- (某月某日夜
- 観楠のマンションにて)
- 観楠
- 「ただいま〜」
- かなみ
- 「あ、父様! おかえりなさいっ(笑顔)」
- 観楠
- 「ごめんね、遅くなったね。すぐにご飯作るからね (いそ
いそ)」
- かなみ
- 「あのね、父様にお手紙来てるよ」
- 観楠
- 「手紙? うーん、そんなモノもらう覚えは無いんだけど
なぁ……(冷蔵庫を開ける) 誰から来たのかなぁ (お湯を沸かし直す)」
- かなみ
- 「えとね、むつかしい字が書いてあるの」
- 観楠
- 「ふぅ〜ん……(野菜を洗って切る) アトで見るから、お
いといてくれるかな? (フライパンを熱する)」
- かなみ
- 「うん、じゃぁココにおいとくねっ。ミか、いーい? こ
のお手紙にさわっちゃだめよ? 父様のなんだから」
- 観楠
- 「 (ご飯は…… よし) かなみちゃん、 ちょっとお手伝
い……できるかな?(笑)」
- かなみ
- 「うん、 できるよっ! かなみ、 もうおねぇちゃんだも
ん!(笑顔)」
- 観楠
- 「えらいえらい(笑) じゃぁ、お椀とお箸とお皿、上手に
並べられるかなぁ?(野菜を炒める)」
- かなみ
- 「えーと、父様のと、かなみのと……ミかはお箸とお椀持
つのっ。あ、父様、ミかのは?」
- 観楠
- 「 (しまった!) あ、 ごめん! 買うの忘れちゃった
ね …… かなみちゃんと ミか、 先に食べてて ……(味噌汁……よし)」
- かなみ
- 「や! 父様も一緒に食べるのっ。じゃなきゃかなみも食
べないモン!(キュルル……)」
- 観楠
- 「困ったな……(苦笑)あ、来客用のが一組あった。じゃぁ、
ミかのはこれを使おうね」
- かなみ
- 「あ、綺麗なお皿! ミかいいんだぁ……父様、かなみも
そのお皿がいい!!」
- ミか
- 「これはミかのっ!!」
- かなみ
- 「ミかにはかなみのをあげるのっ! かなみもそのお皿が
いいのっ(ぶー!)」
- 観楠
- 「あらら …… じゃぁ 明日はかなみちゃん の番にしよう
ね(苦笑) 今回はミかに貸してあげようよ。こんど綺麗なお皿、買ったげるからね(笑)」
(夕飯モード進行中……………終了)
- 観楠
- 「よーし、洗い物終わりっ。風呂の湯は……よし。かなみ
ちゃんお風呂入ってね〜」
- かなみ
- 「父様、一緒にはいろ?」
- 観楠
- 「(ドキ) あ、あ、アトで入るからね」
- かなみ
- 「ふぅん……ミか、ミか! お風呂に入るよ」
- ミか
- 「はぁ〜い」
- 観楠
- 「(びっくりしたなもぉ) さて……手紙が来たって言って
たな……往復はがき……これかな? だ、誰だこれ! こんな人知らんぞ? 女性からなんて…… え、 と同窓会? あぁなるほど……で、いつなんだ…… 土曜日か。 難しいなぁ……明日考えよう」
- (翌日午後
- ベーカリー楠にて)
- 観楠
- 「ふぇぇ、休憩休憩! この時期、厨房は地獄だ……」
- 素子
- 「相当暑いみたいですね。はい、アイスティです」
- 観楠
- 「あ、ありがと(ごく) うん、あれは『暑い』というより
『熱い』だね。汗の出方が尋常じゃない。もうシャツがぐっしょり……」
- 朝
- 「そんなにオーバーなもんでもないやろ」
- 観楠
- 「……一度パン焼いてみ。わかるから……って、何でお前
が事務所に入ってる!?」
- 朝
- 「何でて……2人きりにすると、素子さん危ないやろ(笑)」
- 美樹
- 「そうそう、その通り(ページをめくる) あ、素子ちゃん、
コーヒーお代わり」
- 観楠
- 「な、何故、美樹さんまで?」
- 三郎
- 「あ、なになに? みんなこんなトコにいるし」
- 涼介
- 「いくらなんでもまずいんじゃ……」
- 三彦
- 「そういう貴様もきているではないか!」
- 慎也
- 「あ〜涼し〜い」
- 顕
- 「店長、なんか店の空調、おかしくない?」
- 彼方
- 「現在の店内温度……27度。現在も徐々に上昇中……こ
のままだと商品に異常の出る危険性、有り……」
- 観楠
- 「ええっ! そりゃぁ大変だ!(空調の基盤を見に行く)」
- 朝
- 「しかし、狭いな。こんだけ入ると」
- 三彦
- 「よし、久永上等兵!」
- 涼介
- 「なんだよ」
- 三彦
- 「貴様のことは生涯伝えてやる。我々のために外に出ろ!」
- 涼介
- 「何で僕ばっかり……」
- 三彦
- 「貴様の犠牲はムダにはせん!(ぐぐっ) 階級もあげてや
ろう!! 今日から貴様は兵長だ!」
- 涼介
- 「だーかーら! 何で僕なんだ? サブが出ればいいじゃ
ないかぁ!」
- 素子
- 「何言ってるんだか……あんた達がココにいることが間違
いなのよっ! この『関係者以外立入禁止』の張り紙が見えないのっ!? さぁ皆さん、出てって下さい!」
- 朝
- 「……そんなことゆーてたら、観楠に喰われるで(笑)」
- 素子
- 「そそそ、そんなことはありませんっ(赤面) もぉっ」
- 観楠
- 「あ、皆さぁん、直りましたよ〜」
- 一同
- 「ちぇーっ(ぞろぞろ)」
- 朝
- 「ちっ、しゃーないな。もどろか……あれ? この葉書な
んやろ……あ!」
- 観楠
- 「朝ぇ、お前もはよでんかい……ってなにして……こ、こ
ら!(焦)」
- 朝
- 「ふっふっふ。なぁ、観楠」
- 観楠
- 「なななななな、なんだよっ! 違うっお前が考えてるよ
うなことはなにもないっ!(大焦)」
- 朝
- 「俺、まだなにもゆーてへんで(笑) で、この葉書の女の
人、誰?」
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