エピソード335『夏の部活(サッカー部編)』


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エピソード335『夏の部活(サッカー部編)』

夏休みとはいえ、運動部にはどこも練習がある。逆にいつもより多く。部にとっては夏休みが勝負なのだ。
 サッカー部のグラウンドでは。

夏和流
「うぎ……気持ち悪ぅ……」
先輩I
「もーちょっと頑張れよー」
夏和流
「は、はい……うびゅ」
みのる
「……つばを吐けば少しは楽になるぞ」
夏和流
「いや……それはやめて……(うぷっ)……おく。グラウン ドで……(はぅ)……は嫌だ」
みのる
「全く……根性があるんだかないんだか、わからない奴だ な」

そして、五分後。やっと休憩にはいる。

夏和流
「み、水……(ぐびぐび)」
先輩H
「三河、最近うまくなったな」
夏和流
「(ぐびっ) え……そうですか?」
先輩H
「ああ。来年はキャプテンかもな(笑)」
夏和流
「そんなぁ(笑) それは……織田信長の樹ですよ、先輩」
先輩H
「?」
夏和流
「織田の樹、織田の杉、おだてすぎ……」

その時、ボールが飛んできた。

夏和流
「(顔に直撃)はうっ」
みのる
「すまん。足元が狂った」
夏和流
「うー……とか言って、狙ったんだろう……」
みのる
「おまえのくだらんしゃれのせいだ。不可抗力だ」
夏和流
「やっぱり狙ったんだ……ぱた」
みのる
「倒れたか。これで少し静かに……」
先輩I
「おーし、再開すっぞ」
夏和流
「うぃーす」
みのる
「……本当にしぶとい奴だ」



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