(某月某日、湊川 観楠の部屋にて)
- 朝
- 「観楠……何も隠さんでもええのに」
- 観楠
- 「な、何を言ってるんだ!俺は知らん!!」
- 子供
- 「父様ぁ! (なつく)」
- 観楠
- 「!?お、……いいや、あのね?」
- 朝
- 「ほら、やっぱり」
- 観楠
- 「知らんって、マジで! お嬢ちゃん、何処からきたのか
な?」
- 朝
- 「あ、そや!、名前は言えるかな?」
- 子供
- 「えとね。かなみ なの」
- 観楠
- 「はい!?」
- 子供
- 「湊川 かなみってゆーのよ。父様とおなじ名前なの。ネ!
父様」
- 観楠
- 「…………………………………」
- 朝
- 「あきらめたら? もぉ……(笑)」
- 観楠
- 「たまるかよっ! 大体、常識で考えりゃぁ判るだろーが
よ、この異常さが!? って、何処へいくんだ、朝?」
- 朝
- 「みんなにいいふらす!!(大笑)」
朝、原付で走り去る
- 観楠
- 「やめんか! 聞こえるかぁ!? 俺は絶対無関係だから
なぁぁぁ!……あ〜ぁ、行っちゃったよ……ねぇ、本っ当に俺が、お嬢ちゃんの、父親なのか?」
- かなみ
- 「何言ってるの、父様? かなみは父様の娘よ? 決まっ
てるじゃない」
決まってねーよ……と心の中で叫びながら、これからどうなるのだろうか、と不安に思わずにいられない湊川観楠。しかし何よりも気になるのは、おそらくは朝によって植え付けられるであろう、友人知人への誤解をいかにして解くか、というコトだった。
連絡先 / ディレクトリルートに戻る / TRPGと創作のTRPGと創作“語り部”総本部