- 竜胆
- 「てんちょーさん! すっごくナイスなプランを考えたん
ですけど、きいてもらえますか?」
- 観楠
- 「(ヤな予感) き、聞くだけなら」
- 竜胆
- 「実は今度、チームを旗揚げしようかと思いまして」
- 観楠
- 「ち、チーム?」
- 紫擾
- 「やだ、あきりんってば、レディースやるのぅ? 大学デ
ビューってやつ?」
- 竜胆
- 「チームとゆーかサークルとゆーか、乗り物でどっかに旅
に出ようという」
- 観楠
- 「ツーリングサークル?」
- 竜胆
- 「そうとも言いますね」
- 紫擾
- 「はい、お姉さん、しつもーん」
- 竜胆
- 「なにかなぁ? 紫擾くん」
- 紫擾
- 「私は車はあってもバイクがないんですが、それでも参加
できるんでしょうかぁ?」
- 竜胆
- 「できるんじゃない? バイクないけど行きたいって人の
足として(笑)」
- 紫擾
- 「私の車は定員二名なんだけど」
- 観楠
- 「いくら中身がスープラでも、リアシートあったんじゃ?」
- 紫擾
- 「中身スープラは夢オチでんがな(笑) いやね、私の後ろ
は座れたもんじゃないですよ。それに、我が愛車ブランカ号はコンパクトですし」
- 竜胆
- 「どこの世界に3ナンバーのコンパクト車があるんじゃー
い(喝入れコンボ)」
- 紫擾
- 「ううっ、クロサワ化が進んでる(汗) だってあきりん。
セリカは幅はあるけど長さはないんだよ」
- 竜胆
- 「そっか。まあ、それは持ち主が努力してなんとかする。
はい、次の課題。構成員なんですけど」
- 観楠
- 「なんかその言い方、族みたいだよ(汗)」
- 竜胆
- 「じゃあ、メンバー。今のところ三人しかいないんですよ
ね。さっき四人になりましたけど」
- 観楠
- 「竜胆ちゃんと……あと、誰?」
- 竜胆
- 「てんちょーさんとめぐみ」
- 紫擾
- 「待った、それは危険だ。めぐみは免許取って今まで乗っ
てなかったんだぞ」
- 竜胆
- 「そんなの慣れりゃ解決。あたしだって、見極めから修検
まで、二週間あいたけど、一発で通ったし」
- 紫擾
- 「あんた、車の教習と一緒にしたらいかんわ。公道は車が
びゅんびゅん通って、それは危ないんだぞ」
- 竜胆
- 「紫擾くんみたいなのがいるからね〜」
- 紫擾
- 「うっ、返す言葉がない」
- 観楠 :「……まあ、いいけど……それにしても、なんか四人だけ
- だと寂しいなぁ」
- 竜胆
- 「まあ、四天王ということでいいじゃないですか(笑)」
- 紫擾
- 「あきりん、ろくでなしブルースの読みすぎだよ」
- 観楠
- 「それで、名前は決まってるの? チームじゃねーや、サー
クルの」
- 紫擾
- 「RTブランカというのはどーでしょう」
- 竜胆
- 「却下。第一、あたしのCBRはその名のとーり黒いし」
- 観楠
- 「……ふーむ、やはりネットの名を取って……」
- 紫擾
- 「弾き語りerですか(笑) なんかにぎやかそうですな」
- 竜胆
- 「なんでerをつけるの(笑) estに決まってるじゃない」
- 観楠
- 「それもなんか違うよ(汗)」
- 紫擾
- 「弾き語りest……ひきがたりすと……なんか、月曜七時の
アニメみたいだねぇ」
- 竜胆
- 「ガンバリスト駿ね(笑)」
- 紫擾
- 「ぱっとしませんね。やはりここはRTブランカで」
- 竜胆
- 「無難にRT楠にしましょう」
- 観楠
- 「へっ? それでいいの?」
- 竜胆
- 「発祥の地を名に冠するんですから、悪い事はないでしょ」
- 観楠
- 「僕としては異存はないけど」
- 竜胆
- 「じゃあ決まりですね(笑) じゃあ、さっそくジャケット
のデザインをきめましょ」
- 紫擾
- 「……あきりん、やる気まんちんだね(汗)」
- RT楠(仮称)
- ある日、竜胆の思い付きで結成されたツーリングサークル。
でもRT(笑)
とりあえず、走り屋くさいバイクが揃ってるので、バトルを挑まれまくりそうだ(笑)
- 竜胆
- 「会員は随時募集中よン☆」
- 観楠
- 「……(汗)」
- 観楠
- 「ね、ねぇ竜胆ちゃん。これって走り屋グループ作ってる
わけじゃないよ、ね?(すごく不安)」
- 竜胆
- 「そ、それはその……お、おーほほほほほほほ! ☆」
- 観楠
- 「笑ってるし(汗) ほんとはどーなのかな?(汗)」
- 竜胆
- 「そんなわけないじゃないですか。やだなぁもぅ(汗)」
- 観楠
- 「その(汗)はいったい何……?(汗)」
- 竜胆
- 「おーほほほほほほほほほほほほほほほほほっ! ☆」
安全運転で行きましょうね(笑)
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