エピソード237『遠足』


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エピソード237『遠足』

今日は、寧達の遠足の日。
 寧はいい年こいて興奮してあまり寝れなかったらしい(^_^;

「おふぁよ〜〜影跳」
影跳
「あくびするか挨拶するかどっちかにしろよ」
「昨日寝てないのよね」
影跳
「いい年こいて興奮して寝れなかったとか言うんじゃない だろうな」
「(ドカボカ) そのいい年してってどういう意味? お姉 さんに説明して(怒りマーク)」
影跳
「いや、あの、その、あっそうそう。今日のお弁当は頑張っ て良いの作っといたから」
「ま、いいわ。それよりおやつだして(^^)」
影跳
「良いけど、何か300円越えてない?」
「誰もそんなこと守ってないって(^^)」

ピンポーン。

「おーい、寧早くしろよー」
かなみ
「ねいちゃーん、早くいこー」
「ってまだ30分も前じゃない(^_^; 私まだ朝御飯食べて ないんだ。一緒に食べる?」
「うん」

しばらく朝御飯。

影跳
「おーい、そろそろいかなくていいのか?」
「忘れてた。はやくいこ」
かなみ
「いってきまーす」
影跳
「いってらっしゃい」
智博
「おーい、かなみーって望も一緒なのか?」
「良いだろ家が隣なんだから」
「おはよー、またかなみ争奪戦でもやってるのか?」
「そんなんじゃねーよ」
「そんなことより早く行かないと遅刻だぜ」
「急ご」

学校

一同
「せんせい、おはよーございます」
先生
「おはよー、これからはもうちょっと早く来なさいね」
一同
「はーい」
先生
「全員揃ったしそろそろ出発よ」

どっかの自然公園。

先生
「ここでお弁当にしましょう。あんまり遠くに行っちゃ駄 目だよ」

昼食TIME。

「かなちゃん美味しそうなお弁当ね」
かなみ
「父様が作ってくれたの(^^)」
「寧のお弁当も美味しそうじゃないか?」
「影跳は料理うまいからね」
「ふーん。それよりおやつ何持ってきた?」
「えーと、ポテチでしょ、ポッキーでしょ、ラムネでしょ チョコでしょ……」
かなみ
「寧ちゃん300円越えてるよ」
「すっげー!」
大樹
「どうやったらそんなにかえるんだ?」
智博
「やすいみせあったならおしえてくれよぉ(ちぇっ)」
「しかし……けいさんしてみるとどうみても300円におさま らないが?」
かなみ
「せんせいがおやつは300円までっていってたよ?」
「ねい、ひょっとしてずるしたんじゃないか?」
「ほ、ほほほ……ほほほほほほほほ! いいじゃない。気 にしたら負けだって☆」
「(ずるしたな、やっぱり……)」
「おーい、寧あの林に探検行かないか?」
「そんなの当然行くわよ」
「お前ならそういうと思ったんだ(^^) かなみと望はどう する?」
「俺も行くぞ」
かなみ
「みんなが行くなら私も行くのっ」
智博
「かなみが行くなら俺も行くぞ」
「(何処で聞いていたんだろう?) じゃ、いこうか」

林の中を探検したりかくれんぼしたりして遊ぶ寧達

「そうだ、罠作らない?」
「罠?」
「うん。簡単な奴、影跳に教えてもらったんだ」
「じゃー、作ってみようぜ」
「いい、ここをこうしてこうするのよ」
智博
「ここをこうするんだな」
かなみ
「こうするんじゃないの?」
「かなちゃんそうじゃなくてこうするの(^_^;」
「で、これはどういう罠なんだ」
「えっとね、ここを踏むと」

びゅーんと音が鳴って寧が逆さ吊りになる

「こうなるの(^^)」
かなみ
「寧ちゃん降りて来なよー」
「うん……(^_^;」
「?」
「罠の外し方きくの忘れちゃった(^_^;」
かなみ
「先生呼んでこなくっちゃ」
「俺が呼んでくるよ」
「おーい。せんせーい。寧が大変なんだ」
先生
「寧ちゃんに何かあったの?(あせあせ)

びゅーん

先生
「きゃー」

先生も宙吊り

「先生助けて(^_^;」
先生
「この状態で私に何をしろと言うの?」
智博
「この紐外せば良いんじゃないか?」
「多分そうよ、早く外して」
「ゆっくりとやってね、じゃないと……」
かなみ
「んしょんしょ、はずれたよ」
「え? きゃーーーー」

どすん

「いったーい」
「だいじょーぶ?」
「なんとか」
先生
「早く私も降ろして、ゆっくりね」
一同
「はーい、先生重いー」
先生
「(ピク) 先生は全然重くないわよ(不気味な笑い)」

この後、寧達が叱られたことは言うまでもないだろう。



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