00:22:49 ! mimiMao7 (Quit: Leaving...) 00:33:51 Morris -> MorrisZZZ 01:24:50 ! Hisasi (Quit: ) 02:42:46 ! Toyolina (Ping timeout: 121 seconds) 06:53:50 ! utako (Quit: Leaving...) 07:59:14 MorrisZZZ -> Morris 08:19:01 Morris -> MorisWork 11:47:33 きょうもいればできるよ 12:22:07 + Toyolina (Toyolina!Toyolina@7c294a97.i-revonet.jp) to #KA-01@trpg.net 12:22:09 Mode by kataribe: #KA-01@trpg.net +o Toyolina 14:31:29 + kisito_i (kisito_i!kisito_i@pw126229191010.25.tik.panda-world.ne.jp) to #KA-01@trpg.net 14:41:20 ! kisito_i (Connection closed) 15:04:04 + utako (utako!utako@KD106175255242.ppp-bb.dion.ne.jp) to #KA-01@trpg.net 15:04:33 Mode by licorice: #KA-01@trpg.net +o utako 18:05:16 + meltdown (meltdown!meltdown@d128.Wst8N1FM3.vectant.ne.jp) to #KA-01@trpg.net 18:40:12 + yuzuriha (yuzuriha!yuzuriha@u745027.xgsnun51.imtp.tachikawa.mopera.net) to #KA-01@trpg.net 18:53:05 MorisWork -> Morris 18:56:56 + TK-Lean__ (TK-Lean__!tk-leana@60-56-35-162f1.hyg1.eonet.ne.jp) to #KA-01@trpg.net 18:58:01 ! TK-Leana (Ping timeout: 121 seconds) 19:18:53 ! asahiya (Quit: パソコン再起動タイム―) 19:27:39 + asahiya (asahiya!asahiya@i58-95-91-244.s11.a026.ap.plala.or.jp) to #KA-01@trpg.net 19:27:52 Mode by licorice: #KA-01@trpg.net +o asahiya 20:07:09 TK-Lean__ -> TK-Leana 20:34:16 MOTOI -> MOTOI[bath] 20:37:57 + Hisasi (Hisasi!hisasi@s3.84.247.220.fls.vectant.ne.jp) to #KA-01@trpg.net 20:38:12 Mode by OTE: #KA-01@trpg.net +o Hisasi 21:26:29 MOTOI[bath] -> MOTOI 21:52:01 yuzuriha -> yuzu_squst_ 21:52:55 むにゃ 21:53:11 むにゃ 22:49:44 yuzu_squst_ -> yuzu_sleep_ 22:56:50 ! meltdown (Quit: 皆様に「砂漠の風」のあらんことを) 23:17:16 ------ 23:17:30 #ゆらゆらとした夢の中 23:18:15 #山奥に密かにある小さな家 23:18:33 #あまり広くは無いが住むには心地よい、帰る場所 23:19:07 #待っているのは 23:19:26 ハワード:「ただいま」 23:19:34 #戸をくぐると 23:19:39 アリスン:「おとうさま!」 23:19:52 #転がるように走ってくる金髪の幼い子 23:20:00 エリスン:「おとうさま、お帰りなさいませ」 23:20:19 ハワード:「ただいま、アリスン、エリスン」 23:20:45 #飛びついてきたアリスンと駆け寄ってきたエリスンの頭を撫でて 23:21:15 アリスン:「おかえりなさい、おとうさま」 23:21:45 ハワード:「はは、そんなに引っ張らないでおくれ」 23:22:27 #べったりと張り付く二人の娘に 23:22:37 #そして、その奥から顔を出したのは 23:22:44 マデリン:「おかえりなさい、ハワード」 23:23:08 #娘達と同じ長い金髪の妻の姿 23:23:35 ハワード:「ただいま、マデリン。会いたかったよ」 23:24:39 マデリン:「ふふ、ほらエリスンアリスン、お父様が座れないでしょう?」 23:24:46 アリスン:「はぁい」 23:24:53 エリスン:「はい、お母様」 23:25:59 #古びた木のテーブル、いい香りのする薬草茶に目を細めて 23:26:47 ハワード:「やっぱり君の薬茶はとても美味しいね、あちこち回っている間も君の料理が恋しくてたまらなかったよ」 23:27:31 マデリン:「嬉しいわ、また少ししたら各所を回るの?」 