エピソード472『ありふれてない日常』


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エピソード472『ありふれてない日常』

これは津久見神羅の非日常を綴ったものである。

起床 6:00

目覚まし
「ペーペポペーペーポー(←目覚ましの音)」
神羅
「うぅむ。毎度ながら朝はきついのぉ」
爺さん
「(下から)さっさと起きて飯を作らんか〜い」
神羅
「(何故にワシより1時間早く起きるのに作ろうとせん のだ?)」

制服に着替えて台所に降りる。

神羅
「おはようです」
爺さん
「ご苦労。
ところで今日は早く帰ってこいな。本殿の掃除が待っておるから」
神羅
「へいへい」

朝食を食べて登校する。

学校 12:30

普通の高校生には楽しい一時。

神羅
「(はぅわ! 弁当を作るのを忘れてしもた。まあええか)」
友人S
「なあ、津久見。お前今日の放課後暇か?」
神羅
「んにゃ」
友人S
「そうか。いいブツ(*1) が入ったんだが」
神羅
「すまんのぉ。また今度ということで」
友人S
「そうしよう」
(*1)ブツ
近頃密かにはやりつつある「マジック」のカードのこと。

放課後 16:00

部活に行かず即帰還。

爺さん
「遅いではないか」
神羅
「これも浮き世(*2) のせいや」
爺さん
「では早速本殿の床拭きと蔵の本の整理な」
神羅
「それなら、夕飯はそっちの担当やな」
爺さん
「良かろう。ギブアンドテイクじゃ」
(*2)浮き世
無常ではかないこの世。いわゆる古語。 神羅はしばしばこういう古語を会話に入れる。

夜中 23:00

自分の部屋にて

神羅
「やっぱ、ワシは普通じゃないんやろかなぁ……。
部活もせんと神社の手伝いして」

そんなこんなで約2時間後

神羅
「ほぇ! もうこんな時間やん。寝よう。うん、そうしよ う」



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