登場人物
- 斎藤瑞希
- フラナの姉、パワフルで元気なおねーちゃん
- 三本柱
- 瑞希の同僚
- 工藤
- 瑞希の同僚
- 浦島
- 瑞希の上司
スナフキン愛好会の面々
今日は会社のボーリング大会。瑞希もアルバイト社員ながら参加している。
- 瑞希
- 「てぇやぁぁぁ(ぶんっ)」
ごろん、と真ん中から滑り出した球は緩やかなカーブを描きつつ左の方へ左の方へと曲がっていく。
- 瑞希
- 「あうぅどーして左いくかなぁ」
そして、左のガーターすれすれに転がるが球は落ちない。そのまま滑るように転がっていき…ピンの手前近くで急激なカーブで右に曲がり…そして、そのままピンにかすりもせず右のガーターに吸い込まれるように落ちる(笑)
- 瑞希
- 「なによぉぉどーして急に右に曲がるのよぉぉ」
- 三本柱
- 「いやぁ瑞希さん、相変わらずすごいですねぇ」
- 工藤
- 「ほんと、目のさめるような投球ですね」
- 瑞希
- 「うー」
- 三本柱
- 「もうここまでくると魔球と呼べるん域に達してるんじゃな
-
- いでしょうか」
- 瑞希
- 「むー」
- 工藤
- 「いやぁ、あたかも、レーンが曲がっているかのような錯覚
-
- を覚える曲がりかたですよね」
- 瑞希
- 「だぁぁ」
- 浦島
- 「これを制御できたら、プロボウラーになれるんじゃないか。
-
- 斎藤」
- 瑞希
- 「なによっ、なによ、なによぅ、みんなして私の事馬鹿にし
-
- てぇ」
- 三本柱
- 「いやぁ、ここまで来ると逆に感心します」
- 浦島
- 「常人にできる真似じゃないな」
- 工藤
- 「技ですね、これは」
- 瑞希
- 「ひどいわぁっ、よけーなお世話よぉっ」
そして、翌日ベーカリーにて。
- 瑞希
- 「特訓よ」
- フラナ
- 「はぁ」
- 本宮
- 「いきなりなんですか、瑞希さん」
- 佐古田
- 「じゃじゃじゃん(なぜに〜の音色)」
- 瑞希
- 「いいからっ、これからボーリングの特訓するのよっ」
- 本宮
- 「ボーリング?」
- 佐古田
- 「じゃぎぃぃぃぃぃぃん(俺はできないぞぉの音色)」
- フラナ
- 「またかぁ(瑞希ねーちゃん、ボーリングは全然だめなんだ
-
- よねぇ)」
- 瑞希
- 「そうよっ、ぜぇったいにうまくなってやるわっ。見てなさ
-
- いよ、あいつらぁ、今にぎゃふんと言わせてやるんだからっ」
- フラナ
- (悪の女幹部みたいだよ、瑞希ねーちゃん)
- 本宮
- (ぎゃふんて…今時言いませんよ、瑞希さん)
- 佐古田
- 「チャラララン(ファイト・オーの音色)」
燃えてる瑞希、あきらめ顔のフラナと本宮。
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