かつて、人々の生活の周りには、闇がありました。 化け狐……鬼……山姥…… 妖怪と呼ばれるそれらのは、確かに人々の生活の中に生きていました。 これを、無知の生む妄想と片づける事も出来るでしょう これを、昔話の中だけの話と言うのも良いでしょう しかし、光溢れる現代 光によって色濃く生み出された闇の中 存在しているのです 幽かに……密やかに…… 妖(バケモノ)は……
の世界は、あなたの生きる世界です。 テレビや雑誌で心霊現象が取り上げられながら、存在が証明されていない世界。 宇宙人の話で盛り上がりながら、そんなものはありえないと思っている世界。 あくまで映画の中だけの世界。 そんな世界の中で生きる、『妖怪』があなた達です。 あなたは人間ではありません。 あなたの存在は、人間達の言う生物学には束縛されません。 物理法則にも縛られません。 あなたが縛られるのは、一つの法則。 一つの理(ことわり) 『人間に知られると、力を失う』 妖怪は、人間に知られる事で力を失います。 力を失う事によって、存在自体を失ってしまうモノも居るでしょう。 忘れないでください。 あなた方は弱い存在です。
禁足地。それは人の踏み入れるべきでない土地。かつて、数多くあった神域 や霊場、人の通わぬ土地であり、妖怪の棲むとされていた場所でもある。開発 が進むに連れて、また闇に光が持ち込まれるにしたがって数を減らしていった その場所は、現在も僅かながらに存在する。 だが、多くは人の目にさらされ、禁足地としての力の大方は消失してしまっ ている。ほんの暫く身を隠す程度にしか使えないだろう。 ・霊場 文化保護と言う名目で残された人工的な禁足地。もっとも数多く存在するも のの、人の目に触れやすいのもこれらである。一旦騒ぎになるとあっという間 にメディアが押し寄せる場所でもある。 ・危険地帯 人間が住む事の出来ない環境の場所。それゆえ、ほとんど人間が訪れる事は ないため、目撃される可能性も低い。ただし、噂が発生する可能性も高い為、 油断は出来ない。先住者が居る事も多い為、新しい棲家とするのは難しいであ ろう。 ・まよひ家 他の場所と違い、人里にごく近い場所に存在する。場所と言うよりも一種の 空間の歪みであり、各所にいろいろな形で存在する事がある。昔話では、幸を 得られる浄土としされていた。 望めば誰でも訪れる事が出来るものの、一晩の滞在しか許されず、その場所 を独占する事も出来ない。
参加者は、覚えておいてください。 鬼太郎は出来ません。 妖怪は、人間の友達でもありません。 あなたを守ってくれる組織もありません。 人間社会であなたを守るのは、あなた自身だけです。 ヒーロー物をやりたい人にはお勧めできません。 存在の危うさを忘れないでください。
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