エピソード342『プールでGO!』


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エピソード342『プールでGO!』

(北似衣子初登場)
 空調機が故障して、明日に修理しにくるから今日は我慢してということでお情け程度の扇風機が回っている。ここはベーカリー楠

琢磨呂
「てんちょー、暑いぜっ!」
慎也
「ここまで歩いてきて、さァ涼しい店内だ…… と思った ら……」
観楠
『唯今エアコンディショナー故障の為当店では扇風機によ る代理送風サービスを……』
琢磨呂
「あかん……機械化しとる。そりゃ、確かに店長も暑いや ろけど……」
慎也
「なぁ(顔を見合わせる)」
慎也
「まあ、こう暑いとなぁ……」
琢磨呂
「と言う訳でだ、シン。こう暑い時にしたくなるのは?」
慎也
「クーラーの効いた部屋でお昼寝☆ミ」
琢磨呂
「(がくっ) お、お前なあ。(汗) 他にもっと健康的なの があるやろ?」
慎也
「失敬な。昼寝も十分健康的やぞ」
琢磨呂
「(無視) あるだろ? 夏の代表的なもの」
慎也
「おおっ! あるある」
琢磨呂
「さすがはシン」
慎也
「(にやり) 鳥人間コンテストやな」
琢磨呂
「そー、そーって、違わいっ! プールだよ、プール」
慎也
「冗談やって(笑) でも、俺は嫌いなんやけどなぁ」
琢磨呂
「まあた、またぁ(笑) 緑ちゃんとは楽しそうにしてたの にかぁ?」
慎也
「いや、まあ、あれは、ねえ?(汗)」
琢磨呂
「決まりやな(にやり) ふふふふふ」
慎也
「な、何や気色悪い!」
琢磨呂
「すでに、▲月■★日にプール計画がっ……」
慎也
「さっすが琢磨呂!」
琢磨呂
「話しは最後まで聞け、シン。計画が……あったのだけれ ど某病原性大腸菌のおかげでプールが閉鎖されてだな……」
慎也
「何の解決にもなっとらへんがな……」
琢磨呂
「だから話しは最後まで聞けと……」
慎也
「ふぅ」
琢磨呂
「だが!」
慎也
「……今度は最後まで聞いたろ」
琢磨呂
「やってるとこでは、やってるんだわ!」
慎也
「(聞いてる)」
琢磨呂
「それでだな、某日にプール強襲計画2を立てたのだ!」
慎也
「……素直に喜んでええんか?(疑惑の目)」
琢磨呂
「話しは最後まで聞けと何度言ったら……」
慎也
「はいはい」
琢磨呂
「そう……麗衣子とイク……もとい、行くのだっ!!」
慎也
「はぁー。これだから万年発情男は……」
琢磨呂
「ケッ! 人のこと言えた身かよ。ったく毎日、緑、緑っ てそればっか……」
慎也
「わー! わーった! わかったからそれはこの場では言 うな! (カウンターの方をちらりと見る)」
慎也
「まったく。この女たら……」
琢磨呂
「……しめんとする琢磨呂様……ってか?」
慎也
「……不毛な争いになりそうやし、やめへんか?」
琢磨呂
「……南極弾道ミサイル廃棄条約に基づきここに岩沙琢磨 呂は片山慎也に対:して停戦条約を取り結ぶ」
慎也
「(相手の目を見て三回大きく固い握手)ぐっどびーじねー す!(にぎにぎ)」
琢磨呂
「久しぶりに出たな、このネタ」
慎也
「そやね」
琢磨呂
「話を265.3652度戻して、プ〜ルだ」
慎也
「これだから惚気は(溜め息)」
琢磨呂
「(無視して話しを続ける) それで、装備品なんだがな、
PSG-1スナイパーライフルを投入しようかと……」
慎也
「サバゲしに行くんかおのれは!」
琢磨呂
「話しは最後まで……」
慎也
「……言わんでも解ったぞ、読めたぞっ!」
琢磨呂
「ピポーン……はい、片山さんチーム!」
慎也
「狙撃」
琢磨呂
「ブー」
慎也
「……ベタベタやな」
琢磨呂
「(^^;」
慎也
「なぁ、琢磨呂がPSG1使うのってさァ……別にPSG1やなく ても、『PSG1に付いてる高倍率スコープ』だけで事足りるんとちゃうの?」
琢磨呂
「ピポーン! そのとうり! ヴォシュロム製スーパース コープで、ハイレグ美女の股間を、ね・ら・い・撃・ちっ
-_^)」
慎也
「……なぁ、琢磨呂」
琢磨呂
「ふっ……どうした? この私の立てた一切の欠点を持た ない究極の作戦に何か文句でも……」
慎也
「レイちゃんと一緒に行くってこと、忘れてへんか?」
琢磨呂
「のー・ぷろぶれ……」
麗衣子
「む……なんですかぁ〜、ほんとに?」
琢磨呂
「(ゆっくりと振り返る。現在振り返り角度30度)」
琢磨呂
「(ゆっくりと振り返る。現在振り返り角度50度)」
琢磨呂
「(ゆっくりと振り返る。現在振り返り角度90度)」
琢磨呂
「(ゆっくりと振り返る。現在振り返り角度110度)」

視界の隅に麗衣子の顔を確……げしっ。

麗衣子
「(右手を琢磨呂の頭から上げて)……いいこと? そんな もん持ってきたら、その場で帰ってあげるからねっ!」
慎也
「(腹抱えて大笑いしてる)」
琢磨呂
「……ごめんなしゃい(T_T)」

離れて一部始終をみていた観楠。

観楠
「あ……あの琢磨呂君を一言……いや、一撃で説得すると は……つ、強い!」



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