探偵ものサプリメントメモ


目次



探偵ものサプリメントメモ


はじめに

 探偵物を成立させるために必要になるルールやデータ、運用方針やシナリオ
のひな型、各種探偵のひな型などをまとめていきたいと思います。
 まずは、探偵ものにありがちな情景とは何かというのを分析する必要があり
ますね。とりあえず、いわゆるユーモアミステリーあたりから考えていくこと
にします。


探偵ものの条件

 確か推理小説の条件ってのが存在したはずですけど、データが手元に無いの
で……。(今度FSUIRIにでも落ちていないか見てみます)
 とりあえず思いつくものだけを。

	・犯人が初期のうちに登場していること
	・なんらかの手がかりが入手可能なこと
	・犯行が超常的方法で行われてはならない

 このうち「犯行が超常的方法で行われてはならない」ってのを無くすと、オ
カルト探偵物になります。
 狭間のようなオカルト世界では、霊視や占い、超感覚のような特殊な能力を
持ったキャラクターであれば超常現象による犯罪が扱えますからね。



シナリオの進行

	------------------------------------------
	↑              事件の前置き
第一幕	| 第一の事件
	↓☆事件の発覚
	------------------------------------------
	↑           事件について調べる
	|
	↓
第二幕	☆犯人らしい人物の発見 -------------------
	↑           犯人について調べる
	|
	↓☆実は犯人でないと発覚
	------------------------------------------
	↑         真犯人の手がかりを追う
第三幕	|
	↓事件解決
	------------------------------------------

 あまりうまくないな。
 時間が許せば何回かどんでんがえしを入れてひねると良いでしょう。



推理系技能の使い方



マスターの罠

 謎の作り方

									sf

推理ものをプレイするには

 10番の語り部座談会にて推理ものサプリメントの作成を開始してみたわけで
すが、皆様は推理物をプレイするためにどのような手法を使っているのでしょ
うか。参考までに尋ねてみました。

・いかに推理させるのか
・シナリオの作り方
・手がかりの与え方

 などなど、経験談を語って頂ければ幸いです。


ノックスの十戒

 ノックスの十戒とは、ロナルド・ノックスが1928年に発表した推理小説の条
件のことです。
 参考にしたのは以下のものです。

 ベストセラー・シリーズ(現在のワニブックス?)
 『世界の名探偵50人』藤原宰太郎


1.犯人は物語のはじめのほうで登場している人物でなければならない
2.探偵方法に超自然の能力を用いてはならない
3.犯行現場に秘密の抜け穴や通路を使ってはいけない
4.未発見の毒薬や、難しい科学上の説明を要する装置を犯行に利用してはなら
 ない
5.シナ人を登場させてはならない (当時の西洋人は、中国人は神秘的能力を持
 つと考えられていたらしい)
6.偶然や第六感で、探偵は事件を解決してはならない
7.探偵自身が犯人であってはいけない。ただし犯人が探偵に変装して、作中の
 登場人物をだます場合は良い
8.探偵は読者に提出しない手がかりで解決してはならない
9.探偵のワトスン役(物語の記述者)は自分の判断をすべて読者に知らせなけれ
 ばならない
10.双生児や一人二役の変装は、あらかじめ読者に知らせておかねばならない


 これらはすべて読者にトリックを解くために必要な情報を与えておくという
事になりますかね。

 とはいえ、これをそのまま適用するとオカルト探偵は不可能ですし、TRPGで
探偵をするのも困難になるかと思います。
 うまく消化して「TRPGにおける推理ものの条件」を解明する必要がありそう
です。

                                                                        sf


連絡先 / ディレクトリルートに戻る / TRPGと創作“語り部”総本部