エピソード106『恐怖のアイテム』


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エピソード106『恐怖のアイテム』

ある日、いつもと全然違うバイクに乗って竜胆がベーカリーに現れた。

竜胆
「(おりようとする)あ、足がつかないぃぃぃ(T_T)」
観楠
「? 竜胆ちゃん? バイク変えたの?(出て来る)」
竜胆
「そ、それより、ちょっと支えてて下さいませんか? 大 きいから、地面に足が付かないんですよぅ(T_T)」
観楠
「よっと。ほら、今のウチに」
竜胆
「ぜいぜいぜい。あ、ありがとうございます……」
観楠
「しっかし……何、コレ?(汗)」
竜胆
「いえ、話せば長い事なんですけど、雑誌のモニタープレ ゼントってありますよね。アレに、可愛い50のバイクが賞品でありまして、それが欲しいなぁって思って送ったら、一等が当たっちゃいまして……あははは……それで、乗ってるんです……あ〜あ、ちっちゃいのが欲しかったのに、なんでこんな大きいのが来ちゃったんだろ(嘆)」
観楠
「音からして、相当大きいんじゃない? コレ」
竜胆
「1100です。大きいなんてモノじゃないですよ、コレ。乗っ てみます?」
観楠
「い、 いいよ、 大型持ってないし……しかし……凄いね
汗)」
竜胆
「(マニュアルを読む)フレームはスチールプレス。エンジ ンは直6。MAXで250馬力超してます……最大トルクが3000回転で出るんですね……こりゃどーりで暴れる訳ですね……あはははは……はぁ」
観楠
「ねえ? ここって、ねじれてるよーな気がするんだけど」
竜胆
「そりゃ、こんなフレームじゃねじれもしますよ。結構倒 してみましたから」
観楠
「……それってかなり危ないんじゃない?(汗)」
竜胆
「(聞いてない)コーナーの立ち上がりがとってもシビアな んですよ。 タイミング間違えたら、 曲がりきれませんから……」
観楠
「……いや、そーゆーんじゃなくって、フレームが曲がる んだよ? いつ走れなくなっても……」
竜胆
「(やっぱり聞いてない)アイドリングで20キロくらい出る んじゃないでしょうか。試してないですけどね。クラッチミートは楽でいいですね〜☆」
観楠
「……(を〜い)」
竜胆
「ああ、でも、こんなの要らないのに。 あたしはただKSR が欲しかっただけなのに……@ングマシンのばかーっ!」
観楠
(竜胆ちゃん……ずれてるよ……)
竜胆
「でも、モニター規約で一年は乗らないといけないし、レ ポートも書かないといけないんですよね。あ〜あ。何書けばいいんだろ(嘆)」
観楠
「ま、まあ、とにかく、よかったね……ははははは……は」



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