エピソード「トモとテキ(予告編)」


目次


エピソード「トモとテキ(予告編)」

夏和流
「(振り返り)な、みのる。これからもずっと……」
夏和流
「これが、望みなんだよ。僕は、いま一番幸せなのさ」
みのる
「……これが、か?」
夏和流
「だから、邪魔しないでくれるかな。友達でしょ?」
観楠
「最近、疲れ気味だね」
夏和流
「そぉなんですよ、じつは幽霊だかなんだかにちょっと……」
「それは『憑かれ』違いでしょ(ぺち)」
夏和流
「てへ」
夕日は、紅く染まっていた……。まるで、いまこの場で流れている血を映そうとしているかのように。

夏和流
「疲れた……今日はぐっすり眠れるといいなぁ」
みのる
「何なら、俺が安らかに眠らせてやろうか?」
夏和流
「それは明らかに殺人宣言……(汗)」
夏和流
「ゆっくり眠ることもできやしない」
みのる
「管理者だからな」
夏和流
「いやだ。いやだ、いやだ、いやだ、いやだいやだぁぁ!!」
夏和流
「生きることも死ぬこともできやしない」
そして、心臓は止まった。……死。

みのる
「……させない」
夏和流
「無駄だよ。僕は、君を殺す。……だって、それが一番楽
しいもの(優しく微笑む)」
みのる
「……冗談だ」
夏和流
「…………くっ。……くくくっ、あは、あはははははは」
夏和流
「ホント……死ぬこともできやしない」



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