23:28:42 ハワード:「うん、この間もアジアから来たという術者と知り合ってね、他にも土地にちなんだ呪術師や魔術師集団ともなかなか楽しい話が聞けたんだよ」 23:29:01 #この頃は、若き魔術師として積極的に活動していた 23:29:58 #興味を示したものに何でも首を突っ込んでみたり、人と知り合ってみたり、魔術師らしからぬ振る舞いも多かった 23:30:11 #ぶっちゃけUGネットのウィルそのものだった 23:30:41 マデリン:「……でも、気をつけてねハワード」 23:30:45 #頬を撫でて 23:30:46 ! lute (Connection closed) 23:31:32 ハワード:「わかっているよ、魔術師としての自覚はちゃんと持っている。君やエリスンアリスンを悲しませるようなことはしないよ」 23:33:03 マデリン:「そうね、ハワード。それでも心配してしまうわ、あなたはとても純粋な人だから」 23:33:21 ハワード:「そうだ、これを」 23:33:27 #差し出したのは白い花 23:34:14 ハワード:「もちろんお土産はこれだけじゃないけど、君が一番好きなこの花だけはいつだって忘れないよ」 23:34:20 マデリン:「ハワード」 23:34:33 #はじめて会った時にもらった花 23:34:58 #魔術師の基礎を学んでいた時に君の為にと花畑を作ってくれた 23:35:21 マデリン:「ありがとう、ハワード……嬉しいわ」 23:36:15 ハワード:「世界のどこに居ても、いつだって僕が帰ってくるのは君の所だよ」 23:36:56 マデリン:「……ハワード」 23:37:05 #その目は真っ直ぐだった 23:38:02 #世界の全てを知ろうという、真っ直ぐで純粋な 23:38:28 #だが、それゆえに危険な目だった 23:39:22 #救世主として神に作り出され、その身を犠牲にする未来を 23:39:35 #マデリンは知っている 23:40:05 ハワード:「マデリン?」 23:40:43 マデリン:「ああ、ううん。なんでもないの、もっとあなたを見て居たかったのよ」 23:41:17 ハワード:「ははは、おかしなことを言うね。僕はいつだって帰ってくるって言ったじゃないか」 23:41:27 マデリン:「…………」 23:41:34 #手を握って 23:41:56 #ここで記憶が途切れる 23:42:16 #また違う時間 23:42:50 #真っ黒に炭化した薪の残骸 23:42:56 #重なった灰 23:43:15 #まだ燻った煙があちこちから細い糸のように上っている 23:43:53 #火あぶりに処された魔女の残骸 23:44:18 TK-Leana -> TK-Leana_away 23:44:23 #そこには人の姿は無く、炭と灰と投げ込まれた石が黒く煤けたまま 23:44:26 #取り残されている 23:44:31 ハワード:「…………」 23:44:43 #立ち尽くして 23:44:57 #ゆっくりと膝を突いた 23:45:05 ハワード:「…………マデリン」 23:45:54 #掴んだ炭は脆く崩れ、黒いマントが灰まみれになる 23:46:08 #そこに妻の姿はない 23:46:12 ハワード:「マデリン」 23:46:30 #もがくように手を動かして、その姿を探す 23:46:36 #這い回るように 23:46:37 #だが 23:46:43 ハワード:「マデリン……」 23:46:52 #妻の姿は見つからない 23:47:13 #その場にうずくまって 23:47:25 ハワード:「マデリン!マデリン!」 23:47:58 #こぶしを叩きつけ、灰まみれになりながらもなおも 23:49:00 #名を叫んで炭と灰だらけになった火刑跡でうずくまる 23:49:05 ハワード:「……マデリン」 23:49:26 #あの愛しい金髪の妻が 23:50:00 #自分に魔術を与えてくれた、ずっと側に居ると誓ったかけがえのない人が 23:50:32 #煤で薄汚れた頬を伝って 23:50:38 #涙が落ちた 23:50:46 ハワード:「マデリン」 23:50:57 #へたり込んで空を仰ぐ 23:51:03 #少し離れた位置で 23:51:12 アリスン:「……おとうさま」 23:51:30 エリスン:(制するようにアリスンを抱きしめる) 23:52:03 ハワード:「……マデリン……どうして……マデリン、君は……僕の」 23:52:21 #呼びかける声は届かないまま 23:52:38 #濁った空を見上げる 23:52:42 #いつまでも 23:52:45 #いつまでも 23:52:53 #そして 23:53:06 ウィル:(はた、と目を覚ました) 23:53:39 #橋の下ハウス(中は優雅なコジャレハウス)の長椅子の上 23:53:54 #体を起こした 23:54:05 ウィル:「…………夢」 23:54:20 #だが直前までは覚えていたはずの夢の内容が綺麗さっぱり頭から消えている 23:54:34 #ウィル:「……」>目を閉じて額に手を当てようとして 23:54:40 #はた、と気づく 23:54:45 #頬を伝っていた涙 23:55:05 ウィル:「……これは」 23:55:23 #何かとても大切なものの夢だった気がする 23:55:44 #胸が締め付けられるような 23:55:51 Morris -> MorrisZZZ 23:55:52 ウィル:「……ダメだ」 23:55:54 #思い出せない 23:56:03 #記憶の欠片もなにもない 23:56:13 #ただ、頭に残っていたのは白い花 23:56:24 #唯一つの手がかりを 23:56:45 ウィル:「思い出せない」 23:56:53 #とても大切だった何かを 23:57:03 #両手で顔を覆ってうつむく 23:57:18 #こんな日は 23:57:34 ウィル:「……少ししたら、カフェに顔を出すか」 23:57:42 #この涙が収まったら 23:57:44 ---------- 23:57:48 地味に積む 23:58:00 そして不吉な予感がギュンギュンする