- 望
- 小学一年生
- 琢磨呂
- 高校三年生
- 琢磨呂
- 「望くんよ!」
- 望
- 「どーしたの? にいちゃん?」
- 琢磨呂
- 「名前で呼べっての……(^^; まぁ良い、そのミニ四駆だ
がな、変速域での低速性能が極端に低下してしまうぞ」
- 望
- 「へんそくいき?」
- 琢磨呂
- 「とにかくだ! ここはこーして……えーと……(工具を
取出してかいぞうしはじめる)」
- 望
- 「……あああーーっ!」
琢磨呂、望のミニ四駆をまっぷたつにしてしまう。
- 琢磨呂
- 「叫ぶなぁぁぁ! ここからが本番だ」
- 望
- 「(半泣きモード)」
琢磨呂、望のミニ四駆のボディを溶かし始める。
- 望
- 「(既に泣き始めてる)」
数分後……。
- 琢磨呂
- 「003超超ジュラルミンで下部を補強して重心を下げ、フ
レームの内部を溶かしこんでピアノ線を埋めこんだ。これで、シャシーの剛性を保った状態で素晴らしいコーナリングが可能に……あれ?」
- 望
- 「うわぁぁぁぁぁん(大泣き)」
- 琢磨呂
- 「どーした? こんなに速くなったぞ、おい!」
望のミニ四駆は確かに驚くようなコーナリング性能と直進性を身につけた。
だが、その代償はあまりにも大きかった。……そう、クソかっこ悪くなっていたのだ。
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