これは少し前からいじっていた、擬似オカルト的テクノロジーが実在する宇宙でのスペースオペラ用の世界設定です。
見る人が見れば分かりますが、これは実は「宇宙英雄ぺりー・ローダン・シリーズ」をオカルト的な描写を強化しつつ私流に焼き直したものとしてはじまりました。もともとローダンシリーズ自体が未訳分ではオカルト的な設定を大量に使用してこともありまして、さらにオカルト化させると面白いだろうと考えたのが発端だったのです。
宇宙からの(なぜか人類の同族の)侵略者に対して、地球に残された過去からの遺産とあきらめることを知らない人々の努力、そして奸計によって弱小勢力が独立を保っていく……といった初期のローダンの話を再現したかったんですね。
まだ設定が固まっているとはいいがたいので、これから歴史を固めてみて、どの時点のどういった人間をPCとして扱うのかを考えていく事になります。
1999年、グランドクロスとともに世界は変わりました。それまでは封印されていた呪術の類が、実際に大きな効果を産むようになったのです。
最初のうちは多くの人はそのことに気がついていませんでした。
そして、西暦2000年にある事件が起こります。
アマチュア天文家が発見した、異常に反射能の高く高速で外宇宙より飛来したと思われる球形の小惑星が、月に衝突したのです。その時に月面に調査船を出せる体勢にあったのは、月面基地作成実験のために準備中であったHIIB他三機でした。
最初に月面に向かったロケットは謎の爆発事故を遂げ、警戒して進んだ月面調査隊が月の裏に見たものは……なんと巨大な宇宙船。初の地球外知性体との遭遇に興奮する調査隊は、異宇宙船の乗員にであって大きな驚きを得ました。彼らは人類そっくりだったのです。のちに判明したことですが、彼らは銀河に大勢力を誇る星間帝国、アトランティス帝国の人間だったのです……。
ほとんどガジェットぱかりですが……。
・復活する長門。
核実験に使用され、姿を消した長門が、祈りの力によって亡霊戦艦として復活する。のちに宇宙へ旅立ち、地球を侵略の危機から救います。
・レイライン航法
地球を覆う遺跡のラインをレイラインなどと呼びますが、これは実は宇宙にまで伸びていました。このレイラインを利用して宇宙飛行するのが、レイライン航法です。新幹線をレイライン航法で飛ばすことを考えています。ちなみにナスカは旧時代におけるレイライン航法による宇宙への発射基地の一つでした。
で、レイライン航法による定期航路型列車の名称は、やはり銀河鉄道でしょうね。JR銀河本線ひかり53号が東京駅を出発したりする光景を考えています。
新幹線に列車砲を載せてみたりとか……。
・方舟の飛翔
人類の危機に際して、ユダヤ教徒たちの祈りに答えアララト山から全木造の超宇宙船「方舟」が飛び立つ。
・ヴィマーナ
古代インドの伝承が核戦争を示しているとの説は本当だった。
地球の封印が解けた今、ストゥーパ型の宇宙船ヴィマーナが地球の航空界を支配するのか?
他にも岩舟だのも飛ぶでしょう。
・万能戦艦発進す
地球の科学と魔術の粋を凝らした万能戦艦。超高速の宇宙飛行は無論、超高圧の大気圏も、果ては地中さえも航行可能。
姿は虹色の光が複雑に流れる流線型。
当然ながら一番艦は轟天、二番艦はドレッドノートあたりかな。
・イマジネーションドライブ
想像力触媒駆動。超光速機関のひとつ。
長門の戦闘を研究する過程の副産物。
発動機としては、ヤハマやホンダのものが有名。
・イマジネーション・リアクター
想像力触媒反応炉。地球の技術。「思いを力に」とのキャッチフレーズで知られる想像力を触媒として虚空からエネルギーを引き出すシステム。
長門の戦闘を研究する過程の副産物。
・巨大ロボ
Kodai-Robo。地球の陸戦兵器。
IR駆動。その特性上若者……特に日本人の少年が最高の適性を示す。
・青銅巨人やゴーレム
ギリシャ神話系……ですが、敵として出て来るのかもしれません。
・月は巨大要塞である。ただし当面目覚めない。
そのうち地球防衛機構軍の駐留所になる予定。
・土星の衛星ミマス
冗談として「あれはデススターだ」と言われますが、ほんとに機動要塞であるという事にします。
・火星のフォボスとダイモス
これも機動要塞です。
太陽系の衛星は、どれも要塞なのかも思ってしまいますが、まあそこまでは行かないでしょう。