エピソード75『ショックアブソーバー』


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エピソード75『ショックアブソーバー』

某月某日「ベーカリー楠」にて。
 静かにマヨネーズパンを食いながら、久永涼介が城島由加梨を待っている。
 そこへ、言い合いをしながら岩沙琢磨呂と豊秋竜胆が入ってくる。

竜胆
「店長、メロンパン1つ」
琢磨呂
「店長、俺はアップルパイとバターロール2つとアップル teaね」
竜胆
「良く食うわねぇ……ブタになるわよ」
琢磨呂
「姐様こそ、パン1つか? どんどん胸がちじむぞ」
竜胆
「(ちょっと切れかけ)……あんたこそ、絶対腹でてくるわ よ」
琢磨呂
「誰かさんが胸太らんのと一緒で、俺も腹は太らねぇんだ よ」
竜胆
「(ぶちっ)」
竜胆
「今日という今日は許さないわよぉ〜ッ」
琢磨呂
「何だぁ? 俺が何した!」
竜胆
「自分の胸に聞きなさいよ!」
琢磨呂
「俺は男だ! 女でも聞けない奴はいるが……」
竜胆
「……あんた、そこまであたしを怒らせる?」
琢磨呂
「(チャキッ)やるか? 姐さん?」
観楠
「うわぁぁぁぁ、また始まった! 涼介君、お願い!」
涼介
「仕方ないですねぇ……(隅っこに居た涼介が立ち上がる)」
涼介
「二人とも、ちょっと落ち着いてよ。ここは店の中なんだ し……喧嘩するのはよくないよ、やっぱり」
琢磨呂・竜胆
「邪魔をするか……おぬしは……」
涼介
「だ、だから喧嘩は良くないって……」
竜胆
「あたしたちの決着に水を注すやつには……(エーテル波 展開開始)」
琢磨呂
「(銃剣を抜く) 死あるのみ!」
涼介
「ちょ、ちょ、ちょっと待っ……」
琢磨呂
「終わったか……」
竜胆
「またやっちゃったわね」
琢磨呂
「姐さんよ、しらけちまったなぁ〜」
竜胆
「久永君には悪いけど、なんかすっきりしちゃったしね」
琢磨呂
「ゆっくり紅茶でも飲むか」
竜胆
「そーねぇ……でもお金がないの(笑) だからメロンパ ン1つだけなのよ」
琢磨呂
「しゃぁねぇなぁ、ったく……世話のやける……てんちょー、 ダージリン1つ追加お願い」
竜胆
「あ、ありが……とう……」
琢磨呂
「姐さんよ、貸し1だぜ?」
竜胆 
「……あ、あの、岩沙? 今度、給料入ったら、お昼おごっ たげるからね。それで、貸し借りはなしだから」
琢磨呂
「OkOk。それでいいぜ」

……約1名の犠牲者とともに、ベーカリーには平和が訪れた。
 そう……物理攻撃と霊的攻撃、通常のダメージなどとは別次元の破壊力の恐怖に遭った、彼を除いては……



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