エピソード『ちいさきもの』


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エピソード『ちいさきもの』

徳美
「ふんふーん(上機嫌)さぁって、お洗濯終わりっと!
……あら?」
何故か洗濯バサミを数え始める。

徳美
「足りない??ねえ、あなた達知らない?」
ざわざわと洗濯バサミたちが話し出す。その中で一人(?)の洗濯バサミが話しかける。

洗濯バサミ
「徳美ぃ。あのねこないだから、はの18番が見当たらないの
それから、ろの35番も……他のとこで元気にやってるのかなぁ
あの子達(遠い目)」
徳美
「そんなはずないわ、あのこ達はこの洗濯竿以外に使ってないし
寿命のはずもないわ……どうしたのかしら(心配)」
洗濯竿
「徳美、ワシも最近ボケてきたんで記憶が曖昧なんじゃが……
こないだから猫が洗濯物置き場に入り浸たってるようだが」
徳美
「猫?気付かなかったなぁ」
洗濯バサミ
「徳美ぃ(ぐすっ)あたしも、はの18番達みたいに急に
どっかにやられちゃうのかなぁ。そんなの嫌だよぉ」
徳美
「……心配しないで。(やさしく撫でる)



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