星間民族紛争スターティングガイド:キャラクターの作り方


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星間民族紛争スターティングガイド:キャラクターの作り方

 一般的なセッションでは、最高技能値は14とします。これはかなりの強さで、
だいたい専門領域では出身国有数・最高級の能力といえます。
 15ではないので完全なトップというわけでもありませんが……。


イメージの確定

 プレイヤーは、自分のキャラクターの民族と職種、暗い過去と宿敵、後援者
について考えておいてください。職種はふたつくらい重ねて取って使い勝手が
良いかと思います。


民族

 原則的に日本人以外ならなんでもかまいません。旅行ガイドなどを参考にし
てみるといいでしょう。
 それぞれの民族の持つステレオタイプな(画一的な)イメージをうまく利用し
てキャラクターを作ってください。


職種例

 具体的な技能・特徴については、職種別ひな型をご覧ください。
 だいたいメインの職能関係の技能を13や14でとり、それ以外を10〜12程度で
取得することになります.

・船長
・操船技師
・砲手
・白兵戦担当者
・狙撃兵
・超能力者(各種)
・占い師
・呪術師
・技術者
・考古学者
・工学者
・猟兵


暗い過去の例

 星紛世界では宇宙に出るということは大変なことです。やむを得ない存在と
して、疎まれながらも存在を許されている各国の宇宙軍でさえ、入隊しようと
したならば親戚総出で説得され、振り切ったとしても絶縁状態になります.い
わんや宇宙商人になったり遺跡探索をしたりするようになれば完全に戸籍から
も抹消され、それまでの人間関係は崩壊・消滅します。
 それだけのリスクをおってもなお、宇宙に旅立つための動機として、振り捨
てたかった過去を考えてください。

・科学差別でひどい目に遭った
・不具・奇形でひどい目に遭った
・異民族にひどいことをされた
・混血なので差別を受けた
・重い持病をわずらっている
・人造人間である
・自分を人間扱いしなかった研究所から脱走した
・生体改造を受けている
・親族・親友を惨殺された
・宙船乗りであるのでひどい目に遭った
・宇宙生まれ、宇宙育ちなのでひどい目に遭った
・日本人と関係があるので知られると危険


宿敵・後援者の例

 宇宙は、あらゆる意味で危険な場所です。優れた力量で鳴らしているPCたち
とはいえ、単独で行き続けるにはあまりに厳しい「紛争」が続いているのが現
状。そこで、各PCには後援者を設定してください。後援者はおおむね個人では
なく特定の団体であると思われます。後援者とはいえ、PCと後援者のあいだに
良好な関係があるとは限りません。単に、PCは生存と困難解決のために後援者
の力を利用でき、逆にその代償として後援者からの指示に応じる必要があると
いうだけです。
 また、後援者の敵や個人的な宿敵も設定しておいてください。

・超能力研究所
・各国政府機密機関
・宗教団体
・有力宙賊
・マッドサイエンティスト
・魔術結社
・日本のエージェント


特殊な利点

 結局は技能・特徴として数値化されるのであまり別個に考えなくてもいいの
ですが、

・高性能な発掘宇宙船を持つ
・高性能な発掘兵器を持つ
・特殊な道具を持つ
・特殊な情報源を持つ

 などを考えてください。


例:シルビアの場合

 星紛キャンペーン01のシルビアは、裏設定を含めると

民族:アイルランド人と日本人の混血
職種:船長、考古学者(他の技能もあるけど)
暗い過去:混血ゆえの差別、実は日本人との混血、ほか多数
宿敵:ドイツ第四帝国
後援者:ブギス族、(&本人も知らないけど日本の一派)
特殊な利点:宇宙船マッキンリー

 といった感じになります。
 どちらかというと特殊な設定もありますが……。



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