東洋法制史という名前の中国史の講義のあと、竜胆は友達と帰途についていた。
その友達というのは、アウトローで酒とたばこが大好きなナイスガイで、そうだな、仮名中村とでもしておきましょうか。
- 竜胆
- 「なんか、ちょっとぼーっとしてたら、話のつながりがわ
からなくなってたんだけど(笑)」
- 仮名中村
- 「まあ、いつものことや、あの先生はな(ニヤリ)」
- 竜胆
- 「そーそー、今度飲みに行く話ぃ、ちゃんと覚えとけよ」
- 仮名中村
- 「おぅ、忘れるかぃ(ニヤリ) そっちこそ、ちゃんとハイ
ネケン、ボトルで出す店探しとけよ(ニヤリ)」
- 竜胆
- 「一応一軒見つけてあるけど……確認はしてない」
- 仮名中村
- 「裏は取れてないってわけか(ニヤリ)」
- 竜胆
- 「そーいうこと(にやり)」
- 仮名中村
- 「それにしても……そや! 今日、何曜日?」
- 竜胆
- 「火曜日〜」
- 仮名中村
- 「今、二時半……なんか忘れとるよーな気が……」
- 竜胆
- 「(テレビの録画)」
- 仮名中村
- 「おぅ! 俺、今からゼミや(笑)」
- 竜胆
- 「(がくっ)普通、忘れるかぁ?」
- 仮名中村
- 「うっかりしとった! ほな、ゼミ行ってくるわ、じゃな」
- 竜胆
- 「またね〜」
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