- 剽夜
- 「あきりん、そっちの白菜を取ってくれ」
- 竜胆
- 「はい。なんか手伝う事ある?」
- 剽夜
- 「この狭さでは、手伝って欲しくても手伝えないだろう」
- 竜胆
- 「そーね(^^;)。じゃ、できるのをゆっくり待つとするわ。
ビィ? あんたも食べる?」
- ビィ
- 「あぎゃ?(鍋をのぞきこむ)」
- 竜胆
- 「まだ何も入ってないわよ(^^;)」
- ビィ
- 「あぎゃ、あぎゃ!(汗)」
- 竜胆
- 「だ、大丈夫?(ふきふき) こんな、湯気がもーもーと出
てるのに、顔を近づけるからよ……」
- 剽夜
- 「飼い主に似て、どじだな……」
- 竜胆
- 「なんか言った?」
- 剽夜
- 「何も言ってないぞ」
- 竜胆
- 「ビィ。おとなしく待ってなさい。もーすぐ、お肉が食べ
られるんだから……うう、お肉(T_T)」
- ビィ
- 「あぎゃ? あぎゃ!」
- 剽夜
- 「……あきりん、どーかしたのか?」
- ビィ
- 「(たたたた)あぎゃ、あぎゃ!(汗)」
- 剽夜
- 「どーした、ビィ」
- ビィ
- 「あぎゃ、あぎゃ、あぎゃ(汗)」
- 剽夜
- 「……わからん。あきりん?」
- 竜胆
- (鼻をかんでる)
- ビィ
- 「あぎゃぎゃぎゃ! あぎゃ、あぎゃ……」
- 剽夜
- 「あきりん……泣く事はないだろう(^^;)」
- 竜胆
- 「泣いてなんか、ないもん……」
- 剽夜
- 「あきりん」
- 竜胆
- 「なに?」
- 剽夜
- 「もーちょっとの辛抱だから」
- 竜胆
- 「(赤面)だから、絶対に、泣いてなんかないんだったら!」
- 剽夜
- 「無理しなくていいぞ? じゃ、白菜切ってくるから」
- 竜胆
- 「もー!」
- ビィ
- 「あぎゃー!(真似)」
- 竜胆
- 「……」
- ビィ
- 「あぎゃ!(得意げ)」
- 竜胆
- 「ビィ? あんたね……」
- ビィ
- 「あぎゃっ(飛んで逃げる)」
- 竜胆
- 「待たんかこらぁ!(どたばた)」
- ビィ
- 「ぎゃーす☆」
- 竜胆
- 「むぅぅぅ。ここで鍋を転がす訳には行かない(^^;)」
- ビィ
- 「あぎゃぁ?」
- 竜胆
- 「……今は見逃す(ちっ)」
- 剽夜
- 「できたぞ。さあ、食べるか」
- 竜胆
- 「わーい☆」
- ビィ
- 「あぎゃ……(^^;)」
- 剽夜
- 「どーしたのだ、こいつは」
- 竜胆
- 「さあ? なんでもないよ☆」
- ビィ
- 「あぎゃ……(^^;)」
- 剽夜
- 「……やはり、変だな。普段のビィなら、あきりんをおちょ
くって得意げになっているはずだが……妙に、あきりんに対して怯えているような印象を受けるぞ」
- 竜胆
- 「はえ?」
- 剽夜
- 「返事は口から食べ物がなくなってからにしなさい」
- 竜胆
- 「うん(ぱくぱく)」
- 剽夜
- 「……そうか、わかったぞ」
- 竜胆
- 「なに?(ぱくぱく)」
- 剽夜
- 「あきりんが私に対する態度と、ビィに対する態度があま
りに違うからだ。そのギャップが激しいから、ビィは違和感を覚えているのだ……なるほど」
- ビィ
- 「あぎゃぁ」
- 剽夜
- 「あきりんは、ビィにとっては恐い主人だからな。それが
こうもおとなしくなっては、ビィも怯えるというものだ」
- 竜胆
- 「なるほどねえ(ぱくぱく)」
- 剽夜
- 「と、一通り能書きたれたところで。私も食べるか……肉
がないぞ。さすが、あきりんだ。肉だけ食うか」
- ビィ
- 「あぎゃ? あぎゃ、あぎゃ(ゆさゆさ)」
- 竜胆
- 「もー。いいじゃない、たまのお肉なんだから、好きに食
べさせてよ……えーい、ゆするなぁ」
- ビィ
- 「あぎゃ、あぎゃ!(ゆさゆさ)」
- 竜胆
- 「更ちゃん、ビィがうるさいから、お肉入れて」
- 剽夜
- 「まったく、あきりんときたら(ふぅ)。肉に飢えてるん
だからな」
- 竜胆
- 「飢えてるって、そりゃないよ(^^;)」
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