エピソード169『安物のシェーバー』


目次


エピソード169『安物のシェーバー』

登場人物

正正正(しょうせい・ただし)
若き天才棋士。A級入りを果たした。
頼澤音祇(よりさわ・おとし)
正の弟子。こき使われている。

正の家の洗面所にて

場所は正宅の洗面所。
 陽気な気分で鏡の前に立つ正。

「ディスカウントストアで買った1980円のシェーバー。
久々にいい買い物をしたな。さーて、髭を剃るとするか」

正スイッチを入れる。
 しかし、無情にも「カチッ」という音がするだけで全然シェーバーは動かない。

「あれ? もう一度だ。(カチッ)何だ? もう故障か!  いくら安物だからって!(カチッカチッカチッカチッ)」
音祇
「師匠、電池入れ忘れてますよ……」
「えっ?(思わず手をシェーバーから離す、ガチャ)あ…… ……」

こうして、後には床に落ちて無残な姿になったシェーバーと正に怒鳴られる音祇の姿が残ったのであった……。

おまけ

著者のSANADAさんによると『40%フィクションです(笑)』とのこと



連絡先 / ディレクトリルートに戻る / TRPGと創作のTRPGと創作“語り部”総本部