エピソード197『緑96完成!』


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エピソード197『緑96完成!』

四月二日 水島家地下研究所にて

孝雄
「ふむ……(がちゃがちゃ)」

2日後

孝雄
「ふむふむ……(がちゃがちゃがちゃ)」

3日後

緑ママ
「おかしいわねぇ」
「どうしたの? ママ」
緑ママ
「パパが地下から戻ってこないのよ」
「また怪しげな物作ってるんじゃ……」
緑ママ
「でも、プリンを絶ってるのよ?」
「そ、それは変ですねぇ。過去にこんな事は?」
緑ママ
「そういえば地下にこもった日は……うふふ、そうね、そ うだったんだわ」
「ど、どうしたのママ。今日はなんなの?」
緑ママ
「あなたの体を作ってるのよ。だって、新学期になって身 体測定もあるでしょう? 成長してないとまずいじゃない。つまり96年度版のぎ・た・い☆」
「ええっ、てことはまたややこしい作業されるの?」
緑ママ
「そういうこと……かな? あら、どうやら出来たみたい よ」
孝雄
「ふ、ふはははははははははは。出来たぞ緑……96年度版 だ。ふ、ふふふふこの95年度版とはひと味違ったバディ、出力向上したうえ軽量化、それに伴い敏捷性もアップだっ!
しかも出る所は出てくびれるところはくびれ……ぶっ」
「そんな化け物みたいな体わぁ……いらんわっっっ(ばきっ)」
孝雄
「ぐ、ぐおおお。いやしかし95年度版はそろそろ限界が……」
緑ママ
「そうよ、せっかくパパが作ったんだから。それに機能障 害出したくないでしょ?」
「はぁい、解りましたぁ」
緑ママ
「そう、素直が一番よ」
孝雄
「では地下へ行くぞ緑!」
「解りましたぁ」

翌日。

孝雄
「うーむ、そろそろ目覚めるはずだが……しかし、何度見 てもナイスなバディだ。う〜む……おおっ、はなぢが」
「う〜ん、あっあれ? 終わったの?」
孝雄
「うむ、完璧だ……(鼻血だらだら)」
「なに鼻血出して……きゃぁ。エッチ変態スケベっっ!  服服っ、服取ってよぉ」
緑、腕を組んで後ろ向きにへたり込む)
孝雄
「う、うむ。ほれ、服だ(鼻血だらだら)」
「もう、最低よぉ〜」
孝雄
「いいじゃないか、どうせわしが作った体なんだし……」
「ゴーストが入ってる今は違うのっ」



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