中力:10
【特徴】古典的魔術使い:3 香子の愉快な仲間たち:3
新谷ゼミ参加志願:3
吹利新本町在住:3
【技能】魔術的センス:10 日本語:9 古典ヘブライ語:7
運動能力:6
- むじな・たろう
- むじな太郎《ハンドル名》
- 一人称は俺。親しいネット仲間には「たろさん」と呼ばれる。
有事NETのメンバーのひとりで、FILMTNを愛用する。
Dinkの友人で通信にDinkも引きずり込んだ張本人。社会人
であり、かなりの金持ち。
- もりもと・けいこ
- 杜許境子《人名》
- 火炎系法術を使いこなす小柄な少女。とりあえず理知的・頭脳派だ
が、パニックに陥ると何をしでかすか判らない。
祈原魔夷とは幼なじみ。
- やおい・はるひこ
- 八尾井晴彦《人名》
- 著名な UFO研究家。著書には「U.F.O.−その飛行の秘密−」
などがある。
- やじま・りょう
- 矢島陵《人名》
- 磐戸守の親友にして先達。
ロックキーパーを呪術・魔術的攻撃の対象とさせないための方法を
模索し、まだ烏合の衆と言ってもよかったロックキーパー達をまとめ
上げロックキーパーの長年の悲願である、超過去への知識の扉を開く
ことを目指していた。
しかし、時を同じくして石の記憶に罠の情報が仕掛けられることが
何者かによって行われ始め、ロックキーパーが次々と消されるという
事件が発生、この事態に巨大な力の影を感じた陵は、守にロッカーの
鍵をたくして一人で調査に出かけ、失踪した。
- やがみ・かずおみ
- 家神一臣《人名》
- 日阪朝の小学生時代からの友人。ゲーマーである。
- やはら・かずたか
- 谷原和隆《人名》
- 新谷ゼミの博士過程の院生。専門はメタワールドプログラミングに
よる多次元構造の具象化と定量分析。 75bpsの時代を知る古手のネッ
トワーカーでもある。
実は田舎の寺の後継ぎでもあり、大学を休学して青年海外協力隊で
アフリカに行った際にはアフリカ呪術も習得している。
- やべ・あすか
- 矢部飛鳥《人名》
狭間:幸運の女神
(1997年度)吹利学校大学部4年生。無意識に他人の幸運を操作する。
【余力】15 体力:6 集中力:9
【特徴】きつい性格:1 気まぐれ:3 情熱的:3
【技能】気に入った相手への幸運付与:13 嫌いな相手の幸運剥奪:13
女の勘:13
専門知識:11
- やなぎはら・かずとし
- 柳原一敏《人名》
- 高階環境モデルと環境学的精霊術を研究する院生。1996年度には修
士一回。新谷ゼミに住みついている。
いつも金欠なので少々危険なバイトでも引き受けてしまい、あとで
後悔している。
学部生時代にはろくでもない宗教にはまっていた。
- やまがし・みずほ
- 山樫みずほ《人名》
- 山樫家頭首の一人娘。紅雀院大学付属高校(1995に2年)を経て、紅
雀院大学文学部に入学。
組長の娘の例に漏れず、今時珍しいほどに人柄優れたお嬢様である。
……表向きは。組員相手とカタギ相手では口調が違う。
- やまがみ・ゆう
- 山上優《人名》
- 1996年度には新谷ゼミ修士一回。専門は感情工学で、北山稜子の研
究を引き継いでいる。
西生駒郡観音村の忍びの一族出身で、超古代文明に妙に詳しい。と
ぼけた雰囲気の女の子。
- やまもと・よしのぶ
- 山本吉信《人名》
- バー「あぜ道」のマスター。
- ゆうき・らい
- 結城頼《人名》
- いろいろあって、建設省職員となる。
新人の時、工事現場を視察中に埴輪を発見。その埴輪は自分の思っ
た通りに操作できることがわかり、このたび建設省特殊物件課に配属
されてしまった。
愛称は「らいらい」。
性格的には面倒見のよい奴なのだが、趣味がきまくっているため、
なかなか人が近寄らない。
三ヶ月ほど前にノートパソコンを購入。同時にパソコン通信をもは
じめ、有事ネットの会員となった。
ハンドルネームは冬春(とうしゅん)。
- ゆあさ・だいき
- 湯浅大樹《人名》
- 平成六年度には国立吹利学校の高等部の3年。
家基津周作の従弟で、運動神経は人並みだが頭はかなり良い。性格
温厚で少しお人好し。面倒見が良いために、美樹とはまた違った意味
で人望がある。押しつけられた様な役でもきちんとこなす真面目さが
