エピソード383『ゴースト・イン・ザ・ベーカリー楠?』


目次


エピソード383『ゴースト・イン・ザ・ベーカリー楠?』

夏和流
「てーんちょーさん」
観楠
「あれ? どうしたの、珍しく一人で」
夏和流
「んにゃ? そんなぁ、僕は男ですよぉ」
観楠
「……は?」
夏和流
「『めすらしい』だなんて、いわないでくださいよぉ」
観楠
「め・ず・ら・し・い」
夏和流
「わかってますって。もう、ギャグが通じないなんて困り ものですよぉ」
観楠
「……あのね(苦笑)」
夏和流
「じつは、新作の洒落ができたので、是非聞いてもらおう と思って」
観楠
「……(ため息)。はいはい、聞きますよ(あきらめ)」
夏和流
「幽霊には実体がないとかいいますけれど、じつはあるん です」
観楠
「……はあ。そのこころは?」
夏和流
「幽霊だけに、殴ると『ごすっと』音が出るから〜」
観楠
「……」
夏和流
「ふふふ、あまりの面白さに腹筋がけいれんを起こして既 に動かなくなってしまうレベルにまでいってしまったようですね。ふわはははぁ(高笑い)」
観楠
「あきれているんだけれど……」
夏和流
「照れなくていいですよ。ふわはははぁ(高笑い)」
観楠
「……ほっといて仕事に戻ろ……」
夏和流
「ふわははははははは(高笑い)」
美樹
「そんな洒落、やめなしゃれ……っていうどうしようもな い冗談もこういう場から生まれたんでしょうか……(窓の外を見て嘆息)」



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