突然正が叫ぶ……。
- 正
- 「『胸が小さーーーーーーーい!』」
- 竜胆
- 「竜胆ちゃんぱぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
- 正
- 「(双眼鏡で) お、きたきた」
- 竜胆
- 「ぁぁぁぁぁちぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……」
- 正
- 「音祇! ガードだ!(無理やり音祇にガードさせる)」
- 竜胆
- 「ぃぃぃぃぃぃぃ!」
当然、その竜胆が繰り出した激速の突きは音祇の顔面を的確にヒットして音祇はそのまま5メートル以上吹っ飛んでいく。
- 正
- 「よう、よくきたな。ちょっと聞きたいことがあってな。
しかし本当に来るとはな。音祇から聞いたんだが、『胸が小さい』というと『竜胆ちゃんぱんち』のかけ声とともに風とともに来ると」
- 竜胆
- 「あたしは電化製品かいっ! スイッチ押したら作動する
というわけじゃないんだからね!」
竜胆、今度は激速の突きは見せずに歩いてスタスタ帰っていく)
- 正
- 「『胸が小さーーーーーい!』」
- 竜胆
- 「竜胆ちゃんぱぁぁぁんちぃぃぃぃ!」
- 正
- (気絶している音祇を自分の前に立たせる)
再び音祇の顔面には竜胆の拳が命中し、そのショックで気絶から一瞬だけ覚めるのだが、再び吹っ飛ばされて近くにあった電柱に頭をぶつけて再び気絶してしまう。
- 正
- 「まぁ、そう邪険にする必要もないだろう」
- 竜胆
- 「あ、あのねぇ....」
- 正
- 「なんだ? 帰りたいのか? 別に帰ってもいいぞ。その
時は再び呼ぶだけだから」
- 竜胆
- 「……わかったわよ! 聞きたいことって何なの?」
この後、誰もが予測できなかった言葉を正は竜胆にぶつけるということを作者は知っているので、これから起こる大事件を語ってもよいのだが、最初に誰も予測できなかった言葉を正は言うと書いてある。予測できないのは作者とて例外ではないのだ。仕方がないので、この話の幕を降ろすとしよう。
再びこの物語の幕が上げられる時は、今の作者ではないという事を蛇足ながらつけ加えておく。
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