エピソード377『彼方邸における日常』


目次


エピソード377『彼方邸における日常』

夕方の彼方邸。彼方が何物かの調理をしている。
 美樹は彼方のパソコンに向かって書き物をしている。

美樹
「そーいえば」
彼方
「なんですか?」
美樹
「総入れ歯。じゃ、なくて」
彼方
「……なんでしょう?」
美樹
「いや、そろそろ試験ですねぇと思いまして」
彼方
「そう言えばそんな様な物もあったような気がしますね」
美樹
「あぁ、今週末試験だなぁ」

天井を仰ぎ見る美樹。
 天井には女の子がたくさん描かれたポスターが貼られている。

美樹
「寒いねぇ」
彼方
「大気温が低下していますからね」
美樹
「士堂君はまだ炬燵を出さないんですか」
彼方
「タイマーが狂いますから」
美樹
「炬燵は麻薬だからねぇ。授業にでなくなるもんねぇ」

キーボードを打つ手を休めて、息を吹きかける。
 手がかじかんでいるのが判る。

彼方
「明日は雪だそうですよ」
美樹
「そっかぁ。実家の方じゃもう雪は積もっているって言っ てたしなぁ」
彼方
「あ、食糧が余るんですけど、要ります?」
美樹
「有り難く頂かせて頂きます」

今日も彼方邸は平和である……



連絡先 / ディレクトリルートに戻る / TRPGと創作のTRPGと創作“語り部”総本部