いつの時代にも騒がれる、学校の転校生。
ここ、吹利学院高校にもそんな存在が現れた。
- A組's男子1
- 「今日、転校生が来るんだってよ」
- A組's女子1
- 「ホント〜?」
- A組's女子2
- 「かっこいい子だといいなぁ」
- A組's男子2
- 「俺というものがありながら、そりゃないぜ」
がらがらがら、……ぴしゃん!
- A組's担任
- 「はいはい、無駄口はそこまで、みんな席に着く。今日は
まず、転校生を紹介します。三河 夏和流くん」
- 夏和流
- 「初めまして。東京から来ました、みかわ かわるといい
ます。趣味は、いろんな話に触れることです。みなさん、四日、三日、二日(ふつつか)ものですけれど、よろしくお願いします」
- 一同
- 「しぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん」
- 夏和流
- 「……うーん、また滑っちゃったなぁ。ま、いいや」
往々にして、転校生は期待を裏切る存在。今回も例外ではなかった。
だが、最悪なのはめげずに(つまらない)しゃれの研究に励む転校生だったことだろう。
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