影跳が学校に行こうとする。
- 影跳
- 「行ってきまーす」
- 寧
- 「こんな時間に行くの?」
- 影跳
- 「何か不味いことでもあるの?」
- 寧
- 「この時間ってラッシュアワーって言うのよ。それはもう
凄くて毎日死人が出てるぐらいなんだから」
- 影跳
- 「またそんな事言って(笑) そんな嘘に引っかかるわけな
-
- いだろ。姉ちゃんも早く学校に行きなよ」
- 寧
- 「はい、はい。早くしないと乗り遅れるわよ」
- 影跳
- 「やばい」
- 駅員
- 「電車が参りまーす」
- 影跳
- 「すごい人だなぁ。こんなに乗れるんだろうか?」
扉が開く。みんなが一斉に扉に殺到する。
- 影跳
- 「のへぇーー」
- 駅員
- 「扉が閉まりまーす」
さらに乗り込もうとする乗客
- 影跳
- 「痛い、痛い、おばちゃん足踏んでる。踏んでるって、退
かしてや」
- おばちゃん
- (無視)
次の駅に到着。
- 車掌
- 「扉が開きまーす」
わらわらわらわら
ほとんどの人が降りようとする
- 影跳
- 「ちょっと、ちょっと」
外まで流されていく影跳。そして影跳の前で無情にも閉まるドア。
- 影跳
- 「これがラッシュって言う奴か。確かに死人が出るかも」
思わず呟く影跳に隣にいたサラリーマン風の男が突っ込む
- 男
- 「でえへん、でえへん」
その後、ベーカリーにて。
- 影跳
- 「ラッシュって凄いんですね。死ぬかと思いましたよ」
- 観楠
- 「さすがにほんとに死人はでないと思うけど(笑)」
- 文雄
- 「うむ。実は関東方面では、本当に死人がでることがある
らしいぞ(苦笑)。だいたい、関東方面では、機能集中の度合いが関西の比ではないからな。そもそも云々……」
- 緑
- 「え、えっとぉ。埼玉に……住んでいたとき時々そういう
ニュース……やってました……けど」
- 源滋
- 「お願いですから無責任な噂流さないで下さいよ〜(泣)
誰が処理すると思ってるんですかぁ〜(泣)」
- 文雄
- 「事実は事実なんだが……」
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