エピソード261『あきりん、おやぢくさーい』


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エピソード261『あきりん、おやぢくさーい』

竜胆
「ビールがおいしい季節やね〜」
紫擾
「おや、あきりんは日本酒党だと聞いてましたが。更毬さ ん、そこんところ、どーなんでしょう」
剽夜
「あきりんは酒に弱いくせに酒が好きだ」
紫擾
「なるほど。これから飲みに行くということですね」
剽夜
「そーなのか?」
竜胆
「そーらしいね」
紫擾
「でもボクお金ありませーん」
剽夜
「仕方ない。マグロ部屋に行くか」
竜胆
「……あたしンち?」
紫擾
「築地のおぢさん、お世話になります。大丈夫。私はめぐ みに操をたてた身だから」
竜胆
「そりゃ女のセリフじゃ」

コンビニで酒とおつまみを買う三人。

紫擾
「あきりんはコレだろう」
竜胆
「わかってるじゃない。ヱビスは男のビールだからね☆」
剽夜
「あきりんはいつから男になったんだ」
紫擾
「それは言わない約束ですよ。言ったら殺される」
竜胆
「……どいつもこいつも」
剽夜
「私はこれだ! 官兵衛!」
紫擾
「おお。更毬さん、そんなに飲むんですか。仕方ないなあ、 私は控えめに……IWハーパー」
竜胆
「どーして二人ともあたしの好きなお酒ばかり買うわけ?」
剽夜
「それはもちろん」
紫擾
「あきりんは酔うと脱ぐらしいから」
竜胆
「脱がんわぃ!」
剽夜
「まあそれは後の楽しみにとっといて。おつまみを買わな くては」
竜胆
「へっへっへ〜、最近ハマってるのがあるのよね〜これ!  『香りセット』」
剽夜
「どーみてもお漬物だが」
竜胆
「やーねぇ。イケるのよ? これ」
紫擾
「あきりんおやぢくさーい」
竜胆
「なんですって〜?」

さて、マグロ部屋。
 紫擾くんと更ちゃんはともかく、あきりんはすぐに酔うぞ(笑)

竜胆
「……暑い」
紫擾
「おおっ、姐さんいい脱ぎっぷりで」
剽夜
「まだ脱いでないぞ」
紫擾
「おおおおっ! ひゅーひゅー。あきりん最高!」
剽夜
「そーやって無責任に煽り立てないように。しかし、面白 ければ全て良し!」
紫擾
「しかし、今日は出来上がるのが早くないですか?」
剽夜
「お漬物は塩分が多いからな。酒と塩で酔いが回ると言う じゃないか」
紫擾
「言いましたっけ。記憶が定かでないんですが」
剽夜
「とか言ってる間に。あきりんが寝てしまったぞ」
竜胆
「あたしゃ酔ってなーい……すぅすぅ」
剽夜
「まったく世話が焼ける(ベッドに運ぶ)」
紫擾
「おおっ、優しいしぐさで女を騙す。ライカー副長も顔負 けですねえ」
剽夜
「だれだ、そのライカー副長というのは」
紫擾
「エンタープライズ号の副長です」
剽夜
「ああ、スタートレックか」
紫擾
「しかし……こんな状況ですけど」
剽夜
「めぐみちゃんに操をたててるんだろ?」
紫擾
「おっしゃる通りで。下手するとコワいですからねえ」
剽夜
「しかたない。二人で飲み明かすか」
紫擾
「男二人というのもたまにはいいですね」
剽夜
「しかし、あきりんのわがままも結構困ったもんなんだよ。 おいちゃん、もうまいっちゃうよ」
紫擾
「いきなり酔っ払いにならないで下さいよ(汗)」
剽夜
「うン? グラスが空いてるじゃないか、飲め飲めぇ」
紫擾
「ううっ、更毬さんも酔うのが早いじゃないか〜(涙)」



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