エピソード524『たまに会ってもこんなもんだ』


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エピソード524『たまに会ってもこんなもんだ』

いつもほのぼのパン屋さんの、いつもの日常の風景。

夏和流
「(からんからん) おひさしぶりでーす」
みのる
「失礼します」
観楠
「夏和流君に、みのる君。いらっしゃい(笑顔) 久しぶり だね。どうしたの?」
夏和流
「(虚ろに笑い) ふ……中間試験があっただけです……」
観楠
「なるほどね(笑)」
夏和流
「(虚ろなまま) 『試験』を『真剣』にやっていたんです」
一同
(ぴきぃぃぃぃぃぃん)
みのる
「だまっていろ(ざく)」
夏和流
「ぉぉぉぉぉぅ!(頭を抱えてごろごろ)」
観楠
「まあ、元気そーで何より……はは(^^;」
夏和流
「まあそれはそれとして」
みのる
「……おもったより復活が早いな」
観楠
「そーだね。 もうちょっと寝ていてくれたほーがいいか も……」
みのる
「もう一度斬りましょうか」
夏和流
「あ、あはははは(カラ笑い) そ、それよりえーと、新し く入ってきた方もいらっしゃるよーで(^^;」
観楠
「え? ああ、そうだね」
夏和流
「できれば紹介してもらえると嬉しいかなっと(笑)」
みのる
(ごまかされたか……)

からからん。

「すいません店長、パンの耳とっといてくれました?」
観楠
「はいはい(^^;; 相変わらずだねぇ」
「後二日でバイト料が入るんですけどね。貧乏には慣れま した」
夏和流
「貧乏とかけて、電池の切れかかったチャイムと解く」
観楠
「そのこころは?」
夏和流
「『ビンボー、ビンボー』」

ぴっっっきいぃぃぃぃん。

みのる
「(無言でぐっさり) ご迷惑をお掛けしました(ため息)」
「(パンの耳をくわえたまま固まっている)」



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