エピソード160『不老長生なる転校生』


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エピソード160『不老長生なる転校生』

登場人物紹介

不破影跳(ふわ かげと) 不老長生の暗殺者
 不破寧(ふわ ねい)  不老長生のハッカー
 獅堂 環(しどう たまき)言霊使い

転校準備

ジリリリリリリリリリリリリリ。

影跳
「うにゃ、もう朝か。なんで目覚ましなんか掛けたんだろ?  もう一回寝よ。ふぁ〜ぁ(パッカ〜〜〜〜〜ン)」
「こら、さっさと起きろ」
影跳
「痛て〜〜お玉で殴ること無いじゃないか」
「そんな細かいことより今日から学校なんだから早く起き なさい」
影跳
「そうか今日から学校か」
「そう、だから早く起きて朝御飯作ってよ(^^)」
影跳
「ほんとはそれで起こしたな(怒)」
「ビンゴ〜〜(笑)」

一時間後:学校

キンコーンカンコーン

先生
「今日からこのクラスにはいることになった不破君だ」
影跳
「不破 影跳と言います。仲ようしてやって下さい」
先生
「不破君はこの前までロシアにいたらしい。日本のことを 教えてやってくれ。ということで自習」
一同
「おぉ〜、先生太っ腹。憎いね、その三段腹」
先生
「やかましい。授業するぞ!!(笑)」

わいわいガヤガヤ

生徒A
「なぁ、なんでお前外国から来てんのに大阪弁やねん。普 通は標準語とちゃうんか?」
影跳
「え、大阪弁って標準語とちゃうん?」
生徒B
「なんで大阪弁が標準語やねん」
影跳
「だって日本の首都は大阪やろ」
生徒A
「なんでやねん」
生徒B
「日本の首都は東京やないか」
影跳
「え、ということはもしかして、去年アメリカの地震兵器 によって大震災が起きたとか、殺人宗教団体がまだ活動してるとかっていうんも違うん?」
生徒A
「ちゃうちゃう(苦笑)
影跳
「なら、小室哲也がばか売れしてるっていうんは?」
生徒B
「それはほんと」
生徒A
「なんでそんなしょーもないことは知ってんねん」

放課後

生徒B
「じゃーな」
生徒A
「バイバイ」
影跳
「さてと帰るか。っとその前に姉ちゃんを迎えに行かな」

校門を出て10分ほど。

影跳
(ふむ、つけられている)
角を曲がる
追手
 続いて角を曲がる
誰もいない?)
影跳
「動くな。(ナイフを首もとにそえる)」
追手
「誰もいなかったはずなのに」
影跳
「気配を完全に絶てば、目で見ても認識し無いんや」
そんな事よりおまえ、いくら透明人間でも気配を消さなばれちまうぞ」
追手
「違うわよ。「透過」の言霊で透明になってるだけよ。
透明化を解く)影兄お久しぶり(^^)」
影跳
「あんた誰?」
(ムッ) 「寧よ。僕のこと忘れちゃったの? 昔、よく遊んだじゃない」
影跳
「そういえば姉ちゃんが高校に知り合いがいるって言って たなぁ」
「判ったならこのナイフどけてよね。(ガブ)」
影跳
「痛て、噛むか普通」
「乙女にナイフ突き立てる方が悪いのよ。それより寧さん は?」
影跳
(何か姉ちゃんに似てるなぁ(^_^;) 「姉ちゃんは幼稚園に行ってるよ」
「あの人まだ幼稚園に通ってるの?」
影跳
「そうや、これから迎えにいくねん」
「一緒に行くわ」

転入……

保母さん
「みんなー、今日から新しいお友達になる寧ちゃんだよ〜〜」
「よろしく〜〜」
かなみ
「ねぇ、寧ちゃん、寧ちゃん、寧ちゃんって呼んでいい?」
「(もう呼んでるやない(^_^;) いいよ(^^)」
かなみ
「かなみはかなみっていうんだよ」
「なら、かなちゃんって呼んでいい?」
かなみ
「いいよ(^^)」
かなみ
「ねぇねぇ、寧ちゃんかくれんぼしよ」
(こんな格好してても、裏世界で知らない物はいないと言 われるあたしがそんな幼稚な遊びするわけ無いじゃない)
かなみ
「ね、しようよ、かくれんぼするひとこの指止まれ……」
(ちょ、ちょっとするなんて一言も言ってないじゃない)
かなみ
「じゃんけんポン」
(あっ反射的に出しちゃった)
かなみ
「寧ちゃんが鬼ね。じゅう数えてね」

わぁーーーーーーーーー散っていく園児

帰宅

数時間後。

「ここが伝明寺幼稚園よ」
影跳
「えっと姉ちゃんは? なかなか馴染めずにはみっている んじゃ……」
大きな声
「だーるまさんがこーろんだ」
「今の寧さんの声じゃなかった?」
影跳
「(声のした方を向く) な、馴染んでる(^_^;」
「寧さーん」
「(よってくる) 遅かったじゃないか。そのせいでかくれ んぼや鬼ごっこをさせられたんだぞ」
影跳
「その割には楽しそうだったけど?」
「見間違いじゃ!!(真っ赤)」(ゲシ、ゲシ)
影跳
「蹴るなよ〜〜」
「寧さんお久しぶり(^^)」
「久しぶりね」
「また幼稚園に通ってるんですか?」
「まあね」
影跳
(俺の時と態度が違うじゃないか」
かなみ
「寧ちゃーん(よってくる)」
「あらかなみちゃんじゃない」
かなみ
「環お姉ちゃん」
影跳
「知り合い?」
「ベーカリー楠って言う美味しいパン屋さんのとこの娘さ ん」
影跳
「ふぅーん、今度連れていってな」
「いいわよ、そのかわりおごりね(^^) かなみちゃん今度 行くから、美味しいパンたくさん用意しといてね」
かなみ
「うん、父様にいっとくね」
「じゃぁねー、バイバイ」
かなみ
「バイバイ」



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