エピソード236『琢磨呂流改造ミニ四駆』


目次


エピソード236『琢磨呂流改造ミニ四駆』

登場人物

小学一年生
琢磨呂
高校三年生

本文

琢磨呂
「望くんよ!」
「どーしたの? にいちゃん?」
琢磨呂
「名前で呼べっての……(^^; まぁ良い、そのミニ四駆だ がな、変速域での低速性能が極端に低下してしまうぞ」
「へんそくいき?」
琢磨呂
「とにかくだ! ここはこーして……えーと……(工具を 取出してかいぞうしはじめる)」
「……あああーーっ!」

琢磨呂、望のミニ四駆をまっぷたつにしてしまう。

琢磨呂
「叫ぶなぁぁぁ! ここからが本番だ」
「(半泣きモード)」

琢磨呂、望のミニ四駆のボディを溶かし始める。

「(既に泣き始めてる)」

数分後……。

琢磨呂
「003超超ジュラルミンで下部を補強して重心を下げ、フ レームの内部を溶かしこんでピアノ線を埋めこんだ。これで、シャシーの剛性を保った状態で素晴らしいコーナリングが可能に……あれ?」
「うわぁぁぁぁぁん(大泣き)」
琢磨呂
「どーした? こんなに速くなったぞ、おい!」

望のミニ四駆は確かに驚くようなコーナリング性能と直進性を身につけた。
 だが、その代償はあまりにも大きかった。……そう、クソかっこ悪くなっていたのだ。



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