ある日、いつもと全然違うバイクに乗って竜胆がベーカリーに現れた。
- 竜胆
- 「(おりようとする)あ、足がつかないぃぃぃ(T_T)」
- 観楠
- 「? 竜胆ちゃん? バイク変えたの?(出て来る)」
- 竜胆
- 「そ、それより、ちょっと支えてて下さいませんか? 大
きいから、地面に足が付かないんですよぅ(T_T)」
- 観楠
- 「よっと。ほら、今のウチに」
- 竜胆
- 「ぜいぜいぜい。あ、ありがとうございます……」
- 観楠
- 「しっかし……何、コレ?(汗)」
- 竜胆
- 「いえ、話せば長い事なんですけど、雑誌のモニタープレ
ゼントってありますよね。アレに、可愛い50のバイクが賞品でありまして、それが欲しいなぁって思って送ったら、一等が当たっちゃいまして……あははは……それで、乗ってるんです……あ〜あ、ちっちゃいのが欲しかったのに、なんでこんな大きいのが来ちゃったんだろ(嘆)」
- 観楠
- 「音からして、相当大きいんじゃない? コレ」
- 竜胆
- 「1100です。大きいなんてモノじゃないですよ、コレ。乗っ
てみます?」
- 観楠
- 「い、 いいよ、 大型持ってないし……しかし……凄いね
汗)」
- 竜胆
- 「(マニュアルを読む)フレームはスチールプレス。エンジ
ンは直6。MAXで250馬力超してます……最大トルクが3000回転で出るんですね……こりゃどーりで暴れる訳ですね……あはははは……はぁ」
- 観楠
- 「ねえ? ここって、ねじれてるよーな気がするんだけど」
- 竜胆
- 「そりゃ、こんなフレームじゃねじれもしますよ。結構倒
してみましたから」
- 観楠
- 「……それってかなり危ないんじゃない?(汗)」
- 竜胆
- 「(聞いてない)コーナーの立ち上がりがとってもシビアな
んですよ。 タイミング間違えたら、 曲がりきれませんから……」
- 観楠
- 「……いや、そーゆーんじゃなくって、フレームが曲がる
んだよ? いつ走れなくなっても……」
- 竜胆
- 「(やっぱり聞いてない)アイドリングで20キロくらい出る
んじゃないでしょうか。試してないですけどね。クラッチミートは楽でいいですね〜☆」
- 観楠
- 「……(を〜い)」
- 竜胆
- 「ああ、でも、こんなの要らないのに。 あたしはただKSR
が欲しかっただけなのに……@ングマシンのばかーっ!」
- 観楠
- (竜胆ちゃん……ずれてるよ……)
- 竜胆
- 「でも、モニター規約で一年は乗らないといけないし、レ
ポートも書かないといけないんですよね。あ〜あ。何書けばいいんだろ(嘆)」
- 観楠
- 「ま、まあ、とにかく、よかったね……ははははは……は」
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