エピソード442『火事を起こすな〜』


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エピソード442『火事を起こすな〜』

三河家、夜中の十時。夏和流はパソ通の未読処理、姉はゼミのチラシづくり、父はテレビ、などと思い思いの時間を過ごしているときだった。

「ひゃぁ!」
夏和流
「ほえ?」

変な声に驚き、母親のいる部屋を見る夏和流。ガラスなので一目瞭然。
 ……新聞の赤い炎がよく見える。

夏和流
「あー、燃えてる(結構落ち着いてる)」
「ど、どうしよう(慌てている)」
夏和流
「水だよ、水」

言葉に従い、慌ててつつも台所に行く母。しかし。

「あぁあ! おとしちゃった。ああああ(慌ててそこら辺 にあった雑巾などを覆いかぶせる)」
夏和流
「あつそう……(などといいつつ、燃えないよう踏んだり している)

やがて、どたどたしながらもなんとか火は消えた。

夏和流
「おかーさん、とりあえず水。も一回かけておかないと」
「そ、そうね(じゃーっと水を新聞にかける)
夏和流
「火の粉も処理しておかないと」

そして、あと片付けも一段落。

夏和流
「いやー危なかった(笑) それにしても、もうちょっとで 火事だねぇ。なんでああなったの?」
「ストーブの前で新聞を広げていたら……」
夏和流
「あのねぇ。……もう火事は起こさないでよ」
「はい(反省)」



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