紘一郎の下宿先のアパートにて
- 紘一郎
- 「ん〜……(カレンダーを見ている)」
- すーちゃん
- 「どうかしたの? 紘ちゃん(パタパタ)」
- 紘一郎
- 「今日あたり姉ちゃんが帰ってくるんじゃなかった?」
- すーちゃん
- 「確かそうだったと思うけど……」
- 紘一郎
- 「現在5:30……ということは食ってくるか、自宅へ直で帰っ
て食うかだけど、この場合はどっちかっていうと食べてくる方かなぁ」
- すーちゃん
- 「でも金を浮かせにこっちにくるんじゃない(笑)」
- 紘一郎
- 「うーん。その可能性もあるね(^^;」
- すーちゃん
- 「そういや何処に行っているんだっけ、東京?」
- 紘一郎
- 「いや神奈川だったと思う」
- すーちゃん
- 「まあそれはいいけど、今晩のめにぅはどうなっているの」
- 紘一郎
- 「ちょいとまてい(冷蔵庫の中を見る)」
- すーちゃん
- 「なんかあるー?」
- 紘一郎
- 「……この感じじゃあカレーかなぁ」
- すーちゃん
- 「そんじゃあ食器とか出しとくねぇ」
- 紘一郎
- 「一応3人分ね」
- すーちゃん
- 「はいなっ」
以後紘一郎キッチンで忙しそうに準備を始める
- すーちゃん
- 「(30分経過)……紘ちゃ〜ん。何か手伝うことな〜い?」
- 紘一郎
- 「いんやもうすぐ出来るから、もうちょっと待ってね」
- すーちゃん
- 「はぁい(^^)」
ぴんぽぉぉん。
- 直紀
- 「(ガチャ)ただいま〜」
- すーちゃん
- 「おかえりぃー(^^)」
- 紘一郎
- 「姉ちゃん、夕飯食ってきた?」
- 直紀
- 「まだだけど……こっ、この匂いは!」
- 紘一郎
- 「カレーだけど?」
- 直紀
- 「……」
- すーちゃん
- 「直ちゃん? 顔色悪いよ。どーしたのぉ」
- 直紀
- 「やっぱ帰る」
- 紘一郎
- 「遠慮しなくてもいいって、ちゃんと3人分作ってあるし」
- 直紀
- 「いや、あのね……」
- すーちゃん
- 「(聞いて無い) 一晩寝かせてあるからまろやかだよぉ」
- 直紀
- 「ええぃ! 最近はカレーしか食ってないんだい」
- 紘一郎
- 「……」
- すーちゃん
- 「……」
- 2人
- 「貧しいね」
- 直紀
- 「2人していうなぁ〜(泣)」
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