AD2045とは、太陽の以上活性化により太陽系の住環境の壊滅が予測されてし まった近未来、地球脱出のための移民船が建造されるなか、それに反対する勢 力によるテロが横行、テロに困った国連地球脱出機構(IEEO)が設立したIEEO直 属軍のメンバーとなり、テロ対策に励む……という、世界設定です。 http://kataribe.com/AD/ が総本部のホームで、制作主任の不観樹露生氏によるページは http://www.geocities.co.jp/Technopolis/2045/ にあります。 で……。 AD2045世界では緊急に地球軌道に恒星間移民船を建造する必要があるわけで すから、現時点で使用できる材料・実用できる技術を基本的に使用して、傾斜 生産によりスケールを増大させたものを使用することにするといいのではない かと思います。 この方針から、AD2045世界における宇宙関連技術について検討していくこと にしようかと思います。 ・対軌道資源輸送手段 ・対軌道人員輸送手段 ・資源確保の手段 ・軌道上の移動手段 ・テロの方法とその対策 ・戦闘に使用できる技術 あたりについて、検討しておかないと、行動しにくいのではないでしょうか。 実はある程度目算は立ててあるのですが、とりあえず問題提起だけにしとき ます。みなさまのご意見お待ちしております。
現在のようなシャトルやロケットでは、到底一千万人規模の移民船を多数建 造することはかなわないでしょう。 そこで登場するのが軌道エレベータ……と行きたいところですが、純粋な軌 道エレベータを作成するには材料的にも資材的にも辛いでしょうね。 そこで最近いろいろと考案されつつある代替手段のうちから、もっともコス トパフォーマンスの良いものを選ぶことになると思われます。
たとえ材料は月や放浪小惑星から採掘するとしても、移民は地球上からピス トン輸送する必要があります。 初期には第二世代シャトル、親子式の軌道往還機のたぐいで十分でしょうけ ど、AD2045船団の一億八千万人を、短期間で軌道上に輸送するためには、かな り革命的な輸送手段が必要になります。現在の航空機程度の規模では到底足り ず、列車規模の輸送量と輸送頻度が必要になるでしょう。
当初は少量ながらも地球から供給するしかないわけですが、じきに月面採掘 もしくは小惑星の捕獲を行って紫源確保しなければ成らなくなるでしょう。
地球の衛星軌道は、多数の工場と建造途上の宇宙船、太陽電池や推進レーザ が建造されることになります。このなかをロケットやシャトルに類するもので 移動していては、推進ガスでゴミだらけになることでしょう。 できるだけ推進剤を使用しない移動方法を普及させる必要があります。
移動手段の乗っ取り、破壊、建造施設の占拠・破壊、重要人物の誘拐・洗脳・ 抹殺などにより、移民船の建造を遅らせる……というのが基本手段でしょうか。
銃器については http://kataribe.com/AD/ADU03_01.HTM でも簡単に触れましたが……。 このあたり、色々ちゃんと考えとかないと、まずいんですよね。 ・現用兵器の宇宙版 ・工具類の兵器化 に大別できるのかな？ テロについて考える際には、 ・現用兵器を宇宙で運用するためには？ ・普通の工具を兵器として使用する場合。 についても考察しておくべきでしょうね。
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