エピソード002『大仏破壊命令』
- 蘇礼院真慈海(それいいん・まじかい)
- 大仏ロボを操る正義の破戒僧。少林武術の達人。
暗黒で埋められた部屋を薄暗い照明がぼんやりと照らす。
そこに集った影、影、影……
- 影1
- 「ついに地球の福建少林寺が動きを見せただと?」
- 影2
- 「しかもそれだけでは無い。大仏ロボまで持ち出したらしい」
- 影3
- 「あの少林寺最強の格闘兵器をかっ!?」
- 影4
- 「蘇礼院真慈海か……何にせよ、我々といずれコトを構えることになるだろう」
- 影1
- 「即刻、大仏ロボの破壊と蘇礼院真慈海とかいう地球の少林寺の坊主の抹殺を提案する」
- 影2
- 「確かに先手を打ったがよかろう」
- 影4
- 「してその役、誰に任せる?」
その時、威勢のいい声が漆黒の部屋を震わす。
- 声(ハモり)
- 「その役目、我らにお任せをっ!」
- 影3
- 「おおっ! お前達は!!」
- 声(ハモり)
- 「我ら暗黒少林拳十三人衆! 大仏ロボなど恐るるに足らずっ!!」
- SE
- カッ!
13人の拳士達がライトアップされる。
- 影1
- 「……13人」
- 影2
- 「どうした?」
- 影1
- 「……いや、みょーにキレのイイ数字だから……」
- 影2
- 「は?」
- 影1
- 「あ、いや、こっちの話」
- 真慈海
- 「ぶぇっくしょい!」(←クシャミ)
- SE
- がきょーーん! がきょーーん! (←大仏の足音)
何だかよく解らないが突然、敵っぽい奴らが現れた。
暗黒とか言ってるから多分悪だぞ。
風雲急を告げはじめた大宇宙!
正義の為に戦え真慈海!! 敗けるな大仏ロボ!!!
次回の『地球伝承ペルセウス腕開拓史』お楽しみに。
2150 1月末
既にこれで真慈海と大仏ロボの話は2話目ですから、1クール(=13話)以内にケリを着けるとなると、どっかで3人ぐらい纏めて倒さないといけません。
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