エピソード495『だるすっ!』


目次


エピソード495『だるすっ!』

登場人物

斎藤瑞希
ちょっとデンジャラスなお姉さん
三本柱登
最近アンニュイになってる瑞希の同僚
工藤悟
瑞希の同僚、瑞希・三本柱より年下

本編

社内開発中……相変わらず進んでいない……

瑞希
「はぁぁぁぁ」
三本柱
「ふぅぅぅぅ」
工藤
「嫌になってきますね……もう」
瑞希
「ねぇ……なんかさぁ……こうしてるとさぁ、 システム みぃんなぶっ壊すプログラム作ってやるぅっ! ……とか思わない」
三本柱
「どんなもんですか……それは……」
瑞希
「こう、ユーザーパスワードに『ダルス』とかいれるとす べてのシステムが一気に崩壊する! とかさ」
三本柱
「日付が2000年になった瞬間に、突然、モニターいっぱい に『バベル』の文字が出てきて、すべての端末が操作不能になるとか」
瑞希
「そぉそぉそぉっ、それいいっ! ……できない相談じゃ ないと思わない?」
三本柱
「いやぁ、ロマンですね……」
工藤
「あの……二人とも……不穏な発言はやめてくださいよ…… 本気に思われますよ」
瑞希
「そうよね……資料がないわよね……」
三本柱
「くっくっく……」
工藤
「……あのぉ……目がまぢですよ、二人とも……」
瑞希
「(ぱたぱた) なーによぉ、冗談に決まってるじゃない」
三本柱
「所詮ははかない夢だ。……さ、続きやるか……」
工藤
「……は、ははは……なんか……この先、不安……」



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