エピソード30『フォーカード』


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エピソード30『フォーカード』

素子
「家の中で煙草で吸うと、掃除がタイヘンですよね。窓ガ ラスとか壁が、ヤニでまっ黄っき(笑)でも、最近のタバコってタールもニコチンもめちゃめちゃ減ってるから、昔よりましなのかな?」
三郎 
「(配られた5枚のカードを並び変えながら) そういえば うちの学校の体育教官室もすごいなぁ。あれって創立当時は白壁だったらしい。……ベット慎也から?」
慎也 
「うん。えーと……じゃあとりあえず10。ところでうちの 学校の体育教官室はそう汚れてないけどなぁ」
涼介 
「うちはすごいよ。今の先生はあまり吸わないんだけど…… やっぱりタールとかニコチンとかが減ってるからましなのかなあ……? レイズ15」
三郎 
「コール……職員室はそうでもないのに」
慎也 
「コール……うちもきれいだよ」
涼介
「じゃあ3枚変えるね。……慎也の学校は新しいからきれ いなのでは?」
三郎 
「ワンペア残すとは姑息な手を……俺は4枚変える。そう いえばうちの吹学も創立してあんまりたってないよ」
慎也 
「うちはもっと歴史が浅いんだって。……2枚変える」
涼介 
「レイズ20。……僕はやっぱり煙草は苦手で」
三郎 
「レイズ30。俺も煙自体が苦手なこともあって煙草は苦手 だな。Smoke gets in your eyes とか、 煙草にちなんだ名曲はいっぱいあるんだけどなぁ……」
慎也 
「コール。わらしはもう、ぜんぜんだめ。おやじさんが吸 うけど、食事中にすわれたりしたらもう……」
涼介
「レイズ35……いや45。煙ってこもるからなぁ」
三郎 
「そういえば副流煙のほうが害は大きいって聞いた事ある なあ。具体的にどんなもんかはわからないけど。あ、レイズ50ね」
慎也 
「50……? う〜ん、どうしよう……」
三郎 
「さっき勝ったから50ぐらいええやろ」
慎也 
「……まあいいわ。コール!」
涼介
「レイズ60……駅の禁煙もうれしいなぁ」
三郎 
「70! ……分煙って事だったけど、実は俺が電車待つ場 所は喫煙コーナーのすぐそばだから、あんま効果無かったりする……」
慎也 
「コール……そうそう。あの分煙コーナーっていうのも結 構あいまいだし……」
涼介
「75! うちの線はそんな事ないけどなぁ」
三郎 
「コール。……でも煙草はスタイルに渋さを感じるよ、結 構。絵的にサマになる感じ」
慎也 
「コール……75で全員同意やね。あ、そういえば三郎、そ ろそろ電車来るのでは?  逃すと一時間待ちになるぞ」
三郎 
「……てんちょ〜お、今何時ですかぁ〜?」
観楠 
「えーと、@時@分」
三郎 
「うん。そろそろかな。かたづけ始めよ。あ、俺フォーカー ドね」
慎也&涼介
「え゛?」



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