あるので先生受けも良い。
彼の価値観では家族の存在は大きく、妹を殴った小学校教師と殴り
合いのケンカをした事もある。
- ゆあさ・みき
- 湯浅美樹《人名》
- 平成六年度には国立吹利学校の中等部1年。
家基津周作の従妹で家も近く、周作の親が開いている道場に合気道
を習いに来ている。小学校6年の時から通い始めて今は初段で、もう
すぐ二段になれるかもしれない。小柄だがスポーツは万能。
活発な性格で、歯に衣着せぬ物言いで、思ったことはストレートに
言う。歳に似合わず大人びた言動をすることもあるが家族の前では素
直なものである。
クラスでも目立った存在で、はっきり物を言うが間違った事は言わ
ないので人望がある。しかしその点から教師と対立する事もある。
組織とか団体といっためんどくさい物は嫌いなので委員や代表とい
う物はやりたがらない。
彼女の正論を煙たがる教師は少なくない。
- よこて・ひさし
- 横手寿《人名》
- 中学でテニス部、工作部、高校で写真部に所属していた。大学では
探検部を中退。ゼミは民俗学を選択したが、自分に合ってないと解り、
後悔している。
子供の頃から心霊現象には全くあったことがない。これは生まれつ
き持っている反心霊フィールドのせいである。自分を中心としたこの
球形のフィールド内からは霊体の類は弾き出されてしまう。やっと最
近この能力に気付き、制御しようとしているが、まだ上手くできない。
友人に心霊現象に悩まされている者がいれば、2、3日一緒に泊まっ
てやる事で霊を遠ざけてやる。これは評判がよい。
小、中、高となんの疑いもなく親の敷いたレールの上を歩いてきた
せいか、自分で人生の選択をするのは苦手。大学や学部、就職先も
フィーリングで選んでいる。しかし本人はそれで構わないと考えてい
る。
固執するということが無く、様々な分野に興味を持つが、その反面、
なかなか手を出そうとはしない。最近生来のものぐさに拍車がかかっ
ている。物事を頭の中で延々シュミレーションするのが好きで、しょっ
ちゅう魂を剥離させている。
- よしだ・たけゆき
- 吉田竹行《人名》
- 吉田善勝の父親で吉田勝子の夫な人。2002年現在48歳。男。農業経営。
顎と鼻の下ともみ上げが真っ黒なひげでつながっている。
体格はかなりごつく、一言で言えば「熊」。吹利に大学に通ってい
る息子と食堂を経営している妻のために月に一度、吹利にやってくる。
刃物が好きで、剣道、居合抜きでそれぞれ有段を保持している。
前世が銃剣隊の隊長だったり、戦国の人きり大好きな武将だったり
と、剣にかかわった前世ばっかり味わってきている。
趣味は市内(木刀)の素振りと刀磨き。
- りお
- LIO《人名》
在田商事の社内ネット上で生まれた情報生命体。
異能の研究データなどが様々に影響して生まれたらしい。
ネットで繋がっている所ならばどこへでも行ける。
カメラがなくてもパソコンなどのモニターから外を見聴きすることが
できる。ただし、データに取ることはできない。
コンピュータの能力に関わらず常に一定の速度で行動できる。
また、ネットに接続されている機械であればコントロール可能。
ネット内にそれらしいデータがないことからLIOはプログラムではな
く、ネットに憑いた霊的存在であると推測されている。
モニターに姿をあらわす時は少年の姿を取る。
【余力】15 体力:6 集中力:9
【特徴】在田商事第三開発部所属:1 情報生命体:3
ネットワーカー:1
子供っぽい:1
【技能】プログラム:12 ハッキング:14 情報検索:12
自律:10
外界観察:13
雑学:12
各種プログラミング言語:13
- るーつ《ハンドル名》
- 一人称は俺。有事NETの会員。本名紺野琢磨。
- わたらせ・かずとし
- 渡良瀬和敏《人名》
- 豊秋竜明の、大学時代の親友。同じ司法試験受験会で机を並べ、学
んだ。在学中に司法試験に合格、検事を十五年務めた後、弁護士とな
る。
かなり頭の切れる人物として知れ、最近では「中道冤罪事件」の被
告、中道昭夫(なかみち・あきお)の弁護人を務め、見事に無罪判決
を得た。若手弁護士の中では三本の指に数えられる。
連絡先 / ディレクトリルートに戻る / 語り部総本部