エピソード355『RT楠結成』


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エピソード355『RT楠結成』

竜胆
「てんちょーさん! すっごくナイスなプランを考えたん ですけど、きいてもらえますか?」
観楠
「(ヤな予感) き、聞くだけなら」
竜胆
「実は今度、チームを旗揚げしようかと思いまして」
観楠
「ち、チーム?」
紫擾
「やだ、あきりんってば、レディースやるのぅ? 大学デ ビューってやつ?」
竜胆
「チームとゆーかサークルとゆーか、乗り物でどっかに旅 に出ようという」
観楠
「ツーリングサークル?」
竜胆
「そうとも言いますね」
紫擾
「はい、お姉さん、しつもーん」
竜胆
「なにかなぁ? 紫擾くん」
紫擾
「私は車はあってもバイクがないんですが、それでも参加 できるんでしょうかぁ?」
竜胆
「できるんじゃない? バイクないけど行きたいって人の 足として(笑)」
紫擾
「私の車は定員二名なんだけど」
観楠
「いくら中身がスープラでも、リアシートあったんじゃ?」
紫擾
「中身スープラは夢オチでんがな(笑) いやね、私の後ろ は座れたもんじゃないですよ。それに、我が愛車ブランカ号はコンパクトですし」
竜胆
「どこの世界に3ナンバーのコンパクト車があるんじゃー い(喝入れコンボ)」
紫擾
「ううっ、クロサワ化が進んでる(汗) だってあきりん。 セリカは幅はあるけど長さはないんだよ」
竜胆
「そっか。まあ、それは持ち主が努力してなんとかする。 はい、次の課題。構成員なんですけど」
観楠
「なんかその言い方、族みたいだよ(汗)」
竜胆
「じゃあ、メンバー。今のところ三人しかいないんですよ ね。さっき四人になりましたけど」
観楠
「竜胆ちゃんと……あと、誰?」
竜胆
「てんちょーさんとめぐみ」
紫擾
「待った、それは危険だ。めぐみは免許取って今まで乗っ てなかったんだぞ」
竜胆
「そんなの慣れりゃ解決。あたしだって、見極めから修検 まで、二週間あいたけど、一発で通ったし」
紫擾
「あんた、車の教習と一緒にしたらいかんわ。公道は車が びゅんびゅん通って、それは危ないんだぞ」
竜胆
「紫擾くんみたいなのがいるからね〜」
紫擾
「うっ、返す言葉がない」
観楠 :「……まあ、いいけど……それにしても、なんか四人だけ
だと寂しいなぁ」
竜胆
「まあ、四天王ということでいいじゃないですか(笑)」
紫擾
「あきりん、ろくでなしブルースの読みすぎだよ」
観楠
「それで、名前は決まってるの? チームじゃねーや、サー クルの」
紫擾
「RTブランカというのはどーでしょう」
竜胆
「却下。第一、あたしのCBRはその名のとーり黒いし」
観楠
「……ふーむ、やはりネットの名を取って……」
紫擾
「弾き語りerですか(笑) なんかにぎやかそうですな」
竜胆
「なんでerをつけるの(笑) estに決まってるじゃない」
観楠
「それもなんか違うよ(汗)」
紫擾
「弾き語りest……ひきがたりすと……なんか、月曜七時の アニメみたいだねぇ」
竜胆
「ガンバリスト駿ね(笑)」
紫擾
「ぱっとしませんね。やはりここはRTブランカで」
竜胆
「無難にRT楠にしましょう」
観楠
「へっ? それでいいの?」
竜胆
「発祥の地を名に冠するんですから、悪い事はないでしょ」
観楠
「僕としては異存はないけど」
竜胆
「じゃあ決まりですね(笑) じゃあ、さっそくジャケット のデザインをきめましょ」
紫擾
「……あきりん、やる気まんちんだね(汗)」
RT楠(仮称)
 ある日、竜胆の思い付きで結成されたツーリングサークル。 でもRT(笑)
とりあえず、走り屋くさいバイクが揃ってるので、バトルを挑まれまくりそうだ(笑)
竜胆
「会員は随時募集中よン☆」
観楠
「……(汗)」
観楠
「ね、ねぇ竜胆ちゃん。これって走り屋グループ作ってる わけじゃないよ、ね?(すごく不安)」
竜胆
「そ、それはその……お、おーほほほほほほほ! ☆」
観楠
「笑ってるし(汗) ほんとはどーなのかな?(汗)」
竜胆
「そんなわけないじゃないですか。やだなぁもぅ(汗)」
観楠
「その(汗)はいったい何……?(汗)」
竜胆
「おーほほほほほほほほほほほほほほほほほっ! ☆」

安全運転で行きましょうね(笑)



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