エピソード159『かなみ洗脳……か!?』


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エピソード159『かなみ洗脳……か!?』

紫擾
「ちゃー」
観楠
「いらっしゃい」
かなみ
「らっしゃい!」
観楠
「! ど、どーしたの、かなみちゃん」
三郎
「よしよし、それでええで(虚構構築の異能を使っている)」
観楠
「ささ三郎君、君の犯行か」
三郎
「そのとおり! よくぞ見破ったけけけけけけ!
しかしもう遅いわ! この会場は我々が占拠した!」
かなみ
「なんでやねん!」
「おお、ええぞええぞ」
観楠
「……のぉぉぉ」
めぐみ
「……何、コレ?」
紫擾
「はは……まあ、気にしないのが一番」
三郎
「おや紫擾の旦那、その娘はだれです」
紫擾
「え? 三郎君知らなかった? あきりんに連れられて何 度か来てるみたいだけと」
めぐみ
「(実は知ってる)」
三郎
「うーむ……年いくととんと頭が弱くなっての」
かなみ
「なんでやねん!」
 ぱちぱちぱちぱち……
観楠
「ごおおぉぉぉ」
めぐみ
「店長さん狂っちゃった……」
三郎
「ともあれ、おはようございます。当方しがねぇ高校生で ございます。以後御見知りおきを」
めぐみ
「あ、こりゃどーもはじめまして」
観楠
 ぼーっ……
かなみ
「父様どうしたの?」
観楠
 ぼ……
かなみ
「父様、変」

時を同じくしてベーカリー観楠においてはTNT火薬に換算して約50万トン分もの爆発が瞬時に発生するのであるがそれはまずいので少し時間を戻し先程の台詞を1つ削除する事とする。合掌。

紫擾
「じゃあ……食パンと牛乳にするか」
めぐみ
「それ以外は許しませんっ」
紫擾
「う」
三郎
「するてえとナニか、会計これすべて沙村さん持ちですか い」
めぐみ
「うん」
紫擾
「はは……」
三郎
「旦那、ちょいと」
紫擾
「ん?」
三郎
「本来金ちゅうものは男が稼ぐべきものであって女に稼が せるちゅうのは俗にいうヒモばいヒモ」
紫擾
「う゛」
三郎
「ま、それはともかく」
めぐみ
「他に要るものない?」
三郎
「わ」
めぐみ
「……どしたの」
三郎
「い、いやちょっとテノールの発声練習を」
めぐみ
「?」
紫擾
「あ、それでいいから会計しちゃって」
めぐみ
「はいはい」
三郎
「……で旦那、先程の話ですが」
紫擾
「何?」
三郎
「やっぱり何ですかい、こちらの話は禁句ですかい」
紫擾
「……あ、ああ、やっぱり……あきりんと同じじゃないか な」
三郎
「うーむ……タブーが増えましたな」
紫擾
「うん……」



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