エピソード157『平和博』


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エピソード157『平和博』

実話ですが……

あやめ池遊園地で開催中の 平和博96 に行ってきました。
 軍事はあまり関係ないので、気楽にどうぞ。^^;)

陸自ヘルメット(平和博ネタ)

自衛隊平和博96の戦車展示場にて。岩沙琢磨呂、片山慎也、長瀬顕の吹利学院高校三人組が90式主力戦車の上に乗ってお子様とともにはしゃいでいる。90式が実際に自衛隊の主力かというとそうでもないのだが、そんなことはどうでもいい。

お子様
「あ、へるめっとだぁ」
自衛官
「かぶってもええで。かぶってみぃ」
お子様
(ぶかぶかながらかぶって喜んでいる)
琢磨呂
「(お子様の隣で羨ましそうに)オレもかぶりたい……」
慎也
「いや、かぶったらええがな」
自衛官
「あ、はいどうぞ」
琢磨呂
「ふっふっふっ、長瀬、撮ってくれ(といってカメラを渡 す)」
「よっしゃよっしゃ……ええかぁ?」
琢磨呂
(渋い顔作成)
「さんっ、にぃ、いちっ(パシャ)」
琢磨呂
「サンキュである」
「俺もかぶりたい」
琢磨呂
「ほれ」
「うぬ、よし、すっぽり入ったぞ(首を振ったり体を揺ら したりしてヘルメットの体感的重量をたしかめる)」
琢磨呂
「お、そのまま! その角度いいねぇ」
「な、なにがええねんな?」
琢磨呂
「いや、ちょうど陽光がヘルメットに反射してピカッとなっ てるんだ」
「なるほど。よし、撮ってくれ(渋い顔作成)」
琢磨呂
(指で合図 3、2、1、パシャ)
「グッド。では……うぬっ!? あ、頭が抜けんっ!」
琢磨呂
「あほ」
慎也
「おいおい」
自衛官
「だ、大丈夫ですかっ!?」
「あ、いや……ギャグですギャグ(笑)」
自衛官
「あ(笑)」

意外なリアクションに驚いた長瀬顕17歳(1996年当時)であった。

野外炊事具1号(平和博ネタ)

味噌の良い香りに誘われて陸上自衛隊補給班の炊き出し訓練(笑) にやってきた岩沙琢磨呂と長瀬顕。片山慎也もいたが、今回のネタでは喋らないので割愛する^^;)。
 今、4人の自衛官が野外炊事具1号の上で味噌汁を調理している。……1号は大きな金属製リアカーの上に不透明の大きな水槽4個+2個を乗せたような形である。その不透明な水槽(万能調理器と呼ぶ)の中で味噌汁を作っているのだ。味噌はマルコメ味噌。ワカメとフ、ネギはどこのメーカーか見ることはできなかった。
 万能調理器からはすでに湯気が立っており、空腹の2人をしてよだれをたらさせしめた。

自衛官A
(味見を始める)
「いきなり首振って『駄目だね』とかいいだしたらおもろ いやろなぁ」
琢磨呂
「そ、それは(笑)。今からおれらが食うんやからなぁ」
自衛官A
「うすい。どないしょ」
「おいおいっ!(汗)」
自衛官B
「もっと味噌入れんなあかんがなぁ」
自衛官A
「あ、そうか」
琢磨呂
「大丈夫かよ?(汗)」
自衛官C
「あ〜、みなさん、まだまだかかりそうなので……そう ですね、あと1時間後におこしください」

ちゅど〜ん。

「しゃない、他行くか^^;)」
琢磨呂
「うむ(^_^;」

1時間後……。

琢磨呂
「おいっ! 間に合わんぞっ! 自衛隊お味噌汁が我等を 待っているっ!」
「うぬぅ! すでにすさまじい人だかりがっ! 許せんっ!  非国民だっ!」
行列の1人
「うぬ? 何かおっしゃったかな?」
琢磨呂
「あっ! き、」
「きさまは……」
琢磨呂&顕
「酒井三彦っ!(エコー)」
琢磨呂
「しかも狭淵美樹さんに」
「椎田さんまでっ!?」
三彦
「うーむ、やまとな。こんな所で会うとは」
美樹
「ははは、昼飯どきに考えることは皆同じですね」

マクドナルド(平和博ネタ余談)

平和博96の帰りにマクドナルドへ寄った空きっ腹の片山慎也と長瀬顕。
 ちなみに岩沙とはすでに別れている。

自動ドア
(ウィーン)
ショートカットの店員の姉様
「いらっしゃいませ! こんばんわっ!(にこっ)」
「こんにちわ……あ、もう『こんばんわ』か」
ショート姉様
「(すたたたっとレジの方に移って)お会計、ご一緒で構い ませんか?(にこっ)」
慎也
「あ、はい」
「(な、なぁ慎也、俺が金持ってないのばれたんか(^_^;)」
ショート姉様
「ご注文どうぞっ!(にこっ)」
「お先にどうぞ」
慎也
「ん〜……ハンバーガーセット(ちなみに 400円)」
ショート姉様
「(ピピッと専用レジスタのボタンを押して)お飲み物は何 にいたしましょうか?(にこっ)」
慎也
「あ、コーラでいいです」
ショート姉様
「ご注文他にはございませんか?(にこっ)」
慎也
「あ、いいです」
ショート姉様
「そちらのお客……」
「ビッグマック2個ね。そんだけ」
ショート姉様
「ではお会計させていただきます(にこっ)。ハンバーガセッ トがお1つ、ビッグマックがお2つ、合計 824円になります! はい、千円おあずかりいたします!(にこっ)
176円のお返しです!(にこっ)少々お待ちくださいっ! 
にこっと笑顔で奥へ消える)」
「慎也、やっぱビッグマックしかないやろ」
慎也
「しかし2つも頼むか、俺の金で(^^;」
ショート姉様
「どうもお待たせしました!(にこっ)ごゆっくりどうぞっ!
にこっ)」
「なぁ慎也……」
慎也
「なんや、いかにもしみじみと^^;)」
「嘘でもいいから笑顔っていいよな」
慎也
「あんさん、真顔でそんな事言うのは病気やで(笑)」
「なに? 君はあの笑顔で心が洗われることはなかったの か? ああ、君こそ病んでいるに違いないっ!」
慎也
「しゃべらんかったらええ男やねんけどなぁ^^;)」
「ああ、スマイル……」
慎也
「あかんわこれわ」



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