無限都市 百科事典
- エキストラ
- extra《概念》
- 本来は余分なもの、おまけといった意味。無限都市では映画などの
臨時雇いの出演者の意味から派生させて、能動的行動が行なえない舞
台背景としての価値しかない人間のことを言う。
自己を確立することができず、ものも考えずに定形的な行動をなぞっ
存在であり、最高技能値は10固定、もしくは集団キャラクターとして
の技能値のみとなる。
無限都市では同一のパーソナリティを持つ人間が複数存在すること
は良り、出くわすこともまれにある。自分自身との遭遇は自我の危機
をもたらし危険な事態であり、その中でも自分自身のエキストラ化し
た存在を見掛けることは非エキストラのもっとも恐れる事態のひとつ
である。
- おくじょうくうかん
- 屋上空間《領域名》
- ただひたすらに三メートル四方のコンクリートタイルからなる平面
が続く死の世界。《学園》の室内で天井を破壊したときにまれに出現
する。好奇心をもって調査に行ったまま出入り口を再発見できず零時
を迎え、以後何度も死を繰り返すだけになった生徒も多いと伝えられ
ている。
完全な晴天には太陽が見えるだけ。四方には完全に平面に地面が広
がり、地平線は空気によってのみぼやけてみえる直線である。
- かく・アイテム
- 核アイテム《概念》
- 無限都市における能動的な行動を行いうる存在、すなわち非エキス
トラは、自我の結晶ともいうべき持ち主にとって重要な品を持ち込ん
でいます。これを核アイテムと呼びます。
核アイテムを持っている、使用している状況は、所有者にとって自
分自身を再確認する行為であり、生きがいとなります。また無限都市
にやってきた人間がしばしば発揮する異常能力には、核アイテムが介
在することで発動するものも多くあります。
核アイテムは自分自身の中核的な存在なので、奪われたり破壊され
たりした場合には自我か崩壊するほどの衝撃をうけます。破壊された
場合には自殺すれば零時の再生時に核アイテムを持ったまま復活でき
ますが、奪われてしまった場合にはエキストラとなってしまうことが
多いようです。
- かりの・し
- 仮の死《概念》
- 無限都市では真の死は存在しません(少なくとも確認されている限
りでは)が、真実ではない死は存在します。仮の死はあまりにもあり
ふれた存在であり、人々は仮の死を迎えることを恐れていません。そ
のため自暴自棄と見える行動を取ること、殺しあいになることが良く
あります。
無限都市でも人間は切り刻まれたりすれば肉体的な死を迎えますが、
肉体的死が一時的なものでしかなく、必ず深夜の零時には復活してし
まいます。この必ず復活してしまうことから、肉体的死を仮の死と呼
んでいるわけです。
零時の復活
仮の死以外の死としては精神的死が存在します。これはエキストラ
化と同義です。
精神的死
各地には真の死は困難であるが存在する、無限都市を抜け出して夢
からさめるように現実に戻ることができる、という伝説が存在します
が、真の死を得ることのできた人間は確認されていません。
- かんもん
- 関門《概念》
- ひとかたまりの空間と空間の区切り・切れ目であると認識される通
路のこと。関門であると認識される通路のこちら側と向こう側とは、
別の意味論を持つ空間であると分離される。
関門を経由しないと行けないと認識されている場所にへは、疾走を
用いても移動できない。
関門の例としては《学園》の校門があげられる。校門は生活空間と
学校空間という二つの空間の境界であり、条件を満たせば他方の空間
へと移動することのできる通路であるからです。
一般的な部屋は、なんらかの《扉》を経由してのみ侵入できるので、
《扉》もまた他の部屋空間との《関門》の一種であるとも定義できま
す。
扉
関門はゲーム上は通過条件として人格の有無を問わない敵キャラク
ター、もしくは複数の難易度から構成される行動手順として実装され
ます。
- しっそう
- 疾走《特殊機動》
- 目を閉じて走ることで念じた目的地に向かって移動すること。無限
に広いうえに頻繁に経路の接続が変更される無限都市では、これ以外
の方法で再び同じ場所に出ることは困難である。
無目的に疾走したり目的地が消滅していたりするとランダムに未知
の場所に転移して、とても危険である。また、目的地として念じた場
所と同一の形態をもつ別の場所に転移することもあり得る。
- じぶん・はかば
- 自分墓場《領域》
- 未だうごめいているものから腐敗、白骨、そして化石化したものま
で、自分の死体で地平線まで埋めつくされているという可能世界。
同一人物多数存在現象
- しんの・し
- 真の死《概念》
- 各地には真の死は困難であるが存在する、無限都市を抜け出して夢
からさめるように現実に戻ることができる、という伝説が存在します
が、真の死を得ることのできた人間は確認されていません。
(準備中)
- せいしんてき・し
- 精神的死《概念》
- 仮の死以外の死としては精神的死が存在します。これはエキストラ
化と同義です。(準備中)
エキストラ
- つうろう
- 通廊《概念》
(準備中)
- どういつじんぶつ・たすうそんざい・げんしょう
- 同一人物多数存在現象《概念》
- 無限都市では複数の自分自身が同時に存在している状態に遭遇する
可能性もある。前日の自分自身の遺体を発見するどころではなく、無
限分岐した別の自分に遭遇することもある。
これを利用し、PCが仮の死を遂げたときにも、同余力の同人物の別
可能性をPCに切り替えて、登場させることが可能になる。
自分墓場
- とびら
- 扉《概念》
- 無限都市には大量の扉がある。扉の両面がどこに通じているかは、
不定期かつランダムに切り替わる。扉が閉じている時にはもちろん、
扉を開けていてさえ、誰も見ていない瞬間に切り替わることがありう
る。
窓も《扉》の亜種であり、ある部屋の外の環境はランダムに切り替
わりうる。
なお《扉》は《関門》の一種であり、扉の向こう側であると認識さ
れている空間には、《疾走》により移動することはできない。例えば、
廊下から《扉》の向こう側である教室には、《疾走》で入ることはで
きない。
関門
- なづけ
- 名付け《概念》
- 名付けによる支配。(準備中)
- にくたいてき・し
- 肉体的死《概念》
- 食事に供されたりする(準備中)
仮の死
- みししゃ
- 未死者《概念》
- 未だ死せざる者。(準備中)
- れいじの・ふっかつ
- 零時の復活《概念》
- 無限都市では、肉体的死を迎えた場合にも午前零時になると各個人
が前回午前零時に寝ていた場所で復活します。この時、記憶は前回の
零時時点までしか残っていないことが普通です。ようするに、零時に
は記憶と肉体が自動セーブされていると考えればいいでしょう。
この現象のため、零時時点で相手を自分の知っている場所にとらえ
ておくことができたなら、何度でも好きなだけ相手をいたぶることが
できてしまいます。こういった恐るべき事態を避けるため、睡眠場所
は秘密にされるのが普通です。
零時の復活には謎が多く、同一人物多数存在現象の原因として死ん
でいないのに復活することが原因であるとの説などもあります。
同一人物多数存在現象
- ロッカー《領域名》
IC04
学園都市コルチキンタワーに入学した生徒が最初に与えられるもの
の一つ。錠前のついた堅牢な扉がついているが、中に繋がる空間は常
に安定している例外的存在。
内部はカプセルホテルのカプセル程の広さで、多くの生徒はここを
同時にねぐらとしている。錠が中からもかけられることを含め、安全
性が比較的保障されている。
自分のロッカーへは螺旋廊下で《疾走》することで辿りつく事が可
能。「カプセル」「棺桶(コフィン)」などと表現されることもある。
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