- 環
- 「こんにちは〜〜〜、寧さん急に呼び出していったい何を
するんですか?」
- 寧
- 「この前ゲーセンに言ったとき……」
- 影跳
- 「ああ、りん姐さんにけちょんけちょんに負けたときか」
- 寧
- 「(ドカ、バキ) あの時のことは言わないで……」
- 影跳
- 「わ……かり……ま……し……た」
- 寧
- 「ま、その時に影跳が脱衣麻雀をやっていてね」
- 環
- 「(ジロ) 影兄、不潔」
- 影跳
- 「えっ……」
- 環
- 「最低、すけべ、変態、(自主規制)、(ピー)……」
- 影跳
- 「なんで、脱衣麻雀でそこまで言われなあかんねん」
- 寧
- 「まー、まー、影跳も男なんだから……それで私も麻雀が
したくなって急遽あんたをを呼びだしたって訳」
- 環
- 「でも、僕、賭事は……」
- 寧
- 「たまちゃん、私のこと見捨てるのね、ぴーーー(嘘泣き)」
- 環
- 「うぐ……な、泣いても賭事なんて……」
- 寧
- 「(泣き止んで) あっそ、たまちゃんこの勝負から逃げる
気なんだ負けるのが恐いんだ、ふーん、なら仕方ないわね」
- 環
- 「(むっ) 僕が勝負を投げ出すわけないじゃない、やるよ」
- 寧
- (にやり)
- 影跳
- (また姉ちゃんの策略にはまってる……はぁ)
- 環
- 「さぁ、寧さん、はじめましょ。後で泣いたって遅いんだ
から」
- 寧
- 「えーとね、レートが……くらいで、ルールはありあり。
焼き鳥、箱割れ罰金、裏ドラチップ有りのやくざルールね(^^)」
- 影跳
- 「えっ、一応、環は高校生なんだから、そんなルール……」
- 環
- 「影兄、どうせ私が勝つんだから関係ないわ」
- 寧
- 「さて、みんなの了承を得たって事で、さぁ開始よ」
- 影跳
- 「俺の意見は?」
- 寧
- 「当然却下」
- 影跳
- 「しくしく」
(三人で三人打ち麻雀を始める)
しばらくして
- 影跳
- 「ロン、イーぺー、サンアン、ドラドラ、裏ドラ、&チッ
プ」
- 環
- 「きー、影兄にまで、次よ」
(ジャラジャラ、カツン、カツン)
- 寧
- 「ロン、字一色、大三元、ダブマン(^^)」
- 環
- 「きゃー、また箱割れ(T_T)」
- 影跳
- 「しかもまた焼き鳥だよ」
- 環
- 「次のハンチャンこそは……」
- 影跳
- 「もうやめたら」
- 環
- 「勝つまで、やめない」
- 寧
- 「そうそう、その意気よ(^^)」
しばらく……。
- 寧
- 「ロン、……跳ねマン」
- 環
- 「また箱割れ&焼き鳥」
- 影跳
- 「ツモ、……満貫」
- 環
- 「また……」
- 寧
- 「ロン、……ば・い・ま・ん(^^)」
- 環
- 「きーーーー、またよ」
ってなことが続く……
- 環
- 「ぜーぜー、次の勝負よ」
- 影跳
- 「悪いこと言わないからもうやめとけって」
- 環
- 「いやよ、負けたまま引き下がれないわ」
- 影跳
- 「お前、いまので、負け5万円越えたぞ……」
- 環
- 「(ピク) やだーー、勝つまでやるんだーー。ぴーーーー」
- 影跳
- 「(寧に向かって) 姉ちゃん、無理矢理引き込んだんだか
ら、どうにかしてくれよ」
- 寧
- 「ちがうわよ、たまちゃん乗り気だったじゃない」
- 影跳
- 「ね・え・ちゃ・ん(軽くにらむ)」
- 寧
- 「わかったわよ。 (泣いてる環に向かって)たまちゃん、
ほら眠くなってきたから今日はお開きにしない?」
- 環
- 「まだ、やるのー(T_T)」
- 寧
- 「たまちゃん、眠気が襲ってて実力の半分も出せない私に
勝って嬉しい? ま、勝ちは勝ちだからそれでもいいけど……そんなのいやでしょ」
- 環
- 「う、うん」
- 影跳
- (さすが年の功、伊達に歳食ってないな)
- 寧
- (さりげなく、影跳の足を踏む)
「それじゃまた、明日にしよ」
- 環
- 「わかったよ。
でも明日こそ、絶対勝ってみせるからねぇ〜〜(泣きながら走り去る)」
- 影跳
- 「どうすんだよ、明日もきっと泣くよ」
- 寧
- 「大丈夫、明日までに自動麻雀卓を改造して、たまちゃん
の居る位置に良い牌が来るように細工しとくから(^^)」
- 影跳
- 「それなら良いんだけど……あいつ弱いくせに負けん気強
いからなぁ(嘆息)」
翌日
- 環
- 「ぴーーーーー明日こそ絶対勝ってやるぅーーー(T_T)」
- 寧
- 「……何故、あれで一回も上がれないの……?」
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