我々の世界とはまったく異なる、別の世界を舞台とした、いわゆる異世界ファ ンタジーです。単一の神話体系をもたず、豊富な呪法体系、宗教体系が存在する のが多くの異世界ファンタジーとの相違点でしょう。 基本はいわゆる「剣と魔法の」ファンタジーなのですが、人間以外の人間型知 的種族が存在しません。人型の神々が存在するのは事実ですが、人間と神々の間 には明確な境界など存在しないくらいです。 いまは亡き超技術文明、超魔術文明などが大量に存在するばかりか、現在も大 発展を続けている超文明さえいくつも存在しているのが最大の特徴であろうか。 超文明とは、核兵器を上回るような超兵器や人工の神々、独自の呪法体系などを 開発することができる文明のことです。
・豊富な呪法 呪法(いわゆる魔法など)の体系が大量にあります。空間に回路を刻んでプロ グラミングする空間場工学、力の神との交信により(光、炎、地、崩などの)力 をあやつるリーア、魔獣を体に封じてその力を使う魔獣封身術、念じることに より念を物質化したり意志を通じ合ったりする操念法、物の理を理由付けとし て利用して世界に干渉する理法、色の持つ象徴性を利用した色力象呪……など など、豊富な呪法体系が大きな特徴です。 ・豊富な異能 人をいとおしむ力の具現であるエフェクの光、エネルギーを変換・操作する ソーンの力、青い光とともに変革の力を振るうラオネイク、特殊な叫びによっ て破壊力を発するラウヤ・アマルク、相手の姿の投影を見せる事で相手の未来 を暗示するケヌ・アルアーダなどなと……異能も豊富です。 神々の力も異能だという説もあります。 ・豊富な古代文明 強力な世界規模のものから極小規模なものまで、古代文明は大量にあります。 空間場工学によつくりだされた「ひとつの宇宙を封じて力源とした」球形浮遊 要塞イフェ=ナスルを生み出したって世界にピタタレス帝国、呪術的な生体工 学により強大な能力を持つ光の家系と呼ばれる神人の一族を生み出した古ロト ス、物理学と遺伝子工学を極め軌道要塞と超コンピュータによって覇者を目指 したエルガルトス文明、すべての国民を神々を越えた存在にする超絶的な教育 技術と広範で多様な技術を誇る超国家ニモト……。 ちょっとした小道具でさえ、シナリオの背景として利用するには十分なもの になっています。
・特殊なアイテム 特殊なアイテムによって事件が引き起こされる。それを知ったキャラクター 達が原因を究明し、そのアイテムの性質と使用者の意図を調査し、引き起こさ れた問題を解決する。 アイテムとは物品に限らず、遺跡や人物、呪法体系であってもよい。 遺品に人間ドラマを絡めるところか重要である。
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