星間民族紛争人名録

あ

アブディー《人名》: 其の筋では「白蛇」の名で有名な暗殺者。未だに現役とも言われるが、真実は定かではない。
アミテリィ・グレスファイ《人名》: 異常なまでに優秀な砲術手。ジプシー出身で占いや心霊治療もかなりの腕前である。
身長が男性の腰ぐらいの高さで、銀髪に赤い瞳。先に水晶の付いた杖をついている。小柄でかわいいタイプ。23才。

い

う

え

エヴァ・ラディンガー《人名》: ドイツ系。実はムッターのクローン。ムッターは生体宇宙船のブレインとなっている。三年前にムッターにより作られ、一年前まで外界を見たことがなかった。

お

か

カルーノ・シュペルム《人名》: 常に真実と未来を見つめ、そして祖国を憂えるギリシャの作家。
自らが直観能力者であることに気づかず、遺産に関する様々の奇怪な言動で祖国を追われる。「真実の観察者」である自分を受け入れられない祖国に遺産を持ち帰り、自らの正当性の商人と祖国の覚醒を願う。祖国では若い者がこの作家に勇気づけられ、次々と宇宙へと旅立っているというが、その数は定かではない。
著書に『ウォルフ・ハミルティア(真狼夢想)』『エミリオ・デルタミラ(数知れぬ星達よ)』『遺産に関する考察』などがある。金毛碧眼長身、体格も結構なもので、とても文学畑の人間には見えない。しかし右手にはペンダコがあり、さすがに作家である。
常にメモカードを持ち歩き、ことあるごとに何かメモをしている。暇があると何かしら随筆をそのカードに記している。鋭い観察眼で１つの物体から30の特記点を見出すことが出来る。物質に限らず、情報に関しても同様。
言語はビジン英語とギリシャ語の他、古代の言語について研究したことがある。祖国ギリシャ発つ際、唯一の理解者であり最愛なる妻を暴徒に襲われ失う。作家の心に深く癒えぬ傷を残したことはいうまでもない。
かんざき・ごろう
神崎五郎《人名》: 日本人潜入工作員。商船船長を装っている。・中国人に化けて各地を探っている。・辣腕商人として知られている。
余力
特徴
技能隠密行動:13 北京官話:12

き

く

け

こ

さ

し

シルビア・ジェラルディン《人名》: 父から受け継いだ調査船マッキンリーのオーナー。20才。
母を知らずに育った。東洋人とアイルランド人の混血。混血である事が一目で分かるために、ずいぶんと迫害されている。
アイルランド人の父の亡き後、逆境に耐えて、母のことについて知るために、自分のうまれ育ったこの船で旅を続けている。
優れた「直感能力」と言語学上の才能を持ち、その知識は異常なまでに豊富である。

