小説043『ゆず?』


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小説043『ゆず?』


本文

 深夜のコンビニ。カウンターで暇げな店員二人。
 喰らう。喰らうために買う物。
「ぢいっ!」
 どこかで聴いた音。振り返る。
 ゆずりは、とか言ったか。
 そこには人形はいない。
 青白い虫よけ灯。
「ぢいっ!」
 鳴く。
 納得する。
 棚の中が目に入る。
『ゆず酎ハイ』
 軽く笑う。
 三本取り出す。買うことにした。
 持っていくことにした。

                             END


時系列

 1998年7月某日


解説

 深夜のコンビニで『ゆず酎ハイ』を見かける狭淵麻樹。
 ……なんというか。ショートショートですね。



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