深夜のコンビニ。カウンターで暇げな店員二人。 喰らう。喰らうために買う物。 「ぢいっ!」 どこかで聴いた音。振り返る。 ゆずりは、とか言ったか。 そこには人形はいない。 青白い虫よけ灯。 「ぢいっ!」 鳴く。 納得する。 棚の中が目に入る。 『ゆず酎ハイ』 軽く笑う。 三本取り出す。買うことにした。 持っていくことにした。 END
1998年7月某日
深夜のコンビニで『ゆず酎ハイ』を見かける狭淵麻樹。 ……なんというか。ショートショートですね。
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