す

せ

セシリアーナ・N・ケンヘイヴェン《人名》: スウェーデン星系はストックホルム星に生まれる。幼い頃から両親に各種習い事をさせられ、それがもとで、各種技能を習得することに楽しみを覚えるようになる。以後、ありとあらゆることを習い、習得するように努めるようになる。業をはじめとする考古学にも手を出すようになって{遺産}の存在を知り、以後その存在について密かに研究を始める。だが、国家上層部からの強い圧力のしたでそのような研究を続けることは困難と分かり、もっとも合法的に遺産に関れる場所を求めて、軍への入隊を志願した。
幸い、大学で研究していた分野の知識を買われて望みどうりに開発部に配属され、以後数年間を遺産の研究に費やす。その間、各種電子機器や超兵器などについての知識をため込む。二十五歳の春、シャンナ川上流域の密林で新たに大量の遺産が発掘され、その研究に臨時で参加していた彼女が夜勤中に見たものは、恒久的な動力機関を搭載した宇宙航行艇の心臓部である動力炉と、それに付随する人工知能体だった。動力炉は動き続けており、人工知能体の電源もそこから供給されていたために、知能体は意志を持ち続けていた。既に軍内部でも指折りの研究者となっていた彼女は、密かに自らの研究室にそれらのアッセンブリーを持ち込み、人工知能体と会話を始めた。時は流れ、人工知能体も完全な意志復活を果たした (省電力モードから復帰したという表現のほうが正しいのかもしれないが)。彼女は人工知能体と会話するうちに、驚くべき事実を知る事となる。忘れもしない二十五歳の冬、彼女は、誰よりも[遺産]に近づき、そして遺産を知ってしまった自分の罪を思い知ることになる。なんらかのルートで情報が漏れ、彼女が遺産と独自に接触を行なっていたことが知れるや否や、軍上層部から[消去]命令が下る。人工知能体からそのことを知らされた彼女は、星を捨てて旅立つ決心をする。このままでは確実に処分されるということで人工知能のアドヴァイスを受け、彼女は新惑星探査船 (という名の武装原住民掃討船)を乗っ取り、国外へ退去する。以後、探査船と人工知能を友人として放浪生活を送る。補足ではあるが、人工知能は探査船の操縦系統とシンクロし、付属の動力炉は探査船の動力炉と換装されている。頭文字を取って「ＳＮＫ」と呼ばれる。
気に障るけどよく言われるセリフ「そんなことだからもらい手がいないのよ！趣味で射撃を楽しむ独身女性二十六才。
搭乗している探査船はダブルデルタの有翼であり、大気圏内の行動能力が非常に高い。内部には小型艇の格納庫を４つ持つ。主兵装は船体の大部分を占める対空対地両用四連装レールキャノンと対艦船用謎の魚雷。破壊力や誘導方式は完全に謎。近接防備兵装に、実弾型の高速機関砲を装備、レーダー関係がかなり充実している。当然だが、レーダーはレールキャノンを始めとした兵装と連動する。推進機関は、秒間数万回のワープ航行を行なう超光速推進と、大気圏内で使用するロケットを使用しての通常推進の二種類が使用可能。[遺産]の技術水準の船であるから、能力は未だ未知数な所が多い。搭載ＡＩの名称は、「サミー」である。AI搭載の船と言う事が知られると非常に危険な為、一般には両親の霊が乗り移った船という設定にしてある。
セルジオ・セルジア《人名》: トリガーハッピーの危ない奴で、喧嘩をさせれば勝てるやつなどほとんど居ない。宙船乗りとしての腕も超一流。
高貴な身分の出身であるものの、あまりの変わり者(自信過剰など) ゆえ身分を捨てて旅に出た。本人は全く身分が高いことは自覚していない。
色々な意味のない機械を作るメカマニアであり、遺跡発掘をするのも発掘したものをいじりたいからである。
盗品のブラスターを「スコーピオン」と名付けて愛用している。汚れなどで隠れているが、実はこの銃にはスリーダイヤのマークが入っているので知られるとかなりまずい。
身長189cm。32才。

そ

た

ち

チャカパット《人名》: 瞬間移動、感応探知、念動力、他心通と多彩な能力を持つ超能力者である。感応探知をしている時は、ぼうっとしているように見える。
タイ人で16才。親が誰かもわからない孤児で、僧院で育てられた。今でも一応修行僧である。
ちんとんしゃん
珍東上《人名》: 商人を装った対エスパー専門の暗殺者。

つ

て

と

な

に

ぬ

ね

の

は

バドル＝アル＝カターミ《人名》: アラビア星系ダラナー星出身。24歳までわりと名のしれた料理人として活躍していた。しかし、その年の暮れ偶然発見した遺跡のために彼の人生は変わった。もともと、器用な彼は約１年程でその操縦をマスターし、その後彼は自分の可能性を求めて宇宙に旅立つ。
その約二年後から３年間、スペイン星系に滞在していた記録以外、一切記録は残っていない。

ひ

ピソ《人名》: 天才的な操縦能力を持つブギス族の戦士。マッキンリーの操艦を担当している。
重々しい声で、楽観的な発言をする。
ある事件で命を助けられて以来、シルビアに心服しきっている。
背はさほど高くはないが、がっしりとした闘士型。腰に差した短剣には毒を塗ってある。29才。

ふ

へ

ほ

ま

マラル《人名》: 裏の世界では”青鹿”と呼ばれている情報屋です。とても高い超能力の才能を生かして、人の頭の中を無理矢理読んで重要な情報を手に入れます。
今は、商売キャラバンの参謀を務めていて、商売の情報を手に入れつつ、各地の重要な情報を手に入れている訳です。
ちなみに、マラルは”鹿”を表します。