エピソード352『浮気御免!?』


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エピソード352『浮気御免!?』

時は午後。
 所はベーカリー楠 ← 通称『パパ亭』。

琢磨呂
「パパさん、ダージリン TEA 一つ!」
観楠
「ぱ……パパってね〜、琢磨呂君ッ!」
琢磨呂
「……でも呼ばれてイヤじゃない、でしょ?(笑)」
観楠
「ううっ……」

数分後

観楠
「はいはい、パパ特製紅茶ですっ」
琢磨呂
「ひ……開き直った(笑)」
観楠
「なんとでも言いなさいっ……ての(^^;」
琢磨呂
「こころなしかてんちょー、顔が引きつってるように……」
観楠
「気のせいですっ!」

数分後

観楠
「ところで、それ結構痛そうだねー、首筋の所……えーっ と、誰にやられたんだっけ……」
琢磨呂
「三彦の奴に……至近距離で。ま、キスマークとでもいっ ときゃ、何とかなるって」
 観楠 :「そう言えば、そう見えるねぇ〜(肘で 琢磨呂を小突く)」

からんころん……この音は別の登場人物が登場する音……ではなく、ベーカリーのドアに付けられた鈴が鳴った音。すなわち新しい客、言い換えればやっぱり新しい登場人物。今日のゲストは……北緒麗衣子さんです(爆)

麗衣子
「こんにちわーっ」
観楠
「あ、 麗衣子ちゃん、いらっしゃい!」
麗衣子
「ふーっ、疲れたぁ。あ、アップルパイ一つ御願いします」
観楠
「はいはい(厨房へ消える。……決してテレポートしたので はない、歩いて消えたのだ。念のため)」

二人だけになったカウンターで。

麗衣子
「先輩……」
琢磨呂
「麗衣子……」
麗衣子
「あ・の・ね! なに見つめ合ってンのよ。怒ってるのよ、 あたしは!」
琢磨呂
「お、おい! 登場していきなりなんで怒られなきゃなら んのだ」
麗衣子
「(キスマークを指して)これは、何! あたしは昨日先輩 と一緒に居なかったわよ!」

見る見る 麗衣子の表情が『鬼姑』モードへと変化してゆく。
 脚注・決して麗衣子は阿修羅マンのように3つの顔を持っていて切り替えている訳ではない。念のため。

麗衣子
「あたしが……あたしがいない間に……サバゲに行く!  なんてウソついて……グスッ……そんなことしてたのねっ!!」
琢磨呂
「ま〜ーーーーーーーー待て、待つんだジョー……じゃな かった 麗衣子ッ!」
麗衣子
「な、なによっ(涙で腫れた目)! 何を弁解しようって言 うの!」
琢磨呂
「……キスされた事はされたけどな、」
麗衣子
「(ウソ……ウソだっていってくれるって、信じてたのにッ)」
琢磨呂
「……秒間11回もキス出来る人間が居るか?」
麗衣子
「?」
琢磨呂
「初速80m/sで、秒間11回キス出来るバケモンにやられたキ スマークなんだよ、これは」

観楠、厨房から戻る

麗衣子
「なによ、そんな言い訳通じるとでも思って……」
観楠
「麗衣子ちゃん、もうちょっと 琢磨呂君を信じてあげな さいって(笑)」
麗衣子
「信じれるもんですか、あたしがいない間に……」
観楠
「それは、琢磨呂君が昨日『マイクロウージー』で至近距 離弾を10発ぐらい食らった痕だよ」
麗衣子
「ええっ!?」
観楠
「すぐ横でアンブッシュしてた僕が言うんだから間違いな いって」
琢磨呂
「……(むすっとした顔で)言ったろ、秒間11発だって」
麗衣子
「……」
琢磨呂
「まだ疑うか(^^;」
麗衣子
「ご……ごめんなさい……(うつむく)」
琢磨呂
「まだハリセン食らってないからな、謝られるには忍びな いぞ(麗衣子の頭を撫でる)」
麗衣子
「みゅぅ……」
観楠
(らぶらぶっ! って感じやね、ははは)



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