吹利地理講座 第一講 吹利の位置と気候
- 美樹
- 「本日は、本講座にお越しいただきありがとうございます」
- 麻樹
- 「本講座では、吹利の地理について簡単に説明する」
- 美樹
- 「では、まず、一番の基本、吹利の位置です」
- 麻樹
- 「まぁ、簡単な日本地理って奴だな」
- 美樹
- 「と、言うわけで(書き書き)この地図(吹利県の位置簡易地図)を見て下さい」
- 麻樹
- 「……」
- 美樹
- 「どーしました、 麻樹?」
- 麻樹
- 「兄貴、この地図、へがんでないか?」
- 美樹
- 「ふ。これがとぽろじいというものです」
- 麻樹
- 「ものは言いようだな(汗)」
- 美樹
- 「まず、これが吹利県です。吹利県は、関西にあります。
関東でも、北海道でも、九州でも、岡山でもありません。もちろん日本にあります」
- 麻樹
- 「なぜそこで岡山が出る?」
- 美樹
- 「基本ですから」
- 麻樹
- 「何が基本だ、何が……。
というわけで、吹利県はここ、京都府と奈良県と大阪府に接している日本で一番小さな県だ。面積は643平方km。淡路島よりちょっと大きいぐらいだな」
- 美樹
- 「そうですね、淡路島はだいたい600平方kmですから、ちょっ
と大きいぐらいですね。人口は115万人(平成9年現在)で、人口密度は1788人/平方km。県庁所在地はみなさんお馴染みの吹利市です」
- 麻樹
- 「小さいけど、人口密度は高いんだな」
- 美樹
- 「えぇ、なんでも設定上の都合……じゃなくて、昔農地だっ
たところが大阪のベッドタウンとしてニュータウン開発が進んだんだそうです。吹利の中心街は景観条例があるのでそれほどでもないですが、それ以外の場所はマンション団地が数多く見られます」
- 麻樹
- 「気候は割と温暖だよな」
- 美樹
- 「京都、奈良とほぼ同じですね。伝統文学に見られる季節
感がそのまま通用しますね」
- 麻樹
- 「雪も北陸ほどは降らないしな」
- 美樹
- 「世界一の豪雪地帯と一緒にしないの」
- 麻樹
- 「まぁ、そりゃそうだな。しかし、温度差は厳しいよな」
- 美樹
- 「盆地ですからねぇ。大阪よりも寒暖の差は激しくなりま
すね」
- 麻樹
- 「そうだなぁ、それでも仙台ほど寒くはならんぞ」
- 美樹
- 「緯度が違いますからねぇ。冬でも水道は凍りませんし」
- 麻樹
- 「そいつぁ良かった」
- 美樹
- 「というわけで、第一講 吹利の位置と気候 を終わります」
- 麻樹
- 「次は、吹利の市町村だ。じゃ、またな」
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