地球が、人類が、自然が、自らを災厄から守るために「住人」を覚醒させた ように、災厄もまた、自分を阻止しようとする存在を抹消するための存在を作 り出し、東京に送ってきた。 それが、災厄の堕とし子である。 かつての終末にも現れ、住人、狩人と相対したわけだが、その力、形状、能 力は一定ではない。 住人の知識が豊富なものでも、ほとんど解からない存在……しかし、確実に 自分の「敵」である存在である。
・異能力をもつ(強さはさまざま) ・鍵の探知、結界の探知が可能(有効範囲、精度はさまざま。最大でも街の一 区画くらい) ・住人以外への認識撹乱能力をもつ(住人には無効。狩人は存在を意識し、集 中すれば認識が可能。異能者、一般人は認識付加) ・結界の侵入、脱出、感知が可能。(能力は住人、狩人のものと同種) ・「鍵」を具現化しての異能でしかこうかをあらわす事が出来ない。 知性はさまざま。本能のみで行動する者がほとんどだが、人間型などは、知 性が存在する場合もある。しかし、感情は一貫して希薄である。
さまざまで、動物型、植物型、人間型、その他とバリエーションに富んでい る。 共通しているのは、死体が残らない事で、何らかの方法(異能力や物理的破 壊)で倒した場合、黒い霧のようになって消滅してしまう。
災厄も、エネルギーが無限に有るわけではない。堕とし子を作る際、どうし てもエネルギーの供給が必要である。現在は、年越し時に「人間」を何人かエ ネルギーとして摂取している。 ある人間一人のエネルギーを堕とし子一人につぎ込んだ場合、例外として外 見が供給元の人間そっくりになる。 ただし、生前(?)の記憶を持っているわけでもなく、外見がそっくりなだ けである。
エネルギー供給元が狩人または異能者の場合、一般人や雑多なエネルギーで 構成された堕とし子よりも格段に精度の高い堕とし子となる。それを、「司 」と呼ぶ。司は、高等な知恵と思考能力を与えられ、災厄の代わりに墜 とし子を束ねる存在となる。 なお、エネルギーの制御と、意思の伝達、制御のために、その時代毎に決まっ た物体を持たされる。司たちは、これを「媒体」と呼ぶ。 以前の災厄の時にも司は何人か出現している。彼らは、時代によって人数が 変化するが、「13使途」「4織天使」「四神」など、現在に違った認識で伝 えられている。 なお、狩人がエネルギー供給元の司でも、鍵の具現化や結界能力はもたない。 (感情や思考能力を持った司が反抗し、災厄にたてつく要因を作らないために 結界能力などを付加させなかったらしい)
ほとんどの堕とし子は、結界能力か、鍵を頼りに探知し、術者を消滅させる 事を目的とする。その際、周囲の被害は考えに入れない。 また、何らかのエネルギーを摂取しないと消滅してしまうタイプの堕とし子 は、人間の精神や気温、天気など、通常の常識では判断できないものを「食っ て」自分を維持する。当然、自分を維持するために、現代社会を考慮には入れ ていない。
・最高技能値はさまざま ・「結界感知」「結界侵入」「結界脱出」「鍵探知」「結界探知」が必須 ・司は、「媒体召還」技能も必須。 ・「死亡したら黒い霧となって消える:3」の特徴が必須。 ・「鍵の具現」を発動していない攻撃は、すべて自動的に無効化出来る。
・PC(=主人公)ではない。 ・基本設定に触れる部分は、世界管理者との打ち合わせで決定する。 ・データ、設定公開の義務はない。 ・データ、設定などは、世界管理者の承認を必要とする。 以上の事を年頭においてください。 災厄の堕とし子は、きわめて制約が少なく、何でも出来るようでありますが、 世界設定的に無理があるのも中には存在する筈です。 そのような時、EPや小説を書き始めてしまってから設定を直すような事は、 非効率だと思うので、災厄の堕とし子を使う場合は、一度世界管理者に通して からにしましょう。
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